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狼は九夜山に吼える?
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眼鏡をかけた綾花が、分厚い本をぱらぱらと捲る。目に飛び込んできたのは旧仮名遣いの文章であったが、彼女のろっこん『読破』によってすらり、と内容が理解できた。
「これは、旧約聖書……ですね」
綾花はそれを本棚らしき場所に戻し、もう一冊手にする。それも同じ内容であると知った彼女はこの場にある多くの本が旧約聖書なのではないかと推理する。
(書庫の本を少し持ってきてもらうか、私が書庫に向かうべきでしょう)
本には何も情報が無いのでは? と予想した綾花は散らばった紙を拾い上げ、同時に聖水ではないかと睨んだ瓶も回収する。そして散らばった紙はページ数ごとに並べた。
「これ、数字順に並べたの?」
「はい。このほうが調べやすいかと思いまして」
紫の問いに綾花はにこり、とわらう。紫が礼を述べ、ろっこんを使うと、その書物には面白い事が書いてあった。
影の魔物は、呪いの具現。
天狼族の光か、儀式による月光でなければ完全に倒す事は出来ない。
あるいは……その光と同様の優しくも清らかな光を持つ者でなければ。
「なかなか面白事が書いてあるわね。もしかしたら……」
紫は、一つ頷き、もう少しろっこんを使って解読を進める。と、……彼女の脳裏に1つの情報が飛び込んできた。その瞬間、紫は自然と手を握り締めていた。
魔物の張る結界は清らかな水で解かれるだろう。
(これって、さっきの紙に書いてあった聖水の事かしら? 井戸の場所さえわかれば……)
紫は無造作に空き瓶を拾い上げると、ほこりを払う。そうしつつ別の場所へ探索に出た人たちに井戸のありかを託そうと考えた。
他に手がかりになるような情報はないか、と思ったとき。一枚の紙が目に付いた。それを拾い上げてろっこんを使った途端、紫は思わず息を飲んだ。
影の魔物は、呪いでし(以後何故か読み取れない)
理由は解らないが、それ以上読み取る事が出来なかった。ただ、物凄く嫌な予感がした。
一方、
春賀 幽
はというと、彼なりに儀式をやってみるべく材料を集めていた。
「これとか使える、かも」
そう言って硝子の破片やカラスの羽、ペンダントやネックレスなどの光物を集める。儀式が出来るスペースも確保してある。
(これもあるから、威力の底上げになってほしいな)
そっと懐を押さえる。そこには、お札の束が入っているのだ。それを使うつもりらしい。儀式を行うのは、一通り調査が終わった後である。
「これとかも使える? さっき拾ったんだけど?」
「これも必要なら……」
ねむるとブリジットが幾つか硝子の破片やアクセサリーを持って来てくれた。それらを受け取り、幽は微笑む。
「ありがとう。これぐらいの量があれば多分足りると思う」
彼は儀式を成功させようと心に誓いながらそう言った。
集められた情報をノートに記しながら、修は脳裏で推理をめぐらせた。
(恐らく、この周辺に井戸がある。その水を瓶に詰めて聖水にし、結界にかけたら脱出になるのかもしれない。しかし、ライメイさんの居場所はわからないな。どうしたら助けられるか……)
1人辺りを見渡していると、ねむるから齎された情報を思い出す。僅かな影から聞こえた狼のような声。
(やはり、影の中に……)
修はツムジが礼拝堂を出る前、幾つか色々と確認していた。その時のことを思い出す。
『この荷物は、朱雀族の女官さんにやってもらいました。……父さんと食べてって。そして、無事に戻ってってお願いしていました』
ツムジは少し寂しげにそう言った。そして、あの魔物についてツムジはぽつり、と『呪いの具現としか父から教わっていません』と申し訳無さそうに言っていた。だが、修の脳裏に一番引っかかっていたのは、ツムジが躊躇いがちに言ったこの言葉だった。
――今の天狼の中で一番強い光を呼べるのは……――
「天狼族って言うぐらいだし、もしかしたら光を放てるのかもしれないね」
不意に、声がする。その主は、様子を見に来たであろう幽だった。修は思い出していたツムジの言葉と幽の言葉が重なり、目を見開く。
「ど、どうしたの?!」
「礼拝堂以外は、いまどれぐらい明るいのかな……」
「どうだろう? まだ調査報告があがっていないし、わからないねぇ」
修はその言葉に苦笑し、「ちょっと行ってくる」と幽に言って歩き出す。その先にはねむると綾花が待っていた。そして、彼らもまた礼拝堂を後にする。目指すは、書庫だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月19日
参加申し込みの期限
2016年03月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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