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その日は繰り返す
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【4】殺意は繰り返す
寝子高一年の
八神 修
は、部活などで学校に来ている生徒たちに、篠崎 悠香について話を聞いて回っていた。
というのも、彼もまた同じ日が繰り返す、この奇妙な現象に巻き込まれていたからだ。
彼も一度は自分のその日の行動をたどり、その結果、例の廃線へとたどり着いた。
廃線そのものに変わったところはなかったが、その北にある森の崖で事故死した寝子高生がいるという点が、彼は気になった。
生徒の名前と学年は事故死を報じる記事に載っていたので、それを手がかりに、彼は校内で調査を開始した、というわけだった。
その調査の途中。
「じゃあ、篠崎って子は、廃墟とかが好きで、そういう写真をよく撮っていたのね?」
修は、写真部の部室前で、部員らしい女子生徒にそう問いかける、大柄な男子生徒に出くわした。
(……俺以外にも、篠崎のことを調べている人間が、いるのか?)
思わず眉をひそめて、様子を伺う。
実はこの男子生徒――
尾鎌 蛇那伊
もまた、彼と同じ境遇にいた。
ただ、違っていたのは彼の場合、廃線の近くで春彦と同じく、頭痛と共に脳内に広がった映像を見ていたことだ。
その映像の中でも、最後に現れる事故死の記事は、彼に強い印象を残した。
(ループを解く鍵は、あの映像にありそうだけど……もしかして、事故を防げばいいのかしら?)
そう考えて、映像の内容を鮮明に思い出すと共に、それを元にあの付近に関するものや、被害者の情報を集めていたのだった。
ちなみに、彼が被害者の悠香のことを尋ねて回ったのも、もしも普段からあの廃線やその北にある森によく行っているのなら、どのあたりから落ちたのか、ヒントになるかもしれないと考えたためだった。
だが、女子生徒はそこまで詳しいことは、知らないようだった。
礼を言って部室前を離れる彼に、修が声をかけた。
「もしかして、同じ日が繰り返す現象に巻き込まれた人間か?」
「……君も、そうなの?」
ふり返った蛇那伊は、軽く目を見張って問い返す。
「……どうやら、仲間のようだな」
修は小さく肩をすくめると、「できれば、情報を共有したいな。その方が効率的だ」と告げる。
「そうね、いいわ」
蛇那伊もうなずき、二人は部室棟の脇の人気のない場所へと移動した。
そこで彼らは、互いが調べたことを話す。
「篠崎には、クラスも部活も、寮の部屋も一緒の、島田 かなえという親友がいるらしい」
「ええ、アタシもその人のことは、聞いたわ。……とても仲が良かったそうよ。そして、その島田って子が、アタシが見た映像に現れた、もう一人の少女なのよ」
修の言葉にうなずき、蛇那伊は自分が見た映像のことを話したあと、言った。
「二人と同じ一組の生徒で、たまたま一緒に写真を撮った子がいて、見せてもらったの。間違いなく、もう一人の少女だったわ」
「つまり、篠崎の死に島田が関係している可能性がある、ということか」
考え込みながら、修は呟く。そして、ふと顔を上げた。
「あの廃線に、行ってみないか? あそこで待っていれば、いずれ篠崎が来るはずだ。そのあとをつければ、実際に何が起こったのかも、わかるはずだ」
「……そうね。映像を元に情報を集めるばかりで、肝心のところを忘れていたわ」
修の提案に、蛇那伊もうなずく。
そうして、二人もまた、『事故死』の真相を知るのだった。
+ + +
八日目の朝。
春彦は食堂へと向かいながら、同じ寮なんだし悠香たちに声をかけて見るか……などと考えていた。
(ケド、いきなり声かけても変だよな……)
どうやって声をかけようか、思案していたところが、食堂の出入口で当の悠香にぶつかられてしまった。
「あ、悪ぃ!」
思わず謝る彼に、「こっちこそ、ごめんなさい」と悠香も謝る。
「私が悠香に声かけたせいね、ごめんなさい」
横からフォローするかなえに、春彦は軽く目を見張った。
「仲いいんだな」
思わず言った言葉に、悠香はうれしそうに笑う。
「ええ、だって私たち、親友だもの。ね、かなえ」
「ええ」
かなえもうなずいて、笑う。
それを見て、春彦は少しだけ複雑な気分になった。
かなえの笑顔は、嘘には見えなかった。
(なんであんなコトになったんだ? どーにか仲直りさせてぇな)
改めて、決意する彼だった。
それから、春彦と武道――それに、現象に巻き込まれた面々と、この二人から原因が悠香とかなえらしいと聞いた利平の三人は、夕方のあの時刻になると廃線の北の森に向かい、かなえを止める試みを繰り返した。
ある時は武道が明るく二人に声をかけ、ある時は春彦が一方を引き留め、ある時は利平が渾身のダジャレを放った。
「和尚が二人で、おしょうがツー!」
ドヤ顔の利平に、しかし、かなえはただ冷たい視線を送るのみだ。
もっとも、利平の方もへこたれない。
「自然薯……一緒に食うか?」
と今度は、焼き立ての自然薯を取り出してみせる。
それでも、彼女の気持ちを変えることは、できなかった。
その三人に、和穂と彰尋、倫理子、七星の四人も合流し、共にかなえを止めようと苦心した。
だが、誰の働きかけも功を奏さず、かなえの憎しみと殺意に凝り固まった心をほぐすことは、一向にできないままだった。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月06日
参加申し込みの期限
2016年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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