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【大晦日】シーサイドタウンでカウントダウン☆
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●たいせつな人と
音羽 紫鶴
は、許嫁である
藤音 鈴桜
と共に年越しを外ですることになった。
「わーい、今年はお外で年越しできる!」
鈴桜は無邪気にはしゃいでいる。
さすがに子供同士二人きりでの年越しは問題があるため、送迎の車がついてくることにはなっているが、非日常に胸が高鳴るのは事実。
シーサイドタウンに車が近づくと、窓から大観覧車が見える。
「だいぶ派手にライトアップされてるね。気分がわくわくする……な」
うつらうつらと隣で船をこいでいる鈴桜に、紫鶴はくすりと笑いをこぼす。
ハッと目を開いた鈴桜は黙って紫鶴が指さす方を見る。
「観覧車きれー!」
「ね」
「ライトアップはテレビとかでしか見れなかったしなぁ」
いいなぁ、と呟く彼女に、提案する。
「なかなか見れないからね、折角だから見ないか」
「うんっ」
車を止めさせて、二人は町へと降り立つ。
はぐれないように鈴桜は紫鶴の服の裾を掴み、大道芸を見て歩いた。
「凄いね!」
ジャグリングは一体どうやってボウリングのピンを投げてるのか、いくらみても鈴桜にはわからない。
「面白いな」
少し歩いていくと、ストリートミュージシャンが透き通る声で歌を披露していた。
「綺麗な声だね」
興味のあるものに巡り合うと素直にはしゃいで紫鶴に報告する鈴桜が微笑ましくて、紫鶴は頬を綻ばせる。
とはいえ、ずっとここにいるわけにもいかない。年が明けて大道芸人も引いてきたころ、二人は車へと戻った。エノコロ岬で、初日の出を見る約束だったのだ。
車に乗るとすぐ、鈴桜はうとうととし始めてしまった。はしゃぎすぎて疲れたのと、夜更かしに慣れていないのとでふらふらの鈴桜に優しく紫鶴は笑いかける。
(まだ小学生だしね……)
「着いたら起こすから少しお休み」
優しく言われると、無意識のうちに鈴桜はその体を紫鶴の肩に預ける。
(ほんとは……起きててお話したかったんだけど)
……すぅ。
規則正しい寝息が聞こえてきて、紫鶴は支えるようにその肩を抱いた。
――こういう子供らしい一面をみせる鈴桜が少し羨ましくも感じてしまう。
(僕はだいぶ子供らしくないみたいだからね)
誰にも見られていないからと、紫鶴は自嘲の笑みを零した。
「着いたよ」
ややしばらくして紫鶴は鈴桜を揺り起こす。車から降りると、白み始めた空に冷たい空気。初めての環境に鈴桜は興奮した様子で言う。
「どうしよう、凄いドキドキするよ! 初日の出見るの、はじめてなんだ!」
それも、外で。
毎年年末年始は家で過ごして、年始から挨拶に来る人にご挨拶するために、年を越したら早く眠らないといけなかった彼女には、全てが初めてだらけだ。車の中で眠っていたから、目はパッチリさえている。日の出見る準備は、万端だ。
「鈴桜」
紫鶴に優しく名前を呼ばれ、鈴桜は人目の付かないところに移動する紫鶴についていった。紫鶴は、とん、とん、とん、と地面を三度右足でたたく。
その背にふわりと鶴の翼が広がるのを感じ、紫鶴は鈴桜の手を取った。
「いい?」
次に何が起こるのかをすぐに悟り、鈴桜は頷く。
「いいよ」
鈴桜の返事を聞くと、紫鶴は鈴桜を横抱きにし、ふわりと空に舞い上がった。
人目につくとこの力は薄れてしまう。
決して人の目に触れないよう注意しながら、二人は日の出を待った。
「実はね、私もみんなと違った特別な所で見れたら嬉しいなって思ってたんだ」
紫鶴の首に腕を回し、小さな声で鈴桜は告げる。紫鶴は頷き、東の空をじっと見つめた。少しずつ、少しずつ太陽が顔を出してくる。
ゆっくりとゆっくりと日が差し込む光景。
まばゆい金色の光に、紫鶴は目を細めた。
「わぁ……素敵」
言葉を失うほどの美しさ。鈴桜がそういうのとほぼ同時に、紫鶴も呟く。
「綺麗だ」
ね、と顔を見合わせる二人。
同じ景色、同じ風、同じ色。きっと二人は、同じ気持ちを共有している。
そのことにほうっと胸の奥が温かくなっていく。
「あけましておめでとう」
美しい金の光を浴びる大切な許嫁は、大きく頷く。二人を包む光が眩しくて、紫鶴は目を細めながらこう続けた。
「今年もよろしく頼むよ」
「あけましておめでとう、紫鶴。こちらこそ今年も宜しくね!」
新年の清らかな光の中で交わす挨拶。
今年も、これからも、ずっとよろしく――そんな思いを込めて。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月08日
参加申し込みの期限
2016年03月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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