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漆黒の進撃・桜花寮篭城戦!
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彼が運搬をしている時、円は結界の外に出、魔物とのコンタクトを測ろうとしていた。円は襲い掛かってこようとする敵の視線に晒されながらも語りかける。
「この間、君たちの仲間と会った時、月の民と友たちだと言ったよ。けど、月の民側の事情だけ聞いて物事を判断したくなかった」
円の言葉に、魔物は何も答えない。だが、円は言葉を続けた。
「君達は、呪いを意図的につけられる事ができるなら、なんで最初からやらなかったのか、とか色々知りたい事がでてきて、君達の事を知らないといけないって気がしたんだ」
円がそこまで言い切ったとき、影の魔物たちは僅かに遠巻きに彼女を囲んでいた。だが、次の瞬間、その中の一体が円へと襲い掛かる。
「うわぁ!」
下がった円の背筋に、冷たい汗が流れる。
(ボク、もしかしてまずいことをやっちゃったかな……?)
円がそう思った次の瞬間、いっせいに魔物が襲い掛かってきた。円は手早くフラッシュライトで頭を照らしてから聖水を投げつけ、怯んだところでダッシュする。聖水を少しでも浴びた魔物は一気に力を失い、身動きが取れなくなる。
円はその隙に寮へと走る。魔物からの攻撃は、届きそうで届かない。どうやら彼女のろっこん『ブレイブハート』によってぎりぎり免れているらしい。
「! 桜庭!!」
サキリがろっこん『斬空赤刃』で転移して魔物との間に立ち、スマートフォンでフラッシュ! 魔物たちは怯み、一部が霧散していく。それを確認せず円へ向き直る。
「ありがと!」
円がそう言った時、背中に灼熱のような痛みを覚えた。サキリが叫ぶ。だが、何と言っているのかわからない。
(……!?)
全身が焼けるように熱い。円は身悶えながらも脳裏に流れてくる映像から意識が離せなかった。様々な男女が恋に破れ、もしくは伝えられぬまま一人寂しく死に、その遺体が霧散して、魔物へと変化する様が次々に流れていく。
(つまり、あの魔物って……)
円がその答えに行き着いたとき、強い眼差しが円を貫いていた。それはとても青く、美しく、冷たくも悲しい眼差しだった。
「桜庭、しっかりしろ!」
影の魔物から逃れようと、円を抱えたサキリは何度も『斬空赤刃』を使って逃れ、なるだけ無駄な戦いを避けようとする。だが、次々に魔物は襲いかかってくる。彼は、ろっこんの進化能力を使って魔物を切りつけ、血路を開いて転移した。
「桜庭!」
「ははっ、ボク、ドジっちゃった……」
サキリに抱えられた円が笑う。傷が痛むのか、その額に脂汗を浮かばせながらも、円は次の一手を考える。だが、それでも魔物の攻撃はやまない。
サキリは円を治癒してもらうべく、必死に走る。円は傷が痛むのを堪えてフラッシュライトのスイッチを入れてみる。眩い光に魔物たちは怯み、漸く逃れることが出来た。だが、サキリもあちこち傷つき、ろっこんの多用もあって肩で息をし、膝を付いた。
サキリは痛む体を押さえて治癒能力を持つ美咲紀を呼び寄せた。美咲紀は傷ついた2人に驚き、表情を曇らせて舞を舞う。持ってきていた花を手にして舞う事で、彼女のろっこん『舞花の祈り』は発動する。
「2人とも、今、治療しますから!」
ふわり、とした風が円とサキリを包む。だが、そこで気づいたのは、円のサキリの体に黒い痣が浮かび上がる瞬間。美咲紀は息を飲んだ。
「無事か?」
巧が駆け寄り、2人の様子に息を飲む。彼は深いため息を吐いて円と向かい合った。
「……無茶するんやない。もし何かあったらと思うと……」
「ごめんなさい、サキリくん、先生、美咲紀ちゃん」
円は僅かに泣きそうになりながらも、2人に謝る。そして、巧はサキリと美咲紀も心配し、3人ともよく休むように、と言った。
「桜庭さんと、デイジーカッターさんのそれ、どうしたん?」
「影の魔物に傷つけられたら、こんな風に……」
サキリの言葉に、巧は僅かに表情を曇らせる。彼も影の魔物に傷つけられた事があるが、その時はこのような文様など浮かばなかった。恐らく、記士郎もそうだろう。
「なんだろ? なんか、前に会った時より力が強くなってる気がするんだ」
襲撃を受けた円が、九夜山での出来事を思い出し、美咲紀は「うーん……」と唸る。
「もしかして、それだけ『今回は』影の魔物の力が強まっている、という事です?」
彼女の言葉に、サキリたちは表情を曇らせた。
そして、サキリはこの時……妙な手ごたえを思い出す。『斬空赤刃』の進化能力を使った時、魔物が音もなく倒せた事を。
(なんかこう……軽く倒せた?)
その理由を、彼はつかめなかった。
<女子寮>
黒依 アリーセ
は行灯の皿に油を注ぎながら、寮の明かりに目を配った。どうにか灯りを絶やさずにいる事は可能そうだ、と思いながら行灯の整備をする。この先、何が起こるかは未知数である。用心に越した事は無い。
作業を進めながら、アリーセの脳裏に浮かんだのは、傷だらけになったサキリから聞いた、魔物との交戦だった。
「桜庭さんたち、大丈夫かしら……」
不安に思いながらも、アリーセは蛍光灯やら灯りの準備を進めていく。けれども、円のことは気がかりだった。
スマホで呼びかけると、円はどうにか大丈夫、と言っていた。それでも、気になる物は気になるのだ。
アリーセが思わずため息を付いていると、紫が水出しのお茶を入れてくれた。それを受け取るとゆっくり飲み干し、再び作業を始めるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
狼は九夜山に吼える?
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月12日
参加申し込みの期限
2016年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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