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漆黒の進撃・桜花寮篭城戦!
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3日目:午前
<男子寮>
「運搬って言えば堂々と女子寮に入っていけるのってすばらしいわぁ」
そんな事を言いながら、
須藤 清一郎
は女子寮へと歩いていた。幸い光の番をしていた夏夜(
恵御納 夏朝
)や
尾鎌 蛇那伊
の気配りにより橋の焚き火も廃材が追加されている。
一見彼は手ぶらに見えるが、それは彼のろっこん『自分だけの倉庫』を使い異空間に物資を入れているからである。
互いに、互いが不足している物を補い合っている状況故に、運搬と言う役目はとても重要だった。
八神 修
と
骨削 瓢
によって橋が作られ、
サキリ・デイジーカッター
により運ばれた物は確かに双方の生存力を高めていた。
「ほな、気張ってこか!」
そう言いながらも、清一郎は入手した水入りペットボトルを手にしながら考える。
(この間の聖水、効いたらしいな。なら、はったりに使えるやろ)
と、橋を渡っている最中で火が消えたのだろうか、魔物が迫るような気がした。
「ほな、さっそく頼むで!」
ペットボトルの水を見せるだけで、魔物は警戒心を強める。清一郎自身も勘が鋭くなっており、魔物の襲来をするり、とかわしていた。
(正直、野郎が傷つこうが別に構わん。だが、女性陣のだれかが怪我したり泣いたりするんは嫌やからな)
巧みな足捌きでかわしきった清一郎は無事に物資を運ぶ事が出来たのだった。
その様子を見、
骨削 瓢
はにぃ、と楽しそうに笑った。彼はこの3日間、ほぼ外で行動し影の魔物について調べていた。食べる事は叶わなかったものの、何度か接触する事で、気になる事に対し確証を得れそうな気がした。
(本当に、こいつらの正体がそれならば……)
瓢は僅かに顔を顰める。何度か接触しているうちに負傷していたらしい。よく見れば、首や手足に黒い文様が浮かんでいる。
「どうりで妙に腕とか重いはずだねぃ?」
瓢が僅かに苦々しい表情を浮かべていると、物資を運び終え男子寮に戻る清一郎と出くわした。
「なんや、顔色わるいで。ちゃんと食べたか?」
「食べるのはこれからでさ」
そんな会話をかわし、瓢はとりあえず何か口にする事に。そして、女子寮にて乾パンを貰う……前に、アリーセのろっこん『歌姫の血』よって傷の手当てを受けたのだった。
八神 修
はその頃、光の番として男子寮の屋上にあった焚き火に燃料を足していた。燃やしているのは古い雑誌や新聞である。
よく燃えているのを確認した修は、額に浮かんだ汗を拭い、屋上から下へ降りた。次に向かうのは地下室。
天動 記士郎
によって修理された発電機がある場所である。
「敵対者がいたなら、おもいっきり殴ってもらうと思ったが……」
とくに以上もなく、
椿 美咲紀
が配電盤近くに設置したデジカメにも怪しい影は映っていない。修は結界が安定しているのかもしれない、と思いながら清一郎が得た情報を思い出し、物思いにふける。
(月の民と恋に落ちる事で、同じ呪いにかかる可能性……か)
そして、その呪いをかけた主は、なんのためにそのような呪いをかけたのか。修は情報が足りないな、と実感しつつスマートフォンを手にした。どうしてもライメイたちを励ましたかったのだ。彼は
恵御納 夏朝
(現在は夏夜)を通じて連絡を取った。
「……伝心能力がなくても、会話が出来る道具とは面白いな」
ライメイはつとめて明るく振舞うも、疲れが僅かにだが声に滲んでいる。
「呪いをかけた相手についてとか、その理由はまだ解らない。だけども、力になりたい。だから……」
そこから先を言おうとしたとき、ライメイが被せるように言葉を紡ぐ。
「ありがとう。君たち寝子島の住人は、やさしいんだな」
その言葉が、妙に温かくて。修はどうにかしてライメイたちを助けたい、と心から思うのだった。
<女子寮>
冬樹 闇
。一見可憐な乙女に見える少年は、1日目からなにかと綴たちを手伝っていた。というのも、九夜山にある教会(といっても異空間だったが)でのトラブルに立ち会った人物から協力を頼まれていたからである。
「異世界に四聖獣の各種王がいて、動いている。ならば、寝子島の四聖獣の神主も同じ呼ばれ動くのは自然のこと」
彼の言葉に、綴は「なるほど」と感心したように頷く。濃い灰色の髪を揺らした闇は、知人を通じて綴たちの事情と九夜山での事件について把握している事を伝えれば、雷鳴が安堵したような顔を浮かべた。
そんな闇は、その日、懐から写真を取り出し、綴に見てもらっていた。
「これ、は?」
「……友達が、取った、魔物の、写真」
訳があって声が上手く出せず、小声でしか話せないため静かな場所での会話。そこに響く、中性的な声に頷き、綴は写真を受け取った。途端に、彼は表情を険しくする。
闇の狙いは、この写真から読み取れるモノから、これまで解らないことが多かった魔物について読み解いて情報を落とすことだった。
ライメイとツムジにも写真を見てもらう。と、ツムジが僅かに頭を押さえた。
「……とても、怒ってる。すっごく、欲しい物が手に入らなかったこと、悔やんでる」
「物凄く強い負の感情と、恋慕が読み取れます。やはり、魔物の正体は……」
綴が、1人呟く。だが、闇はそれを聞き逃さなかった。どういうことか、と問うような眼差しを向けると、綴は躊躇い、代わりにライメイが口を開いた。
「影の魔物とは、長年戦ってきている。だが、正体はだれもつかめていなかった。最近になってとある憶測があってな。……もしかしたら、貴方が提供してくれた写真や、報告のあった事例で、正体がつかめるかもしれない」
その言葉に、闇は頷く。そして、綴から聞かされた憶測に、彼は表情を曇らせた。
夜半に夏夜(
恵御納 夏朝
)と光の番を交代した
仙藤 紫
は
呉井 陽太
と共に灯りのチェックを行っていた。
電気は通っているとはいえ、魔物の影響を受け切れてしまう物もある。交換できない部分は、星ランタンや別のもので代用していた。
「こっちの電池、入れ替えておいたよ~」
「私も行灯の油、追加したわ」
陽太は、きちんと照明がつくようにとスイッチ付近に魔物防止のため行灯を置いていた。三味線を弾く女性のシルエットが艶やかで、紫は素敵だな、と思いながらそれをみつめる。
(これは、結構こたえるわね)
光が切れぬよう神経を使うため、探索をしているときよりも消耗が辛い。疲れてきたからだろうか、少しうとうとしてし、ハッ、となって目覚めた。
「だいじょーぶ?」
「ええ……」
紫は水出しのハーブティーを口にし、かるく頬を叩いた。
(しっかりして、自分。できることを、きちんとしないと)
真剣な表情の紫に、陽太はつとめて朗らかに笑う。そうしつつも、彼は窓辺に兎の粘土細工『ウー君』を設置して外を警戒している。彼も消耗している筈だ、と思えばより気が引き締まる。
「三日だ。三日持ち堪えたら、命を狙われている天狼族のみんなも助かるんだよ。もう少し、頑張ろうよ」
「勿論よ。ありがとう、呉井君」
陽太の言葉に励まされ、紫は力強く頷く。彼女はハーブティーを紙コップに注ぐと、陽太にも差し出した。陽太は、礼を述べて飲み干す。
「ねぇ、何か話さない? その方が眠気も飛ぶと思うの」
「それはいいねぇ。今のところ、影の侵入も無さそうだし」
2人は気軽に会話しつつ、光の番を続ける。後数時間頑張れば、みんな助かる。そう信じながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
狼は九夜山に吼える?
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月12日
参加申し込みの期限
2016年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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