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漆黒の進撃・桜花寮篭城戦!
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1日目:午前
<女子寮>
柔和な
呉井 陽太
と大きな青い目が特徴の
黒依 アリーセ
は、共に女子寮を探索していた。陽太が手にした星ランタンのお陰で周囲は明るく、また弱まる気配もない。この光を頼りに、2人は食堂を訪れていた。
食堂の厨房へと入った2人は、早速コンロの下から食用油と割り箸を見つけ出す。
「幸先良いね。ほかにも食べ物とかあるといいんだけど……」
「それに、行灯の材料も足りませんから」
他に何かないかと奥を見ながら陽太がいい、アリーセもまた相槌を打つ。
彼女は光源を増やそうと行灯を作るつもりだ。
引き出しからマッチとタコ糸を探し出し、手にしながら、アリーセは少し前の事を思い出していた。
探索を始める前、アリーセは綴や
御剣 刀
と『光の番』についての話をしていた。丁度、刀が光の番に名乗りを上げたからである。
「その役目というのは、どのような物ですか?」
「俺も気になるな。丁度やろうと思っていたんだ。教えて欲しい」
アリーセと刀に問われ、綴は1つ頷いた。
「結界を張りたい場所の内部に、光があれば結界を発動させる事が出来ます。理想としては一箇所に集めるよりも、建物じゅうにばらしておいて、それが消えかかっていないかチェックしていただけると助かります。また、光自体は持ち歩いてもかまいません」
「光をおくのは、どこでもいいのか?」
刀が念のために確認すると、綴は「ええ」と1つ頷く。
「この建物の大きさから、10の光源と割り出しております。ですが数は多くてもかまいませんので」
綴の答えに、アリーセはがんばって行灯の材料を探そう、と心に誓ったのだった。
幸いにも食堂では食器、キッチンペーパーなど行灯の材料を見つけることが出来た。陽太も納戸から非常食用の缶詰と氷砂糖を見つけ出し、少し安堵する。
アリーセは元々友達と食べようとベリー系のドライフルーツがぎっしり詰まったパウンドケーキを持ってきていた。それを食料の足しにしてもらおうと、今は物資の中に入れていた。
「コンロ自体は使えるのでしょうか?」
使えたのならばハーブティーを入れることが出来たのだが、コンロはスイッチを捻ってもうんともすんとも言わない。どうやら使えないらしい、とそれを残念に思いながらも早速行灯作りをはじめるのだった。
「それじゃあ、他のところも回ってみるよ」
陽太は食堂以外も回ろうと行動を再開する事に。アリーセに見送られ、彼は近くの部屋から調べていく。手が届かない部分は粘土細工の兎「ウー君」を己のろっこん『CCC』で操作し、進化能力で得た視界共有をつかって役立ちそうな物を探す。
(これは……カメラ用の?)
陽太の視界に入った物体。それはカメラメーカーっぽい名前の記された電池だった。未使用っぽいな、と思いながらそれを手にする事にした。
『光の番』として、刀は集められた光源を適当に配置する。そうしながらもカーペットやシーツ、カーテンなど燃やすことの出来る物を確保しようと探す。幸い何枚かのカーテンを手にすることが出来、刀は少しほっとした。
確かに建物内部で物を燃やすのは危険ではあるが、光源がなくなる方がもっと危険だ、と刀は考えた。それを聞いた一同は話し合い、最終手段と言う事になった。
(これも役に立ってるな)
彼が手にしていたのは、異空間の教会からライメイを救出した際手にした月長石のような物だ。それは、今、ライメイの力をかり煌々と輝いている。
元々暗闇でぼんやり光る程度だったこの石だが、ライメイが力を貸せば光るのではないか、と考えたのである。狙いは見事に当たったと言う訳だ。
「さて……」
窓辺に置いた懐中電灯がまだついている事を確認した刀は人の気配を憶えて振り返った。丁度探索中だった陽太である。
「何か見つかったか?」
「うん。電池と乾パンの入った缶詰と……チョコレートが1枚かな」
刀の問いかけに陽太は実物を見せながら答える。刀は、真面目な顔でしばらく考えて僅かに頷く。
「俺達以外にも異世界の月から来た人々もいる。なるだけ多く欲しいな」
「確かにね。それに、行灯の材料も必要だし。アリーセちゃんが作ってるんだ」
それを聞き、刀は「黒依が?」と僅かに表情が明るくなる。ランタンが増える事は、やはりありがたいのだ。
2人はそれからしばらく共に歩きつつ情報を交換する。そして、刀は事情を話し、カーテンを陽太に預けるのであった。
陽太は物資が置いてある場所の奥にカーテンを置く。と、探索で得たものを仕分けしていた
小日向 つばめ
に出くわした。
「丁度いい所に。先生、カメラの電池、あります~?」
「そうねぇ、そろそろ交換しなくちゃいけないかな」
陽太はそれを聞き、すぐに電池を取り出す。と、つばめは目を丸くした。どうやら、自分が持っているカメラにちょうどいい電池らしい。
「ありがとう! たすかったよ!」
「先生、もし大丈夫だったらでいいんですけど、影が進入しそうになったら、フラッシュをたいて撃退してもらってもいいですか?」
つばめが喜ぶと、陽太が申し訳無さそうに問いかける。つばめは僅かに考えたが、1つ頷いた。
アリーセは集まった材料を元に行灯を作る。集まった材料の量で作れるのは、今のところ3つ。陽太が材料を探してきてくれる事を祈りながらも、彼女は次々と行灯と風除けへの細工を作っていた。
(出来は上々かしら)
キッチンペーパーを依ってこよりを作り、油をいれた小鉢に入れて先端を出す。それに箸とタコ糸で枠にし、外側にキッチンペーパーを張った風除け(切り絵の飾りつき)を被せれば立派な行灯のできあがりである。
「ふぅ、無駄に凝ってしまうのは芸術科の習性ね」
猫又や月の吼える狼などをあしらった行灯が出来上がると、アリーセはくすっ、と笑った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
狼は九夜山に吼える?
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年06月12日
参加申し込みの期限
2016年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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