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突然、音楽が止まった。会場がよりいっそう暗くなる。
黄昏じみた闇を払ったのは、突然噴き上がった炎だった。
炎は一度だけではない。会場のあちらこちらから、爆発音とともに炎が高く舞う。
それが仕掛けではなく、スタッフも慌てていると知れたのは、緊急アナウンスが流れたからだ。
『アクシデントが発生しました。ショーは中止です。係員の指示に――』
音声が不意に途切れ、代わりに観客席から悲鳴が上がった。炎が噴き上がったのはそれまで司会者たちがいた場所だったのだ。たった今、炎に巻かれて倒れた人影のようなものに、誰かが息をのむ声が聞こえる。
そこで、別の声が再び緊急放送を行った。
『ご来場のみなさん、どうか落ち着いてほしい。いま、不慮の事故が起きた。すまないなぁ、ちょっとやりすぎちまった!』
スポットライトが一点に集められた。まだ炎に払われていない闇の中に、誰かがいる。
凶悪な鎧を着た。紫色の顔の男だった。
『こういうのを、今じゃなんというんだっけなぁ……だがよ、魔王様の登場には、これくらいしねえと示しがつかねえんだよ!』
重低音が響いた。男が示した場所に、どす黒いオーラをまとったサンマさんが姿を現す。
『魔王様はしゃべれないが、代わりに俺が言ってやる。この島は魔王軍が支配したァ! お前らは全員、プランクトンも同じ! 死ぬまで奴隷のように扱ってやるから、光栄に思え!』
『そんなこと、させはせんぞぉ! この島は守って見せる!』
国王、
雨宮 草太郎
が、兵士たちが現れた。男と魔王がせせら笑う。男が手を上げると、観客席から突然、凶悪そうな騎士たちが飛び出してきた。王たちは逆に囲まれ、次々と殺されていく。地に伏した王が叫んだ。
『おお、誰かおらぬのか! 魔王を倒し、この島を守りし勇者はおらぬのか!』
『そんなヤツがいるものか! お前も死ぬがいい!』
男が剣を振りかぶった。
『そこまでだぁ!』
甲高い少年の声が聞こえた。炎が消え、壮大な音楽が流れ始める。
青く輝く光に照らされて、瑠樹が男の前に飛び出した。
『なに、なんだ貴様は!?』
うろたえる男に答えるかのごとく、スタジアムの巨大スクリーンに顔と情報が表示される。
――勇者リューキ。ぬいぐるみたちと心を通わせ、魔王に立ち向かう少年――
『こいつが勇者だと! しかしこんな子ども一人、何ができる』
『彼だけじゃないよ!』
雅人とフィーナが敵の騎士たちを斬りつけ、現れる。騎士マサトと姫騎士フィーナの登場に、包囲していた男たちが後退る。
そして、敵騎士の一人が派手に吹き飛んだ。双剣を手にした翠響は、新体操の要領で、舞うように剣を振るった。
『あら、あなたたちってこの程度なの?』
――ソードダンサー・ミユラ。見参!――
『おのれぇ、こうなったら俺自らが貴様らを血祭りにあげてやるわ!』
『フラグ立てちゃいましたねー。魔王以外の雑魚に用はありませんよ!』
会場をまばゆい光と、雷響が支配した。一瞬ののちに断末魔を上げて倒れる男。新たに現れたのは、魔道士の服を着た
屋敷野 梢
だ。
――魔道士コズエ。勇者に引けをとらない火力で、敵軍を薙ぎ払う――
『ま、冒険で一番の功労者といえば、一撃で雑魚を葬り去る魔道士に決まってますよね!』
マイクパフォーマンスに、魔道士ファンとおぼしき観客の声があがった。
その後も様々な勇者たちが登場し、敵の騎士たちを倒していく。
『あっはは、ボクを捕まえられるかな?』
――チェシャ猫のような魔女っ子勇者・タルト――
『捕まえるのは、オレだ!』
――辺境のカウボーイ・マモル。タルトのポニーテールに恋をした――
そんな設定のまもるが投げ縄を放るが、タルトは演出で生まれた煙の中に身を隠してしまう。
煙が消えても、タルトの姿は見当たらなかった。
代わりに出現した猫の姿に観客から拍手が起こり、まもるは『猫に変身したのか!』と今度は蹄鉄を投げ始める。
『捕まえたら、今日こそポニテをさわらせやがれ!』
しかし、蹄鉄はことごとくが避けられた。尻尾がペンキで塗れた猫に、すべてをかわされ、まもるの息が上がっていく。
『はー、はー、降参だよにゃんこたん、俺の負け……なーんてね♪』
落ち込んだ彼の肩に猫がのる。そこでまもるが頭上に合図を送った。
スクリーンに映し出された地面――に敷かれた紙――には、縄や蹄鉄で二体の雪だるまが形作られ、そこに猫が尻尾のペンキで目鼻や猫耳、カウボーイハットを描き、手を繋いだ絵が完成していた。
起こった拍手に、まもるがタルトを肩に乗せたまま、お辞儀をする。
――なるほど勇者か、面白い――
しばらくしてスクリーンが暗転、そんな文字が現れた。転瞬、魔王サンマさんがスクリーンに映し出され、文字が生み出されていく。
――だが無駄なこと。オーブがなければ我は倒せん。貴様らにチャンスをやろう。今日の日没までに、我を倒せるだけの力が得られるのか。せいぜい絶望を味わうがいい――
不吉な音を残して、スクリーンは消えた。魔王と対峙してポーズを決めていた勇者たちも、照らしていたスポットライトが消え、次に明るくなった時には、もういない。
再び観客から拍手が巻き起こった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
叶エイジャ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月05日
参加申し込みの期限
2016年02月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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