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推理ゲーム『ねこじま人狼』
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● ゲームのあとはお茶を
「うっそだろ……」
武道が口をあんぐりあけて衛を見つめる。
「狂人も偽カミングアウトだったのか?」
と、衛に人狼だと名指しされ、槍玉に上げられることになった修は、さすがに苦笑だ。
「引っ掻き回してくれたな。自分が島民だと証明のしようもないし、正直参った」
「ごめんごめん、殴り返してくれるかと思ってさ」
衛は悪戯っぽい顔でぺろっと舌を出す。
「だからさ、吊ってもいいよ、っていったじゃん!」
「吊人アピールだったんですかあれ! んも~盤面を難しくしやがってコノヤロウですよ!」
梢が衛に猫パンチする。
「ごめんごめん。でもらっかみ神様梢くんには感謝してるんだ」
「とかいいつつ私に入れてるじゃないですかー」
「指揮してくれたことに敬意を表してだよ!」
梢のぽかぽかパンチを甘んじて受けながら、衛はそれでも楽しそうだ。
「私は君の吊人アピールに思わず乗っちゃったよ」とアメがお茶をすすりながらウィンクする。
「盤面を騒がせてくれたといえばサキリさんこそ、よ」
天吏は眼帯をしていない方の目でサキリをそっと睨む。要もまた、同じような視線をサキリに向けた。
「交換、されてたのね」
要はそのことを知らなかったのだ。占い師が三人も出たので、他の人はその中に狂人がいると考えるだろう、なら自分はあえて占い師を騙らない方が島民サイドも混乱するかも、と考えて狂人のつもりで振舞っていた。実際、島民サイドは大いに混乱したのだが……まさか自分がその島民サイドに入っていようとは。これは、サキリに一本取られたというものだ。
サキリはサキリで、見えないナイフで自らの首筋をなぞる様にしながら、肩の荷が下りたと言った。
「いやはや……狂人は大変だったよ。最初は屋敷野が人狼かと思っていたんだけどね……大天使だったのか。上手く立ち回っていたじゃないか。それと斉藤さんは本当に人狼だったんだね」
狂人の立場からは、人狼が誰かは知りえない。
だから、誰とも分からぬ人狼を守って、サキリは嘘をつきつづけたのだ。
真の人狼だった智照は、汗ばんだ額を拭い、ほうっと芯から息を吐いた。
「いやあ……役割が回って来た時はどうしようかと思いましたが、まさか2/10の確率にも関わらず占い師に当てられるとは……四方堂さん、すごい引きでしたねぇ」
「そうなのよ」と真矢は握り拳を作る。
「私は最初から最後まで、ずっと真実を語ってた。のに、意外と信じてもらえないのね。ショックだわ」
「まあまあ。他のみんなが上手かったってコト」
武道が真矢を宥める。智照もまた、皆を讃えるような口ぶりで言い添える。
「そうですよ。ああいう状況だったので、私ですら当てられてなお、四方堂さんのことを本当の『占い師』か、占い師を騙る『狂人』か、『怪盗』か、と考えていましたからねえ」
「そうなの? 人に信じてもらうって、意外と大変なのね」
司法の道を目指す真矢はそう零す。証言台に立つ者の気持ちがすこし分かった気もする。
「ふふ、人に信じてもらうのも、嘘をつき続けるのも、意外と大変ということですよ。人間の多くは、疑い深く正直な生き物ですからね。さて」
とエムアは指を鳴らす。
「みなさん、言いたいことはまだまだたくさんあると思いますが、まずはお茶を淹れなおしましょう。お茶菓子もどうぞ。そして、もうしばし語らいましょう。この最後の語らいこそ、このゲームの一番面白いところではありませんか?」
――蝋燭の火が揺れる。
戸影邸のくすんでひび割れた壁に、遊び終えた人々の楽しげな影を映し出す。
もう、あのか細い、芯の燃える音は聞こえない。
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あとがき
担当マスター:
笈地 行
ファンレターはマスターページから!
楽しかったぁ! みなさん如何でしたでしょうか? 後半は胃が痛かったですか?
ずっと真実を知りつつ見守ってきたゲームマスターな私は、すっごく面白かったです。
PBWで、あの生のやりとりこそが面白い人狼ゲームを、どこまで再現できるのか。
そんな実験的なシナリオにご参加いただき、心から感謝いたします。
やってみた感触は、
上手く行った部分もあり、もうすこし調整が必要な部分もあり、と言ったところでしょうか。
ただ、面白かったので第二回目もぜひやりたいと思っています。
シナリオ完結後は、コメントページを『ゲーム後お茶会会場』としておきたいと思います。
すこしばかり最終ページでもやりましたが、ぜひゲーム後の感想などやりとりしてください。
また、幾人かからは投票の際の私信でいただいたのですが(ありがとう!)、
今後の参考にしたいので、
・ゲームしてみた感触
・配役バランスや、こんな職業を入れるともっと面白くなるのでは?的な意見
・スケジュールについて
など、ぜひコメントページやダイヤリーでお聞かせください。
ええと、それから最後に。
みなさん人狼ゲームはそこそこ遊んだことがあるようですので分かっていると思いますが、
「嘘をついたりだましたり陥れたりするゲーム」です。
ゲーム中で嘘をつかれたり騙されたり陥れられそうになったからといって、
その人が悪い人ということではないですから、恨みに思ったりしないように!
むしろ、ゲームを盛り上げてくれたので、労ってあげてください。
それではみなさんお疲れ様でした。
これをもちまして、戸影 エムアはNPCに戻ります。メッセージは受け付けられなくなります。
またいつか、エムアからの手紙が行きましたら、遊んでやってくださいね。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月08日
参加申し込みの期限
2016年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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