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トワイライト・フェアリーテイル ―鳥篭の姫―
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急:言葉の果てに
「しっかし、あの刺客たちだが、こんなところまで来たのは内通者がいるんじゃねえか?」
龍目 豪
は座敷牢の側でそう呟くと、
恵御納 夏朝
(現在は交換人格の『夏夜』)が彼を出迎えた。後から説得に来た者たちがやってきており、
仙藤 紫
と
日暮 ねむる
は今までの事を話して聞かせた。
「月の住人達の事情が、少しわかってきた気がする……」
八神 修
は内心でため息を吐きつつ扉を見つめる中、声をかけたのは豪であった。
「腹が減っては戦はできねえ。ハンガーストライキなんてあんたには似合わねえよ。やっぱ万全の体調で戦うべきだぜ」
「……戦う?」
豪の言葉に、華夜は少し驚いたような声を出す。先ほどまで感じていた悲しげな響きはなく、紫たちはいい兆候なのかもしれない、と期待する。
「確かに、珊夜さんへの意地や抗議の意志も解るわ。でも……それで死んだら本末転倒じゃないかしら。きっと珊夜さんに負い目を負わせてしまうわ」
紫がそっと声をかければ、華夜は僅かにたじろぐ。
「それはあなたの望んだことじゃないでしょう?」
「……だけど……私は……」
紫の言葉に、華夜が躊躇いがちに言葉を口にしようとする。夏夜は内心でため息を吐きながら、手を握り締めた。
「このままだと君は死ぬよ。燃えるような恋も出来ず、幸せにもなれずに。刺客を差し向けたあの馬鹿に喜ばれ『つまらない女』と哂われるだけなんじゃないか」
「!」
夏夜の言葉が聞いたのか、華夜から苦悶の声が漏れる。
「君は本当にそれで良いの? 『つまらない男』なんかの為に、人生無駄にして良いわけ?」
「そんなのは……っ!」
華夜が、弱々しくも扉を叩く。僅かな歯軋りの音、嗚咽を漏らす音が空間に響く。そこから、彼女の中で葛藤が行われている事が、ありありと感じ取れた。ねむるは「なるほど、ねぇ」と何度も頷きながらも、珊夜の気持ちや願いも感じ取っていた。
「僕は、君のお兄さんの気持ち、分からないでもないかな……。言ってなかったけど僕にも弟がいてね、どうしても心配になるし、お節介を焼きたくなっちゃうからさ」
「うん……」
華夜がしゅん、とした様子で相槌を打ち、ねむるは言葉を続ける。
「……珊夜さんとしては、やっぱり、華夜さんに、生きて欲しいって思うんじゃない?」
説得が行われる中、修は一歩下がった所にいる紅緒に声をかけた。彼にも説得に参加して欲しいと思ったからだ。
「私、ですか?」
「あぁ。その方が、効果があると思う」
修に促され、紅緒もまた扉の前に立つ。彼はどこか悲しげな表情でそこにいた。
「華夜様、どうか、どうか炎を口にし、陛下と話し合ってください。あの方はもう3日も眠っていらっしゃいませんっ! 食事も喉を通らず、どうにか炎だけで凌いでいらっしゃいます。このままだと兄妹共倒れとなり、民も不安に陥りますっ」
「う、嘘……っ?! あ、兄上が……?」
その言葉に周囲が僅かにざわつき、紅緒はその場に伏せて言葉を続ける。ゆったりめの衣装を纏っているために解りづらかったが、近くにいた修とねむるは、彼が土下座した事に気付いた。
「それだけではありません。私も、貴女さまがこんな場所で朽ちるなど嫌でございます! どうか、炎を口にしてくださいませっ!」
そう紅緒が伏して願った時、
御剣 刀
と
尾鎌 蛇那伊
に案内された珊夜が到着する。その姿を見た豪や
椿 美咲紀
、ねむるは静かに頷いた。
「不満があるならちゃんと兄さんと話し合え。あんたなら、自分の運命を切り開ける。だから、こんなトコで終わらせるな」
豪がしっかりとした眼差しできっぱりといえば、ねむるが穏やかに言葉を続ける。
「華夜さんもお兄さんの事、嫌いじゃないでしょ? もう一回面と向かってさ、華夜さんのホントの気持ち、伝えてみたら?」
その言葉に相槌を打ちながら
サキリ・デイジーカッター
は珊夜と、座敷牢の扉を見る。
「珊夜さんは華夜の意見を参考にしてお見合い相手を選ぶべきだね。華夜も、あまり選り好みし過ぎず素直になった方が良いよ」
「それに、兄妹だからお互い尊重しましょうよ」
美咲紀が窘めるようにそう言えば、紫たちの目が珊夜へと注がれる。刀と蛇那伊が僅かに微笑み、彼の背中をそっと押した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
トワイライト・フェアリーテイル ―逃げ出した姫―
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月07日
参加申し込みの期限
2016年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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