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トワイライト・フェアリーテイル ―鳥篭の姫―
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破:命と恋と
少し離れた所で、
椿 美咲紀
は傷ついた兵士を見つけていた。彼女はすかさず花を手にし、ひらり、と舞を舞った。彼女のろっこん『舞花の祈り』はこうする事で発動し、傷を癒すのだ。
徐々に気を失っていた兵士達の傷を癒し、1人また1人と目を覚ましていく。その様子にほっ、としていると兵士の一人が困惑した様子で美咲紀に話しかけてきた。
「あっ、貴女は……」
「助かってよかったです。……って、今は、それ所ではありませんっ。華夜さんを助けなくては!」
彼女が座敷牢付近での事を離すと、兵士達は息をのむ。そして、美咲紀へあらためて礼を述べると座敷牢へと向かって行った。
その途中で美咲紀は兵士たちから話を聞く。なんでも、気配がした頃には既に刺客に倒されてしまっていたそうだ。
「影から侵入とか、聞いた事がないな。この月生まれにも能力者はいるが、影をとおる能力者は聞いた事がなかった」
「伝承でいう魔物ぐらいだったからな、油断していた……」
「えっ?! そうなんですか……?」
彼らの言葉に、美咲紀はいやな予感がした。
美咲紀たちが座敷牢へ向かっている頃。修は全体を見渡した。美咲紀が回復させた兵士達が駆け付けているが、もう少し時間がかかりそうだ。蛇那伊が渡り廊下の上で刺客を相手にし、座敷牢から少し離れた所では刀と豪が戦っている。サキリは己のろっこんを使って縦横無尽に戦い、1人の朱雀族らしき若者がサキリに加勢していた。紫と夏朝は座敷牢付近にいたのが見えたが……。
(日暮の姿が見えないな)
ねむるの姿を確認できなかった修は彼を心配しながらも大体の状況を把握した。サキリによって珊夜は保護された。彼に医者などの手配もしてある。
「おまたせ」
不意に声が聞こえた。サキリである。彼は弓を手にして手を振ると修に手渡し、そのまま座敷牢の屋根へと移って行った。修はサキリが座敷牢の屋根にいる敵の頭上へと瞬間移動し、見事な飛び蹴りを見舞っていた。
(やるな)
そう感心しつつも修は弓を射る。誤射に注意しつつ地上を狙えば、刺客がのけぞった。その時、背後に気配を覚える。
「助太刀いたします、軍師殿」
「あなたは?」
「給仕の紅緒と申します」
それだけ名乗った朱雀族の若者は襲いかかってきた刺客をチャクラムで払い、修の背を守る、と態度で示した。
(ありがたいが……)
修は辺りを見渡しつつもちらり、と蛇那伊を見る。彼は屋根に飛び移ってきた刺客を仕留め、墜落させている。良く見ると、サキリのお陰か座敷牢の屋根の上に刺客はいない。
(何か座敷牢あたりであったのか……。刺客が減ったな)
ならば新たな敵が屋根に移るのを防ごうと、修は牢との間の屋根を跳躍できない規模で『分解』した。その力を見た紅緒は、僅かに目を見開いた。
――座敷牢付近。
「これはちょっと厳しい、かな?」
ねむるが相手をしているのは、座敷牢前で印を組んでいた女性である。奇襲したまではよかったが、ろっこんで眠らせる事が出来ず、逆にピンチに陥っていた。
「我らが仲間ではあるまい、若造。引かねば殺す」
「そういう訳にも、いかないんだよ」
ねむるはもう一度隙を見てろっこんを使おうかと思っていたが、相手は玄人である。なかなか隙を見せない。だが、彼が気を引いている間にも紫と夏朝(現在は夏夜)が座敷牢のドアの前へと向かう事が出来ていた。
「どけっ!」
刺客の首領だろう女性がねむるにタックルを仕掛ける。戦闘能力がないように思えた紫を狙っているとしか思えない。ねむるはすかさずペンライトで目くらましを行うと、体勢を崩した女性首領へと『In to the Sleep Act2』を発動させた。
(間一髪だった……)
鈍い音を立てて崩れる女性首領をどうにか柱に凭れさせたねむるは、彼女が持っていたロープで相手を縛りつける。紫は念のために、とその口元に猿轡を噛ませた。自害を防ぐ為である。
その様子を見ていた夏夜はため息交じりに座敷牢の扉を見上げながらシールを懐に戻す。ねむるがろっこんを発動させるのに失敗した場合、シールで体勢を崩させようと考えたからだ。
「やっとスタートラインに立てたのかな」
そんな夏夜の言葉に苦笑しつつも、紫は胸を押さえて扉を見つめる。
「兄君と喧嘩して、自分からここへ閉じこもった。……相当強情な性格でしょうね。今、無理強いをしても炎を食べてくれないかも。それに体が受け付けないかもしれないし」
確かに、早く助けたいと思うが故に焦ってしまいそうだ。それでも深呼吸をし、紫はそんな自分を落ち着かせる。
「話したいことはたくさんあるけど、ひとまず安全な所に行かなきゃ。牢屋を開けてくれるかな?」
ねむるが普段同様穏やかに声をかける。だが、華夜は何も答えない。これは長丁場になりそうだな、と3人は頷き合った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
トワイライト・フェアリーテイル ―逃げ出した姫―
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月07日
参加申し込みの期限
2016年03月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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