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【クリスマス】星ヶ丘のホーリー☆ナイト
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早川珪は早川珪である。それは、クリスマスのステッラ・デッラ・コリーナでも同じだ。
たとえ目にマスクをしていても、綾辻綾花が彼を見間違えることはない。
実際に会場で彼の姿を目にしたとき、綾花が感じたのは驚きではなく安堵だった。
会えると信じていた。それが間違いでないと判ってほっとした。
なぜって、好きな人だから。
「あの、ご一緒しても良いですか?」
綾花がおずおずと声をかけたところ、珪もすぐに気がついたようだ。
「ああ、綾辻さん。不思議なところで会うね。綾辻さんは、お婿さんを探しに来たのかい?」
決して皮肉な口調ではなかったものの、綾花も、そこには抗議しておかなくては、と思う。
「いいえ、私は……」
――珪先生に会いに来たんです。
「パーティーのスタッフさんにいきなり招待されて来たんです」
想いを口にできたらどれだけ楽だったろう。けれども、綾花は切ない胸の内を押し殺していた。
彼は教師。
自分は、生徒。
この関係は、少なくとも自分が卒業するまでは変わらないからだ。
このパーティに参加しているところからして、珪に恋人がいないことは間違いないだろう。
でも、今その恋人に立候補することは立場としてできない。
気持ちがあふれそうになり、あえて綾花は当たり障りのない話ばかり選んで口にした。学校のことや冬休みの生活、今日はアルバイトで忙しかった話など……。珪は穏やかに聞いてくれる。けれど、もっぱら聞くばかりで、どうしてこのパーティに来たのか、結婚したいと思っているのか、そんな話はしてくれない。綾花としても、質問できない。
けれど、せめて――。
「もし良ければ、イルミネーション・スペースへ行ってみませんか」
これくらいは、許してほしいと綾花は思う。
仮称『サンディ』と別れて、深縹露草はまた別のテーブルに移動した。
でも頭の中ではまだ、サンディのことを考えている。恋愛感情なのかどうかはわからないが、少なくとも楽しいひとときであったと思う。
けれど今度は!
「大学志望……ってことはちょっと年下よね……でも……」
きらりっ、と正面の女性の目が光った。比喩ではなく本当に(光源はキャンドルの灯と思われる)。
「聞いてよー!」
どんっ、と目の前の机に女性は拳を当てた。
「はい」
それでも穏やかに露草は返す。
「もうこっちは崖っぷちだってのよー!」
ずいぶんシャンパンを開けたようで、彼女(もちろん久保田美和である)の口調は乱雑になっている。
「それは……困りましたね」
それでも穏やかに、ごくごく穏やかに、露草は返す。
けれどもその内心は完全に逆だ!
――怖いデース! 今にも食べられそうデース! ヒィィィィ!?
露草は、走ってここから逃げたくなっていた。
頑張れ露草、負けるな、食われるな……露草!
「聞いてるー!?」
「聞いてマース!」
紅双葉だって、桐野正也のことをずっと気にしていた。
それは、正也が彼女のことを想う以上のものだったかもしれない。
双葉は、あの日の夢が忘れられない。
――シンデレラみたいに、一緒にきりのん先輩と踊る夢………。
小箱に秘められたハート型のサファイアのような夢、あの夢を見てからますます、彼女は正也のことを意識するようになっている。
今日、クリスマス・イブに彼に誘われて星ヶ丘に来た。
双葉の胸は高まった。もしかしたら、と思わないでもなかった。
ところが、
――結局、どういうつもりだったんでしょうか……。
一緒に歩いていて会話もそこそこだったはずなのに、なぜか二人は気がつけば、マッチメイキング・パーティーの参加者になっている。
仕方なく半仮面をつけたまま、双葉はぽつんと正也を待った。ところがまっさきに彼女の前に現れたのは、
「ヘーイ、そこの君、骨は丈夫かな? 骨のことなら任せとけ! 俺はカルシウムたっぷり! DHAも豊富だから頭も最高にクールだぜ!」
と、明らかにまともではない誘い言葉を携えたサンマさんなのであった。一応、半仮面をしているのだが、どう考えてもバレバレである。
「えっと……間に合っています。すいません」
双葉がぺこっと頭を下げると、「いいってことよ!」と快男児らしくサムアップしてサンマさんは去って行った。彼に見合う女性って、どこかにいるのだろうか……?
それはそうとして正也はどうしたのか。
――きりのん先輩のことです。どうせまた何か巻き込まれてるんでしょうねー。
やれやれとため息して、双葉は彼を探しに出かける。
正也については、じっとしてるより適当にうろうろしてるほうが、合流しやすいのを双葉は知っていた。
それほど時間はかからなかった。
「双葉ちゃん、こっちこっち!」
「きりのん先輩……」
やがて彼らは合流を果たしたのである。
抜け出そう、イルミネーション・スペースへ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月09日
参加申し込みの期限
2016年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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