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【クリスマス】シーサイドタウンのクリスマスイヴ
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●クリスマス・デート(2)●
【シーサイドアウトレット】
シーサイドタウンの海沿いにある、シーサイドアウトレット。ここは大観覧車やマリンパラダイスなどのレジャー施設と隣接していることもあって、時期を問わずいつでも、デートコースとして人気のあるスポットだ。
とりわけこの時期はクリスマスセールの開催で、国内外のファッションブランドの冬のアイテムが、大幅なプライスダウンで買える。そんなチャンスを見逃すまいと、押し寄せた買い物客で、このアウトレットは、呼吸する空気も足りなくなるような混雑っぷりだった。
そんな熱気の渦に煽られながら、けれども決して身なりが乱れることもなく。
早坂 恩
は涼しげな様子で、人を待っていた。本日の待ち合わせのお相手は、
御薗井 E セレッソ
。
恩はここ最近、彼女に対する自分の気持ちの変化を、自覚しつつある。
(いつもは2人で遊びに行っても、カフェとか行きたいところに一緒に行く……
っていう感じだったのよね。
でも、クリスマスは『セレッソちゃんと』ただ一緒にどこかに行きたくて、
思い切ってデートに誘ってみたの。
こんな気持ちで誘うのは初めてだから、ちょっとドキドキしちゃうわね……!)
「あっ、恩センパイ見つけたノ! やっと会えたノ!」
「まぁ、セレッソちゃん。そんなに走って、危ないわ……!」
ゴムまりが押し出されるように、人混みの間から転がり出てきたセレッソを、しっかり恩は受け止める。ピョコンとセレッソは、その恩の胸から顔を上げ、
「恩センパイに会いたくて走ってきたつもりだったのヨ!
でも人が多くて難しかったワ」
「まぁ、うふふ……」
とセレッソを立たせ、まじまじと改めて彼女をよく見る恩。今日のセレッソはショート丈のキュロットに縞々のハイソックスと、いつものように活発な服装だ。一見寒そうに見えるが、これから観覧車に乗るのでちゃんとコートも着て、防寒はしている。白い長めのマフラーを、三つ編みと一緒にぐるぐる巻きにしているのが、とても可愛らしかった。
「今日は観覧車とても楽しみナノ! 早く行きましょセンパイ!!」
ぴょんぴょんそう言って、彼女の服を引っ張るセレッソに、けれども恩はちょっと提案してみる。
「そうね、でもクリスマスのライトアップは、
日が暮れてからの方が綺麗だと思うわ。
それまでアウトレットで、色々お店を見ていかない?」
「それもそうなのネ! 恩センパイとショッピング、楽しみナノ!」
嘉島 和穂
と
クルト・エールヴァール
の2人もあれから、ここアウトレットにやって来ていた。
(しかし、本当にここでよかったのか……?)
隣りを並んで歩く、和穂の様子をそれとなく観察しながら、クルトは内心で首をひねる。「買い物に付き合って」と言っていたからには、きっと和穂には欲しい物があるのだろうが、どうも彼女に、そのお目当ての物とやらを、真剣に探す様子がない。
何だかフワフワした足取りで、1回来たことに気付かずに、また同じ店に入ったりしている。かと思えば、どう見ても彼女には合わなさそうな男物の腕時計を、ぼーっと見ていたりと、まるで目的がない感じだ。
「和穂ちゃん、どこか具合でも悪いのか?」
「へっ、具合? いえ! 絶好調です!」
「いや……ならいいんだが」
(ふむ、女性の買い物というのはきっと、こういうものなのだろうな)
勉強になると、独りそう合点して頷く、クルトのその隣りで。
もちろん和穂は今日の目的なんてとっくに達しているから、これ以上の幸せはない。「クリスマスをクルトさんと一緒に過ごす」。その願いがまさに今、叶っているのだから!
(あーさっきの腕時計、クルトさんが腕にしている所、
やっぱり見てみたかったなー。思い切ってお願いすれば良かったかな。
あっでもあの帽子も、クルトさんに似合いそう! きっと格好いいだろうなぁ)
えへへ……とそんな想像を勝手にして、和穂がその場でぽやや〜んとニヤけていると、
「この帽子が欲しいのか?」
クルトが隣りからその帽子を手に取り、品質と値段を見比べた。
「これは展示品だったそうだが、劣化もなく新品同様の状態だ。
しかもここに、セールで50%オフと書いてある。
これは掘り出し物を見つけたな。和穂ちゃんは買い物上手と見える」
「あっ、あの、いえ、いいなとは思ってたんですけど、その……!」
「ふむ、そうか、しかし学生にはまだ些か、値段が張るか……。
そうだな。折角だ、これは俺が買って、和穂ちゃんにプレゼントしよう」
「いえっ? そ、そんなつもりじゃ……!」
「遠慮はしないでくれ。日ごろの感謝も込めて、な」
そう言ってレジに向かうクルトを、和穂があたふたと追い掛ける。結局、勘違いを正せなくて、その帽子は和穂へのプレゼントになってしまったけれど、でも。
これは好きな人からの、自分のための贈り物なのだ。
(どうしよう……すごく嬉しい……!)
ぎゅっとそのプレゼントを抱き締め、心からのお礼を言う和穂に、クルトも滅多にない微笑みを見せて、
「メリークリスマス、和穂ちゃん」
【大観覧車:乗降口】
失敗した。顔に平手打ちの紅葉を貰ったまま、ここに憮然と立ちつくす男が1人。
ブリーチで脱色したソフトモヒカン頭に、じゃらじゃら付けたピアスとネックレス。ぽかんと見ている観覧車のスタッフに、「あアん?」と睨みを効かせるその姿は、どう見ても……チンピラ然とした若者にしか見えないのだが。
これでも中学3年生、
新江 天懸
は今、大観覧車の真下で仁王立ちしていた。
「だー! くそー! 土壇場で失敗するとか……」
ここまでの経緯を説明しよう。その大人びた外見で年齢を詐称し、フラれて街でヤケになっている女をナンパするのは容易かった。甘い言葉と態度を使い分け、ロマンチックなイヴを夢見るその女を、この観覧車まで連れてくる。そこまでは順調だったのだが……。
「タイミング悪すぎんだろ、クソ」
夜中に会う予定だった女の子……つまりは二股を掛けていた相手から、突然催促の電話があり、計画は全てご破算に。平手打ちのクリスマスプレゼントを貰った新江が、こうして1人取り残されたという訳だ。
「あん? どうするかって? こうなりゃヤケクソだ」
順番待ちの先頭からいつまでもどこうとしない、その新江に恐る恐る訊ねるスタッフに、
「こうなったら……俺1人でも乗ってやる!」
最高に格好悪いことを格好良く、そう宣言する新江。スタッフに顔面スレスレのメンチを切りながら、その大きな身体をゴンドラに押し込み……
新江天懸のぼっちクリスマス in 大観覧車が、こうして始まったのだった。
【大観覧車:順番待ちの列】
「うわっ、ムッシュくん、見た今の?
クリスマスに平手打ちとか、ありそうで割とレアだよねー」
その観覧車の列の後ろで、順番を待っているのは、先ほどネコジマスクエアで公開コント(?)をしてきた、
響 タルト
と
鎌八 まもる
の2人だ。前方の騒ぎを見て鎌八も、
「クリスマスにケンカなんて、嘆かわしいよな!
そうクリスマスは愛と寛容の季節。セントポニテへのキスも……」
「うん、それはもういいから。それより、ただここで待ってるのも
退屈だから、持ってきたプレゼント、ここで交換しよっか」
「それもいいな。オレのプレゼントはこれ!
このふわふわした、
何か髪をとめるやつ
!」
「シュシュっていうんだよ♪」
「あとこっちは、ろっこんで猫になった時の、猫用首輪な」
「どっちもにゃんこたんに似合うと思って。メリークリスマス」
「ありがとうムッシュくん♪ それじゃこれは僕からのプレゼント」
「薄いな! また初心者でも安心ってやつ?」
「そればっかりじゃワンパターンだからね。
今回は、ポニテキャラのイラスト集にしてみたよ♪」
「ヒューにゃんこたんサンキュー! 今日は最高のセントポニテマスだよ」
「ふふ……(男性キャラも一部入ってるけどね〜)」
【シーサイドタウン駅前】
ノリの良いタルトや鎌八とは違って、こちらの
大塚 絽紗
と
高峰 一馬
の2人は、さっきからずっと気まずかったり。あの後ネコジマスクエアで、カップルさんたちの公開キスを、色々見てしまったからである。刺激の強い体験だったと言うか、目の毒と言うか、何というか。
広場から出ても、話題に詰まって困っていた絽紗の視界に、マイペースに回っている観覧車が目に入った。再び眼鏡を掛けて、ほらあれと高峰にそちらを指さす。
「あのゴンドラ、さぞ高いんでしょうね……乗ったこと無いですが、
そういえば高峰君は空挺隊員を目指していますよね。
あれくらいの高さから飛び降りたりするんでしょうか」
高峰の実家は代々軍人の多い家系で、自身も自衛隊の空挺レンジャーになるのが、将来の目標なのだ。
「そうなー、習志野の訓練塔は80メートルぐらいだし……
あの観覧車は、どんくらいなんだろ。
近くまで行ってみねえとわかんねえかな」
「あれ、乗りましょうよ」
「へっ?」
思わず間の抜けた声を漏らす高峰に、さらに絽紗が畳み掛ける。
「ほら、訓練だと思えばっ」
「いや、そりゃまー、いいけどよ……?」
決まりですね、と絽紗に引っ張られてそちらに歩きながら、高峰は内心でへぇ、と思う。
(大塚って、なんかこう、かわいらしーふわふわした
イメージだったんだけど……意外と積極的で面白い奴なのな)
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1000人
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62人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月12日
参加申し込みの期限
2016年02月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月19日 11時00分
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