this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
添い寝日和のお猫様
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
星ヶ丘寮のテラスで、
三宅 葉月
は画集を読み耽っていた。
きらきらと差し込む日の光は、葉月の黒髪を柔らかく照らし、光の輪を形どる。
レースをあしらったかのような透かし模様の白いテーブルと椅子は、そのまま、テラスの白い床に幻想的な影を落とした。
葉月は、本当なら今頃は寝子島高校で授業を受けている頃だった。
けれど何故か、朝から体調が崩れていて、仕方なく、学校を休んでいたのだ。
もともと朝は苦手なのだが、今日は起き上がれないほどだった。
こうしてテラスに出れたのも、午後になってからだ。
画集のページを、細く長い指先がめくる。
この画集は、装飾品の丁寧さが葉月の興味を惹いていた。
繊細なレースをふんだんに用いたコサージュなどは、ゴシック系の服を好む葉月によく似合うだろう。
……ふと。
何か視線を感じて、葉月は画集から目線を上げた。
木の上から、じっと見つめる存在。
それは、猫だった。
この島にいれば、猫を見るのは日常の事で、こうして猫と目が合うのも日常茶飯事だ。
けれど、葉月は、何か違和感を感じて、じっと見つめ返す。
(あぁ、わかったわ。この子、イラついているのだわ)
白い野良猫は、葉月を見つめながらも尻尾を細かく振り、前足を落ち着かなく舐めている。
ぱたりと画集を閉じて、葉月は立ち上がる。
「お腹でもすいているの?」
尋ねてみる。
猫に言葉が通じるはずもないが、なんとなくだ。
とりあえず部屋に戻り、葉月はキャットフード代わりのツナ缶を冷蔵庫から取り出す。
丁度サラダにしようと、購入しておいたのだ。
食べやすいように小皿に移し、白猫に与えてみる。
「……お腹が空いているわけではなさそうね」
白猫は葉月の差し出すご飯に一向に興味を示さない。
猫が苛立つ理由など、空腹ぐらいだと思ったのだが。
「ご飯でないとすると、何かしら」
餌を片付けてから、葉月はもう一度じっくりと白猫を見つめてみる。
そんな葉月の前で、白猫が盛大な欠伸を披露した。
よくよくみると、つんと澄ました白猫の瞳は、どことなくとろんとして眠たげだ。
「寝不足なのかしら。でも、この島で猫の昼寝を邪魔する人間なんて、いないと思うのだけれど……」
葉月は首を傾げる。
白猫が眠いのに眠らない、もしくは眠れない理由が思いつかないのだ。
『……添い寝してやれ』
どこかから、声が聞こえた。
『猫達は神魂の影響で眠れなくなっている。お前が添い寝してやれば、眠れるはずだ……』
また聞こえた。
空耳ではないようだ。
「添い寝すれば、この子は眠れるのね?」
確認するように呟いて、葉月は白猫に歩み寄る。
とたんに、毛を逆立てる白猫。
「……ねえ、その怒りを鎮めないと眠れそうにないわよ?」
葉月の言葉に、白猫はピクリと反応する。
そして、葉月と白猫は見つめあう。
葉月は敵意がない証拠に、じっとそのまま、動かなかった。
何十分、そうしていただろう。
白猫が、そっと、葉月に前足を伸ばす。
「いい子ね」
葉月は差し出された前足を片手で包み込み、もう片方の手で全身を抱き上げる。
そして葉月はそのまま、白猫を撫でながら自室に戻ると、窓を閉じてロッキングチェアに腰掛ける。
日当たりの良い窓辺は、葉月の膝の上の白猫をすぐに優しい眠りへと誘った。
そうして響く、一人と一匹の幸せな寝息。
白猫を撫で続けていた葉月も、いつの間にか柔らかい眠りに包まれていた。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
添い寝日和のお猫様
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
15人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月28日
参加申し込みの期限
2016年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!