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ろっこんトレーニングジム!
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殺風景なフィールドの真ん中で、
澪乃 澄佳
はぱちぱちと目を瞬かせる。
だって、まさか自分がこんなところに呼ばれるだなんて、全く考えていなかったのだ。
「あたしなんて、戦う特訓とかするつもりなんて、全然ないのに……呼ばれてびっくりしちゃったよう」
でも、と澄佳は考える。
「これって、普段できない練習とかもできるかしら? んむ……普段飛べないようなところを飛ぶ練習さしてみたいねえ。そだねえ、高校の校舎とか、どうだべか」
誰にともなくそう零せば、瞬き一つの間に澄佳の立つフィールドは見覚えのある、寝子島高校周辺の景色をそっくりそのまま映し取ったようなものへと姿を変えていた。
校舎以外も再現されたら嬉しい、という澄佳の気持ちまでばっちり汲み取られている。
澄佳の瞳が、きらきらと輝いた。
「わあ、すごい! 練習の内容は……飛び回るシャドウと、追いかけっこしてみたいなあ」
練習は楽しい方がいいし、シャドウの見た目も可愛いひよこさんみたいだといい。
そんなことを思う澄佳の目の前に、ぽわん! と小さなシャドウが現れた。
空飛ぶひよこは、シャドウの名の通りに影の色をしているけれど、
「うわあ、めんこい! おめめくりくりだぁ!」
という具合の愛らしさを振りまきながら、澄佳の周りをくるくると飛び回る。
そして、ひよこは「つかまえてみて!」とでも言わんばかりに空へと舞い上がった。
「あっ、追いかけっこ開始だねえ。よーし、負けないよう!」
愛用の懐中時計で時刻を確認して、澄佳も空へ。
すぐに、ふわふわと浮いているひよこを見つけてすかさずタッチ!
「つっかまーえた!」
ぴょん! とひよこがとび上がる。
そうしてひよこは、さっきよりもスピードを上げて逃げ出した。
「あっ、待ってよう!」
校舎の中も外も、今ばかりは空飛ぶ追いかけっこの舞台だ。
縦横無尽に飛び回ってはひよこにタッチしてを繰り返していた澄佳だったが、ひよこのスピードはどんどん上がり、遂には追いつくのが難しくなってきた。
「こうなったら、効率よく追いかける、てのを考えるべきだよねえ」
ひよこが階段をふわりと逃げれば、手すりを掴んで澄佳も小さく旋回。
距離を詰めるのに壁を蹴ってみるなど、工夫を凝らして澄佳はひよこを何度も何度もつかまえたが、
「ううっ、あたしより速くなっちゃってくたびれちゃった……」
と、終いには影色ひよこのことを完全に見失ってしまう。けれど。
「でも、普段飛んでる山とかじゃできない、周りのものを活かした飛び方も楽しいねっ!」
なんて、疲れの色は見せながらも、澄佳はふんわりと微笑するのだった。
フィールドに立って、
壬生 由貴奈
はことりと首を傾げる。
「トレーニングかぁ……って、うちのろっこん、トレーニングとかする必要あるのかなぁ? 残念ながら、肉体的に戦う能力は持ち合わせてないんだよねぇ」
本人の言葉通り、由貴奈のろっこんは、発動条件を満たした時に『無差別に電磁パルスを発生させ、周囲の電子機器の誤作動や損傷を引き起こす』というもの。
「ビーム出したり、体が強くなったり、そういう類の能力じゃないからねぇ……あ、でも」
由貴奈はふと、この舞台を存分に活用する方法を思いついた。
「好きなシチュエーションを設定できるなら、ろっこんのデータを取ってみようかな。うん、いい機会かも?」
何せ由貴奈のろっこんは、力を確かめる度に周りの機械に影響を及ぼしてしまうのである。
現実世界で気軽に試してみるには、引き起こす結果があまりに痛い。物理とは別の意味で非常に痛い。
だから、『いくらでも壊していい』というのなら、これはある意味由貴奈にとって絶好の機会だ。
「と、いうわけでぇ。シャドウ? は『電子機器』でお願いしまーす」
由貴奈の言葉に応じるように、ぽんっ! と影色のノートパソコンが彼女の目の前に現れた。
ぱちぱちぱち。由貴奈、常と変わらぬ気だるげな顔のまま思わず拍手。
「おおー、便利だねぇ。んー、じゃあ次は……」
自分の立つ地点を始点として、由貴奈は一定の間隔でノートパソコンを配置する。
具体的には、1m単位の等間隔での設置。
由貴奈の前に、きちりと整列するノートパソコンたちだ。
「あ、それと、うちを中心に多方向に置いてもらえればコントロール能力も検証できるかも……」
という次第で、自身の位置を中心と定めて、放射線状にノートパソコンを並べる。
どの方向に視線を巡らせても、影色パソコンは規則正しくどこまでも列を成していた。
基本無差別に被害を引き起こしてしまうのが由貴奈のろっこんだが、
「まあ、試せることは何でも試してみようっと」
折角試し放題の壊し放題なのだから、やってみて損ということはないだろう。そして。
「そうだ、あとはろっこん発動に必要なクッキーも欲しいねぇ。とびっきり美味しいのおねがーい」
味もバリエーション豊かによろしくぅ、なんて希望にも、この場所は律義に応えてくれる。
広げた手の中に現れたチョコチャンククッキーを、試しに一口齧る由貴奈。
「うん、ばっちり。これ美味しいねぇ」
シンプルなバタークッキーとジャムが鮮やかなロシアンクッキーも同時に口へと放り込めば、ろっこん発動!
果たして、その結果は。
「うーん……いろいろやってみたものの、このろっこん本当に使いづらいなぁ」
壊れたノートパソコンたちを前に、由貴奈はちょっと難しい顔になる。
「というか、私のろっこんだからってわけじゃないのかもだけど、結果にばらつきがあるみたいだねぇ」
例えば、由貴奈の目の前の列のパソコンは、基本的に身の回りと言える範囲の、かつ、きちんと目視できる領域の物がおかしくなってしまっているようで、そういうパターンは他の列でも複数見られた。
けれど、列によってはすぐ近くの物にさえ影響が及んでいなかったり、逆に、少し離れた場所の物まで狂ってしまっている列すらあったりと、効果範囲は一定ではなく。
また、及ぼす影響の程度さえまちまちのようだった。
「試してみたはいいけど、中々に厄介だなぁ。……もれいびの中には能力が進化した人もいるらしいけど、うちにはそんな日は来るのかねぇ……」
ふう、と息を吐く由貴奈。
影色のノートパソコンが、それに応じるようにジジジッと音を立てた。
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担当ゲームマスター
巴めろ
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月21日
参加申し込みの期限
2016年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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