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みかん宇宙人襲来! いちごを取り戻せ!
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『みかん宇宙人よ。宇宙に帰らないとこの男を食べてしまうぞ』
「た、助けてくれみかん宇宙人! いや、息子達よ!」
みかん宇宙人をデザインした森宮 檎郎は、前にずらりと並ぶみかん宇宙人達にそう言った。みかん宇宙人が男かどうかは創造主たる彼も知らないが、胸がないからとりあえず男でいいだろう。まあ鳥にも胸はないが。
檎郎を捕えているのは、『TABE=TYA=DAME』のオカメインコマスコットの着ぐるみだった。中に入っているのは、
小鳥遊 風羽
である。
(冬でも意外と暑いですね~)
そう思いながら、風羽は慣れない口調で演技を続けていた。声と口調が合っていない為、オカメインコマスコットはヅカの男役みたいになっているが。
『おまえたちの父親だろう! 私にとっても父親だが、私はこいつに愛がない。さあ、おまえたちの兄弟が父親を食べてしまうぞ! それでもいいのか! さあ帰るのだ!』
「た、たすけてくれー」
風羽も檎郎も若干棒読みだったが、みかん宇宙人は身動きせずその場に立ち続けている。説得の効果ありか、と思われたが。
『ミ゛ィ゛ィ゛ッ』
みかん宇宙人達は、パパを返せとばかりにオカメインコマスコットに襲い掛かってきた。
『きゃああ!』
風羽の素が出て、『!!』と一瞬動きを止めたみかん宇宙人達がますます大迫力で迫ってくる。能力2”みかん食わねえごはいねがー”を避けたはずみで、オカメインコの頭が取れた。
「……!」
「店長!」
「危ない!」
大ピンチに陥った風羽を救ったのは、店に駆け付けた
八神 修
だった。修は、金属バットでみかん宇宙人の体をふっとばした。ホームランされたその体は、空に溶けて消えていく。
「こっちです!」
修はみかん宇宙人のいない方へと走り出す。風羽も、着ぐるみ姿のままぼふぼふと彼に続いた。背後で、オカメの頭を持った檎郎が「店長! 頭! 頭!」と叫んでいるが風羽は振り返らなかった。というか、オカメの頭などどうでも良かった。「のわぁ!」という檎郎の悲鳴が聞こえたがやはり振り返らなかった。彼はみかんの父親だから、きっと大丈夫だろう。
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「いきなり本物のみかん宇宙人が侵略してきただと!」
テオの声を聞いた
風雲児 轟
は、以前にみかん果樹園でアルバイトをした時のことを思い出した。あの時に入った着ぐるみのデザインを思い出す。あれもみかん宇宙人という名前だったが――
寮を出ると、既に外はみかんの頭をつけた謎の生物でいっぱいだった。生物達の姿を見て、轟は驚く。
「あの着ぐるみにそっくりだ!」
違うところは、細かな色合いぐらいだ。轟は、バイト中にお世話になったオーナー夫婦の顔を思い出す。
「このままじゃ、あの果樹園の人達に迷惑がかかっちまう! そんな事、俺が許さん!」
アレらを放置しておいたら色々とまずい。早急に対処しよう、と轟はろっこんを発動することにした。
「戦衣着装!」
叫ぶと、彼は自身と、着ていたものが変化していくのを感じた。そして、自作ヒーロー『ザ・ストレイト』に変身する。
「よし!」
ザ・ストレイトは駆け出すと、人々を襲っているみかん宇宙人達の前に躍り出た。
「おい、お前ら!」
『ミ゛!』
その大声に、みかん宇宙人達は動きを止める。黄色く、謎の黒い線が入った不気味な目がみかん宇宙人の数×2の分だけ彼に集中する。
「お前らの目的は何だ! 望みを言え! 俺に叶えられるなら叶えてやる! だから、これ以上騒ぎを起こすな!」
暴力を振るわずに物事が解決するならそれに越したことはない。
まずは、みかん宇宙人達の目的を聞き出す必要があった。
「ミ゛?」
集団の一番前にいるみかん宇宙人がきょとんとしたような気がした。後方のみかん宇宙人達はぴくりともしない。よく見ると、彼等の頭上には2本のバーのようなものが浮いていた。まるで、格闘ゲームの体力ゲージのようである。片方は緑色で、片方は赤だった。
「…………」
みかん宇宙人は黙っていた。何を考えているかはさっぱり分からない。
しばらくして、彼は口を開いた。緑色の、綺麗に揃った歯をかちかちと鳴らしながら日本国の言語で喋った。
「みかんは 素晴らしい 果物だミ! 果物の 王様だミ! みかんは いつも 一番じゃないと いけないミ! いちごは ゆるさないミ! いちごを 食べる 人間も ゆるさないミ!」
言いがかりであった。
否、みかんにとっては正当な理由なのかもしれない。
だが、問題は。
これはとてもどうにかできそうな理由ではないということだ。
「うーん……………………」
「クリスマスは みかんのケーキで 過ごすミ?」
∞
このやりとりは、寝子島ローカルテレビも中継していた。みかん宇宙人と話をするべく準備をしていた瑠樹は、ぱたっと立ち止まってテレビを見る。
「……みかんを食べてほしいんだねぇ」
∞
「悪いけど、クリスマスに食べるのはいちごのケーキだ」
「ミ゛!?」
みかん宇宙人が目を丸くした気がした。気がしただけだが。
「果物には、それぞれ役割があるんだ! クリスマスにはいちごだ! みかんのケーキはメインにはなれない!」
『ミ゛――――――――――――――――!!!』
みかん宇宙人達は、一斉に怒り出した。手に手に赤みかん(顔)を構える。
その頃、また別の場所では――
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月06日
参加申し込みの期限
2016年01月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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