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<月華> 宵闇邂逅 ~それはフツウを壊すモノ?~
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急:彼女は何を目的としていたのか
恵御納 夏朝
のろっこん『重く軽く』によって蒼い珠は落ちようとしていた。だが、あと少し、という所でうまく行かない。
「たのむよっ!」
呉井 陽太
が己のろっこん『CCC』で操作中の粘土細工達が蒼い珠にしがみ付けば、ようやくぽろり、と落下する。
(これは、どうにかしなくちゃ!)
夏朝は駆け出すと、すかさずその珠を拾い上げ、飲み込もうとした。
「! ……待て!」
八神 修
が叫び、同時にろっこん『分解』を発動させる。蒼い珠は夏朝の口に落ちる直前で分解され、全て彼女の中へと取り込まれた。
刹那、彼女の脳裏に闇が浮かぶ。そこにいくつもの眼差しが、夏朝を射貫いている。困惑する彼女の目に飛び込んできたのは、青い瞳。夏朝はその中に深い怨嗟だけでなく、悲しみを感じ取って口を噤んだ。
(君は……何を伝えようとしているの?)
次の瞬間、夏朝は振動で我に返った。
「恵御納、君は何をしたのかわかっているのか?!」
修は駆け寄ると彼女の肩を押さえ厳しい表情で問いかける。が、夏朝は口を噤んだまま修を見つめていた。
少し離れた所で、クロセルは人知れず涙した。彼としては、こっそり黒曜石を売ろうと思っていたらしい。
(ゴーレムほどの塊であれば、高く売れると思っていたのですが……)
蒼い珠を抜かれたゴーレムは音を立てて砕け散る。ともかく、こうして
サキリ・デイジーカッター
たちによって完全に倒されたのだ。別の場所ではネットに絡まったゴーレムが
尾鎌 蛇那伊
と
桜庭 円
、
暗道 忍
によって分解される。
「さすがに、1人で1体は無理だったみたいね」
「いや、ほぼ1人で相手してけが1つしていない時点で違うよぉ」
残念だわ、と悔しさが滲んだ笑みの蛇那伊に円が突っ込む。それに頷いたのは、サキリだった。
「僕は関節を攻撃するだけで精一杯だったからね」
「あら? アタシは2人とも良い線いっていたと思うわよ? それに、あっちのお兄さんも」
声を掛けてみようかしら、と思った蛇那伊はにこり、と
天動 記士郎
を見て微笑む。あの男性もなかなかの身のこなしである。何か武芸を嗜んでいたかもしれない。そう思うとわくわくしてしまう。
一方の記士郎は、どうにか陽太と
志波 武道
、
黒依 アリーセ
と協力して作戦を成功させられた事に安堵していた。
「ふぅ、一時はどうなることかと……」
「そうだネ☆ でも、何か忘れてない?」
「……そうですね。帳さんは、どのような様子でしょう?」
記士郎の言葉に武道が頷いてから首を傾げる。アリーセがちらり、と帳を見れば、彼女は無表情で何かをノートのような物に書き込んでいた。よく見れば、その下で
御剣 刀
が
仙藤 紫
と
勅使河原 悠
に支えられて立っていた。
「! これは一体……」
アリーセは駆け寄り、 事態に気づいた
椿 美咲紀
も走ってくる。2人がかりでろっこんを使って治癒を施すも、刀の表情は晴れなかった。傷は癒えている。だが、何かが彼の心を苛んでいるのだ。
「どうしたのです?!」
「……どうやら俺は、彼女を怒らせたらしい」
刀はちらり、と帳を見た。彼女は漸く記録を終え、その場に居る者たちに向き直った。
「皆さんのお手並み、拝見させていただきました。このような無粋な者や道化者もいましたが、実に面白い情報を得させていただきました」
氷のように冷たい表情で帳は言う。彼女はちらりと刀とクロセル、武道を見ると、その眼により鋭い何かを滲ませる。
だが、次の瞬間には柔らかな顔になって指を鳴らし、人質とした者たちの文様を消し去った。
永田 孝文
には信じられない光景であったものの、現実である事に驚きを隠せないようだった。
「約束、守ってくれるよね?」
サキリが問いかけると、帳は僅かに苛立ちを滲ませつつも静かに言葉を紡ぐ。彼は、帳から発せられる冷たい気を覚えつつも、静かに言葉を待った。
「私は、愛憐様の部下。人型の魔物、『影の貴人』です。それ以上でもそれ以下でもありません。今回は、愛憐様の命令と私の個人的興味から観察に来ただけでです」
「本当に?」
サキリが尚も問いかけるが、帳は黙って頷くだけ。その様子に、修は内心でため息を付く。「他に何か?」と一同を見る帳。だが、その顔には一刻も早く元の場所に戻りたい、という気持ちが酷く滲んでいる。
(俺たちは、コンタクトに失敗したのか?)
修は表情を険しくし、帳を見やる。だが、彼女はそこで僅かに微笑んだのだ。
(???)
修の脳裏にたくさんのクエスチョンマークが浮かぶ。帳は優しい笑顔で悠、紫、美咲紀の3人を見た。
「この3人の乙女は、この教師の事を気遣い、側にいました。とくにこの乙女は己の身を盾にするつもりだったようですし」
そう言いながら悠を見、そっと手を取る。と、彼女は悠の手に何かを握りこませたまま口を開く。
「本当は、怖かったでしょう? 泣き出しそうな顔も知っています。でも、その勇気を私は称えます」
そう言った側から、悠はゆっくりと問いかける。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年07月17日
参加申し込みの期限
2016年07月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年07月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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