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寝子高七不思議シリーズ:校内キャンプでバッハに会いに行こう!
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夕の献立はキャンプの定番、カレーです。
ごろごろ詰まったジャガイモの袋、同じくニンジンの袋と玉ねぎの袋が運び込まれました。もちろんお米や鍋、飯ごうも。
「こう見えて自炊は慣れているのでね。まあ得意とまでは言わないが普通に料理くらいするのさ」
かく言っているのは洋二です。なるほど、抜群の技量とまでは言いませんが、たしかにそこそこの包丁さばきです。ジャガイモの皮をくるくるすいすい剥いていきます。
「鷹取先輩!」
そんな彼に、元気に声をかけたのは
青物 といき
でした。
「お隣、いいですか?」
と言いながらもう、ちょこんと洋二の隣に腰を下ろしています。
「ええと、君は……」
「青物です。青物といき! 先輩、話し相手になってもらっていいでしょうか」
「はっはっは、僕でよければ喜んで。よろしくね、青物くん」
というわけで並んでおジャガを剥きながら、もしゃもしゃ髪の先輩と猫系女子の後輩は、とりとめのない話に花を咲かせるのでした。
「……僕の髪が『ワカメ頭』と呼ばれてるのを知ってるかって? もちろん。むしろ結構なあだ名だと思うね。ほら、ワカメって栄養たっぷりだし」
「先輩のそのポジティブなところ憧れます……! ところで」
手を止めてといきは、七不思議のことに話を向けました。
「ああ、夜中にバッハを見に行く話だね」
「音楽室に行くんですよね? 少なくとも津止先生辺りにはお話しておいた方がいいかなーって」
ははあ、と、ここで洋二は、初めて校舎への無断侵入に気づいたような顔をしました。
「そういやそのことをまるで検討していなかったよ。どうしたものかねえ」
天然なのか、彼にはまったく動じたところは見えないのです。屈託なく笑っています。
「さすがに無断で学校、しかも夜中に侵入はまずいかなーって思うんですけど……」
「まずいかまずくないかは後世の歴史家が決めてくれるさ。あっはっは」
剛胆なのか本気でなんにも考えていないのか、ともかく、洋二の真意がわからずとまどうといきです。
「ご心配なく」
このとき、思わぬ方向から声がしました。
「前例があるので、今回も桜栄理事長から許可を得ました」
と頼もしいことを言うのは
森 蓮
でした。
どうぞ、と一枚の証書を彼は洋二に見せます。理事長の印が入った許可証です。
「私は吹奏楽部ですので、津止先生に事情を説明し、音楽室の鍵も貸していただくことができました」
「段取りいいじゃない」
といきは感嘆したように鍵を手にします。
「やはり無断で学校に入るのは問題があるでしょうし」
「助かったよ。ま、実のところ今回は、森くんのようにしっかりしている子がいるからあんまり心配していなかったんだよね。しっかり者と言えば、八神くんとかさ」
などと言いながら、ひょいと洋二は振り返りました。
「買いかぶりすぎですよ」
いきなり名指しされたのでどんな顔をしたらいいのかわからない様子で、
八神 修
が輪に加わりました。彼もテント設営を終え、調理に合流しに来たのです。
「でも、修さんだって何らかの手は打っていたのしょう?」
蓮が微笑しました。修とはクラスメイトなので、蓮は彼の性格ならある程度つかんでいます。
「うん……まあ、警備員巡回がありうるので確認はしておいた。ところで」
と、修は蓮の手に提げた荷を指して、
「それは? 土鍋のようだが?」
「ああ、これですか。吉田先生にも事前連絡し、菜食ちゃんこを作れるよう、相撲部の鍋を拝借してきたんです。カレーもいいけどお鍋もね、という塩梅で」
なお、食材は猫鳴館の裏庭菜園から持ってきたものといいます。自然派ですね。
「あ、この辺に置いて下さいね」
蓮が伸びをして手を振ると、修の向こうから
新井 米太郎
がやって来るのが見えました。
赤いジャージは正義の証、生徒会役員の米太郎、本日は米袋を担いで登場です。
「キャンプに肝試し……それは良いんだけどどうして僕まで一緒に行かなきゃいけないのかな?!」
心うきうきキャンプというのに、心から参加を喜んでいるわけではない彼です。それというのも、
――GWはバイトして稼がなきゃなのにっ!
という事情があるからなのでした。
本日は生徒会役員の代表として、節度ある行動を見守るため……ありていに言えばお目付役として、ご指名がかかった米太郎なのです。
なので、あんまり気が進みませんがこんなことも言わなければなりません。
「えーっと、常識かもしれないけれど、一応、ご飯作る時の注意だけど」
と声を上げたところで、自然、周囲の視線が集まってくるのを米太郎は感じ取っていました。
同じクラスのといきが見ています。
その隣では、ジャガイモを刻む手を止めて洋二が、
蓮もそうですし、女子に男子、ほとんど全員が今、米太郎に注目しているようです。
ドキがムネムネというやつです。心臓はもちろん大暴れ、額にはうっすらと汗が、背筋には冷たい緊張が駆け抜けました。
――見ないで! 見ないでくださぁい!
そうです。彼、新井米太郎は視線恐怖症なのでした。
けれどここで自我崩壊するわけにはいきますまい。生徒会役員としての使命があります。
それに、視線対策として今日はメガネをかけてきたではありませんか。
落ち着いて。落ち着いて。
米太郎は密かに息を吸い込んで心を鎮めると、用意して来たセリフを伝えるのでした。
「『ゴミは持ち帰る、火はきちんと見ておく、残飯を水道に流さない』という点は守ってほしいんだよ! じゃなきゃ怒られるから」
言い切りました。そう、やればできる子が米太郎なのです。内心の葛藤などまるで表にせず、厭味にならない程度に威厳を持って言い終えることができました。はーい、という素直な返事がもどってきたことにもほっとします。
米太郎の葛藤を知ってか知らずか、蓮は小さく彼にうなずいて見せました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月15日
参加申し込みの期限
2013年04月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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