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『somnium』でのクリスマス。(準備編)
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材料を前にして、さて、と
雨寺 凛
と
黒依 アリーセ
は顔を見合わせた。
「どんなの作ろっか?」
「そうね……」
尋ねた凛の言葉に、アリーセは少し思考を巡らせる。――子供の頃、クリスマスの時期になると母が話してくれた、ちょっと不思議なお伽噺を思い出す。
それは、プレゼントを盗んだ雪だるまの妖精。それを追いかけるトナカイと、その背から振り落とされてお尻を押さえているサンタクロース……
「ママがよく言っていたわ。森を歩いている時に木に積もった雪が落ちて来たら、きっと近くで雪だるまの妖精が得意げに飛び跳ねてるって」
「プレゼントが手に入って?」
「ええ、きっと。冬の森なんて入った事ないけれど、いつか見たいって思ってたわね」
そう言って、ふふ、と懐かしそうに笑うアリーセである。あの頃は本当に、どこかに雪だるまの妖精が居るのに違いないと信じていて、雪深い冬の森に憧れを馳せていたものだ。
だからそんなオーナメントはどうかしらと、言ったアリーセに言われた凛は、良いね! と満面の笑みで頷いた。
「表情や動きのある飾り、面白そう! ストーリー性もあってすっごく素敵だと思う!」
せっかく飾るのだから、やっぱ賑やかなツリーにしたいよね! と凛は思う。もちろん、沢山のオーナメントを所狭しと飾っても賑やかで華やかになるだろうけれど、ただそれだけというのは何とはなしに、味気ない。
ならどうしようと考えて、そうだ、と閃いた。
「私も星の飾りに、糸やフェルトで表情を作ってみようかな! 笑ってる顔や、驚いている顔のお星様、かわいいと思うんだけどどうかな?」
「いいわね。きっと可愛いオーナメントになると思うわ」
凛の言葉を想像して、アリーセも大きく頷いた。妖精やトナカイたちの周りで星がお喋りをしているみたいで、きっと楽しくなるだろう。
だから頑張って作ろうと、頷き合う2人の言葉を耳に留めて、
御巫 時子
が刺繍糸を選ぶ手を止め振り返った。
「あの……私も後でお手伝いしても良いですか……?」
「もちろんだよ!」
「御巫さんは……鳥のオーナメントを作るのね。可愛い写真だわ」
「ありがとうございます……。同居鳥のヨタカさんと雷鶏さんに似せたオーナメントを作りたいんです……」
アリーセと凛の言葉に、時子ははにかみながら自身のスマホに表示した写真を見せる。画面を操作して、夜鷹とヒヨコが仲良く並んで寝ている写真を始め、数枚を表示した。
大切で大好きな2羽だから、オーナメントにして形を残そうと思った。それは時子の大好きなこの店に、オーナメントとしてでも2羽を連れてきてあげたい、という願いでもある。
だから今は近い色のフェルトや刺繍糸を選んでいる所なのだと、話す時子の言葉が耳に入って、そっか、と
桜庭 円
は手を打った。
「ボクも、にゃーくんを作ろうかな!」
「にゃーくんを?」
「うん」
円の言葉に首を傾げた、
弘明寺 能美子
の言葉にこっくり頷く。参加してはみたものの、さてどんなクリスマスの飾りを作ろうかと、にゃーくんと相談しながら頭を悩ませていた所だったのだ。
せっかくのクリスマスだから、それっぽく。ただにゃーくんの姿を模すだけではなくて――
「サンタクロース衣装のにゃーくんとか作ってみようか。袋を担いで、とことこ移動してる感じの……伊都子さん、どうかな?」
「あら、きっと可愛いと思うわ」
はい、と手を挙げて先生役の伊都子さんに尋ねてみれば、ほっこり笑顔が返ってきた。なら型紙から考えなくちゃ、にゃーくんモデルよろしくね、と拳を握る円の前に、この辺りが参考になると思うわ、と幾つかの型紙がそっと置かれる。
あの、と時子もそっと手を挙げた。
「私もご相談しても良いでしょうか……雷鶏さんの色が決まらなくて……」
「伊都子さん、こっちも! 星の飾りに顔を付けるの、刺繍とかでも出来ますよね?」
「トナカイを作ろうと思うのですけど……って難しいですか?」
「あらあら、楽しそうなオーナメントばかりね」
はいはいはい、と続けざまに手が挙がる参加者たちに、伊都子さんはどこか嬉しそうな顔で1つ1つ、丁寧に答えていく。それを聞くともなく聞きながら、
弘明寺 能美子
は長方形に切ったフェルトを並べて、色合いを確かめていた。
せっかく作るオーナメントだから、どうせならクリスマスが終わった後でも使えるような物があれば良いのに、と思っていた能美子である。何しろ、クリスマスオーナメントはどれも綺麗で可愛くて、それなのにこの季節にちょっとだけお目見えして、あとは仕舞われたきりなのだ。
それは、何とも勿体ない。といってどんなものを作れば一体、クリスマスが終わった後でも使えるようなオーナメントになるだろう――そう、色々と考えていた能美子はふいに、ならミニクリスマスリース風オーナメントを作れば良いんじゃ、と思いついたのだった。
クリスマスリース、といってもただの飾りではなく、ようはフェルトのシュシュをクリスマスリースっぽく作るという物。そうすればクリスマス時期は飾っておけて、それ以外の時期はシュシュとして利用出来るだろう。
問題はその思い付きが『オーナメント』としてはアリなのかという所だったのだけれど、伊都子さんは「面白そうね」と微笑んで頷いてくれた。だから能美子は安心して、幾つかの色違いのフェルトを短冊のような長方形に切り、あれこれと組み合わせを試していて。
「やっぱりひとつはクリスマスらしく赤と緑のフェルトがいいかしらね……」
――にゃぁ……ん
「わ!? と、にゃーくん?」
うんうん唸っていたら、不意に子猫の鼻先が視界に飛び込んできて、慌ててフェルトを引っ込めた。するとにゃーくんはひょいと顔を上げ、きょとんとした眼差しで能美子を見上げてくる。
しばし、見つめ合って。
「……首輪を作ってるんじゃないのよ?」
――にゃぅ……
そうなの? といわんばかりの鳴き声に、そうなの、と告げてちょんと鼻を突く。円の愛猫であるにゃーくんが、とてもかわいくて能美子は大好きなのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月21日
参加申し込みの期限
2015年12月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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