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Act_6 土曜日【午前】 天候:晴れ
作業最終日。
朝からほとんどのメンバーが参加し、工学部の部室は休日ながらも平日さながらの賑わいを見せていた。
【フレーム製作チーム】
雷子率いるフレーム製作の作業も、後わずかとなっていた。
「これで……うん、問題ないわ」
「そうだねー。こっちでも確認したけど、問題ないっぽいよー」
優と共にキチンと各部が動くかどうかを確認しながら、雷子は慎重に作業を進めていく。
「本当に便利よね、その力」
ここまでの作業の中で、おそらく優が居なければもっと作業が遅れていたに違いないと、雷子は改めて物作りに関しての優のろっこんの力を思い知る。
「物作りは好きだしねー。でも、動くって分かるだけで、設計では宮野さんには負けるよー」
物理学を応用する形で、二足歩行を実現する為に頑張っていた雷子もまた、優にとってすごいと素直に感心出来るものなのだ。
互いが頑張ったからこそ、こうしてフレームは最終段階まで完成させる事が出来る。
――そして、もちろん、この二人だけではない。
「天野ー、もうちょっと頑張るのさー」
「分かってるけど……まだ、朝早いよね……」
微妙に目をしぱしぱさせながら、天野が没に急かされる形で作業を行う。
寺育ちだからと言っても、没にほぼ強制的に起こされる形でここに連れて来られたのだから、眠いものは眠いのだ。
「あはは、仲いいねー」
そんな二人を、優がなんとも優しげな目で見る。
雷子に至っては、なんとなーく自分の従者を思い出しながら、その光景を見ていたが。
「とにかく、午前中には仕上げないとね。午後から歩行テストしたいって話してたから、それには絶対間に合わせるよ!」
雷子の号令により、全員が順調に作業を進め、完成を目指して製作を行っていく。
【外装製作チーム】
龍八率いる外装製作の作業も、そのほとんどが終わりを迎えていた。
「大丈夫か、草薙」
士も黒子とバッテリーの調整を終え、こちらに参加する形で龍八の手伝いを行っている。
その中で、やや顔色の悪い龍八の顔に、士が気づいていた。
「……問題ない。まだ、動けるからな」
「そうか。無理そうなら、先に言え」
自分が出来る、と言っている以上、士は龍八の行動を止めるつもりは無い。
だが、今は少し席を外している蓮に、出来れば龍八の様子を見て欲しいと言われている事もあり、士はなるべく龍八から離れないように、作業を行っていた。
「ほらほら、てめぇらはもっとキリキリ働きやがれ!」
黒子に急かされる形で、PECメンバーである下心達は作業を行っていた。
「ここを……こうで……よっしゃぁ、出来たぁ!」
紙袋さんの一言で、ひたすら没頭し続ける事およそ二日。
ついに、下心は自分の理想であるおっぱいの部品を作り上げる事に成功していたのだ。
「あぁ……なんか、感動で涙が……って、あれ!?」
だが、それは即座に宇多野により取り上げられる。
「まったく……なんだって、こんなのに集中出来るんだか……」
宇多野が触った感想として、かなり精巧に出来ているという点を考えれば、なるほど確かに下心は頑張ったのだろう。
が、一部余計なポッチがついていた為、それを外し、宇多野自らが外装に仕込んでいた。
「そこが一番重要なのに!」
「いらないわよ! というより、出来上がっても触れないからね」
――下心にとって、衝撃的な一言が、宇多野より発せられる。
自分が丹精籠めて作り上げたモノが、自分で触れない。信じられない、と言った顔で下心は宇多野を見ていた。
「武装と連動させてるからね。少しでも触ると、痛いじゃすまないかもしれないわよ?」
してやったりとばかりに、宇多野が下心を見る。
何も、宇多野はこうしてチェックだけを行っていたわけではない。
合間合間にも全体の作業を手伝いつつ、その上でセンサー周りも修達と共に行っていたのだ。
「じゃ、じゃあ、俺の夢は……」
「作れたでしょ、これ」
指で下心が作ったモノを指しながら、宇多野はたった一言、この言葉を口にする。
「あぁぁんまりだぁぁぁぁぁ!」
下心の悲痛な声が部室内に響き渡るが、結果として下心なりに頑張った結果を残す事が出来ていた。
一方、服装側での手伝いとして、竜司は与太郎と空音と共に仕上げを行っていた。
「表情とか付けれないかなぁ……無理だよなぁ……」
与太郎が完成させた衣装を折りたたみながら、竜司がそんな事を口にする。
一度、龍八に竜司がロボットに表情は付けられないか、と聞いたのだが、そこまでは不可能だと言われていたのだ。
「冴木さん、それでも口が動くだけでもすごいと思いやすよ」
「そうそう、それにロボットが喋るかも! とか言ってたしねー。うひょひょ、楽しみ楽しみー!」
ややがっくりと肩を落としていた竜司に対し、与太郎と空音がフォローする為に答える。
表情までは無理であったが、口を動かす動作を行える、と言ったモノはフレームとの兼ね合いの上で実現していたのだ。
マイクも内臓されており、上手く行けば話せるかもしれない、と龍八やプログラム担当の二人は語っていた。
「そうだよな……うん、そうだよな! よっしゃ、隊長も頑張ってるようだし、俺も張り切っちゃうぜ!」
下心が衝撃を受けた一言を、竜司はまだ知らない。
悲痛な叫びは聞こえていたが、どうせまた宇多野に否定でもされたのだろう程度にしか考えていなかったのだ。
後に知る事実を前に、竜司と与太郎は張り切って作業を進めていく。
【プログラムチーム】
AI【マオ】の調整、センサー周り、そしてキチンと動作するかの回路チェック。
その全てを、修とエレノア、そして補佐として言嗣が行っていた。
「そこ、エラーが出てます。修正をお願いします」
エレノアの言葉に、即座に修が修正を行う。
ほとんど毎日と言っていいほどに共に作業した事もあってか、互いの連携は見事なまでに取れていた。
「見事見事。私が手伝う事など余り無いように見えるがね」
不遜に笑いながらも、言嗣はセンサー側の調整をこなし、補佐としての作業は十分な形で終えていた。
「今日中に間に合わせなければいけないんだ。なら、手伝ってもらったほうが早い」
修はパソコンから目を離す事無く、言嗣に答える。
集中を切らしたくない、という事もあるが、修にとってもやるのなら最後まで完遂すべきという意志を持ってこの作業に当たっていた。
「そうですわね。言嗣さん、終わっているのであれば、こちらをお願いしますわ」
エレノアも、修と同様に作業に没頭する形でノートPCへと向かう。
やるべき事はまだまだ残っている。その中で、手伝えるメンバーが少ない以上、言嗣にも存分に働いてもらわなければならないのだから。
「ふむ、中々人使いが荒いことだ。だが、期待には答えるとしよう」
開いていた扇子を閉じ、言嗣もまた、作業へと移る。
竜司達が語っていた言葉を話す為の基本プログラムも組み込まれ、フレーム及び外装と連動する形で、出来る限りスムーズに口を動かし、話させる事も可能としていた。
だが、作業を進めていく中で、エレノアは作業中に見た事も無いプログラム文を見つけてしまう。
「あら、これは……?」
この部分を修と言嗣に指摘をしようかとエレノアが一瞬考えるが、その思考をすぐに止める。
(違う、これは……)
AI側に組み込まれた幾つかのプログラム文。
エレノアが確認していく限り、これが自分の【皮肉】を邪魔する一つの要素である事を確認していた。
当然、言嗣はAI側にはほとんど関わって居ない為に、この部分を書き込む事はほぼ不可能である。
ならば、誰がやったのか。エレノアがやっていなければ、考えられるのは唯一人、修であった。
「どうかしたか、エインズワース」
「いいえ、何でもありませんわ。私の勘違いだったようです」
――自らの愉悦である皮肉を邪魔する。
唯それのみを楽しむエレノアにとって、これは許されざる行為であった。
だからこそ、修にも気づかれないようにこの文を改ざんする事で、仕掛けられたプログラムの起動自体を不可能とし、エレノアはよりAIの精度を高める為に作業に戻っていく。
【本体武装製作チーム】
こちらでも、最後の調整と共に、各武装が順次出来上がっていた。
「うむ、こちらは終わったのじゃ!」
満足げにいいなが塗装を終え、その前にはひたすら酷使され続けた望月と朝陽が横たわっている。
「人使い荒すぎだ、いーな……」
「は、はは……もう、動けないっすよ、俺……」
二日という短い期間ながらも、ひたすら作業を行い、どうにか全部品の塗装を終えていたのだ。
急ぎではあったが、無事に終わらせる事が出来たのは、いいなの存在が大きかったのは否定出来ない。
「なんじゃ、普段は元気じゃというのに、情けないのぅ」
慣れない作業というものは、誰であっても疲れるものなのだ。
それを知ってか知らずか、いいなは無事塗装を終えた部品を前に、満足そうに塗装道具の片付けを行っていた。
月詠と暦もまた、最後の調整を終え、ようやく一息つく形となっていた。
「ふぅ……どうにか、間に合ったようだな」
月詠自身が提案した二つの武装、そして暦が提案した盾。
その全てを完成させるべく作業を行った結果、無事に完成を迎えていた。
「一度動かしてみなければ、まだ完全とは言えないが……うん、いい出来だ」
暦も作業に割ける時間を全てこちらへと回し、自分が製作した盾を手に、満足そうに笑みを浮かべる。
「強度はどの程度になるかは分からないが、出来は問題なさそうだな」
月詠も、そんな暦を見ながら、少しだけ笑みを浮かべていく。
【ミニがおー製作チーム】
いいなが塗装を終えた部品を着け、こちらも見事ミニがおーを完成させる事に成功していた。
「で……出来たのだ! ミニがおー完成なのだー!」
「えぇ……本当に、よく出来たわね……」
一週間、ずっと作業に打ち込んでいただけあって、美野梨と真央の感動もひとしおである。
夏朝が少し席を外しているのは部活の為であり、それでも参加ギリギリまで作業に加わっていた。
「おぉ、動くのだ! がおー、見るのだ!」
電源を入れ、ミニがおーはゆっくりとした動作で起動を行う。
こちらには修達が作っていたAIは入れられていない為、規定の動作しか行う事は出来ないが、それでも作り上げた事は間違いなく賞賛に値するものであったのだ。
「ミニがおー、こっちにおいで」
美野梨の声に反応するように、ミニがおーはそちらへと歩き、手を伸ばす。
「うん、これも問題ないわね……」
ぷにぷにと、ミニがおーの掌に付けられたにくきゅうの感触を確かめつつ、自分が作った部品の完成度を確認していく。
「真央ちゃんも触るのだ! ミニがおー、こっちなのだ!」
真央もまた、がおーを抱きつつ、ミニがおーと遊ぶ為に声を掛けていく。
【刀と葵】
製作日誌と取材、その両方をこなしていた二人もまた、徐々に出来上がっていく状況をデジカメで撮り続けていく。
「いやー、最初はどうなるかと思ったけど、本当に出来上がりそうだよねー」
葵の素直な感想に、刀もやや苦笑に近い笑いを返す。
「あぁ。だが、これも全員の頑張りがあったからだろう。一人でも居なければ、完成はしていない」
「うん、私もそう思うよー」
新聞を作り続け、そして彼等の製作を振り返る為に付け続けた日誌もまた、ページが残りわずかとなっていた。
「後は明日か……いや、その前にまずは午後の歩行テストからだな」
「そうだねー。そっちも頑張って取材しないとね!」
一つ、刀が頷きを返し、互いに頑張る事を両者が確認しあう。
「とはいえだ、もう食事に変な物を仕掛けるのはやめておけよ」
「あ、あははー……」
以前にあった、そんな事を刀が口にし、二人は自分達の作業を行うべく動き始めていく。
【皆の昼食】
午前も終わりに差し掛かった頃。
製作から一時外れ、蓮と米太郎、そしてひびきの姿は家庭科室にあった。
「米太郎さん、具合はどうですか?」
相撲部らしく、ちゃんこ鍋を作りながら、蓮は米太郎へと問いかける。
「へ? あ、うん、大丈夫大丈夫!」
龍八同様、米太郎もまた怪我を負ってはいたのだが、それを皆に見せる事なく、ここまで作業を行ってきていたのだ。
だが、知っている者は知っている。
朝陽や優は、ある程度米太郎を気にする形で望月に頼み、望月もそれを受ける形で自身の【ろっこん】を使用し、米太郎のフォローを行っていた。
「そうですか。では、一安心ですね」
「あははー、そんな心配しなくても、僕は大丈夫だよ!」
手際よくおにぎりを作りながら、笑顔で米太郎は蓮に言葉を返す。
「はーい、こっちは準備出来たよー!」
元気よく、ひびきが大量の食器の用意を終えた事を二人へと伝える。
「ありがとうございます、ひびきさん。では、皆さんを呼んできましょうか」
流石に工学部の部室で全員が食べられるほど広くは無い。そのために、こちらで準備を行っていたのだ。
出来上がった昼食で、少しでも作業が捗るように。そんな願いを籠めながら、三人は部室にいるメンバーへと声を掛けに行く。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年05月10日
参加申し込みの期限
2013年05月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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