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「はい、月さん。温かいですよ」
「ありがとう」
ベンチに座って待っていた桜にホットチョコの紙コップを渡すと、北条はその隣に並んで座る。
イルミネーションで彩られたクリスマスタワーやメリーゴーランド。
見上げれば大きなクリスマスツリーのようにライトアップされた大観覧車。
行き交う人々は息を白くさせながらも楽しそうだ。
甘くて温かいチョコを飲みながら桜は思う。以前はこんな場所にいるといたたまれなかった。
子供の頃、両親から敬遠された桜は、人のぬくもりがどこか怖かったから。
でも今は違う。
この光景を温かいと思う。心穏やかに眺められる。
それはきっと、こんな自分を大切に思っていると伝えてくれた人たちがいたからだ。
「あら、月さん。口元に付いてますよ」
染み入るような幸せを感じていたせいか、唇が少し緩んだか。
北条は微笑みながら白いハンカチを取り出して桜の口元をぬぐった。
さすがに少し恥ずかしく、うろたえてしまう。
「あ、ありがとう」
「いえ、気にしないでください」
気にするよ。しないわけがない。
桜は自身にとって最も大切な位置を占めつつある友人を見た。
ありがとう。こんな私の側にいてくれて。
冬華さんが一緒に居てくれるようになって私の生活は華やいでいる。
夜の闇に埋もれていた私に、君は陽の光を呼び込んでくれた。
もっと一緒に居たいって思う。もっと傍にきて、と望む。
それがどんな形であれ、私は君にずっと側にいて欲しいと願うだろう。
でも、私にその価値はあるだろうか。
視線を落とした時、北条がまた腕を絡ませた。
桜の腕を優しく、そして強く抱きしめる。
私はあなたの側にいます。
私はあなたのことがとても大切なのです。
言葉にならない思いが伝わって来る体温に溢れている。
勘違いできないほどの強い思いが染み入ってくる。
桜は北条の手に自分の手を重ねた。感謝の気持ちを込めて。
次の瞬間、店舗を除いた会場のすべてのライトが突然消えた。
「なんだ、いきなり?」
「ええ、どうしたのかしら。何かのトラブル?」
Mahlzeitに立ち寄り、ちょうど軽く食事を取ろうとしていた御剣と橘は思わず声を上げた。
「……始まったようですねー」
あと少しでバイト時間が終わるといった時分、テーブルを拭いていた屋敷野は会場の様子を見てつぶやく。
「きゃあ! れ、檸檬くん、どこ?」
「センパイ、大丈夫っす。ちゃんとここにいるっすよ!」
各店舗から一番遠い会場の中心あたりを歩いていた六月一日宮は、突然の消灯に驚いた澪乃を思わず抱き寄せる。
「何事かしら」
「事故じゃなきゃいいけれど……」
職業柄、ハプニングに強い深林と深倉は冷静にあたりを見渡した。
緩やかに音楽がながれ始める。
スポットライトがリズミカルに点滅する。
見上げると光の中に浮かび上がる無数の泡が、クリスマスタワーを中心にして宙を舞っていた。
クリスマスカラーを反射して虹色に輝きながら、かすかな風に揺られあたり一面に漂う。
ライトアップされたシャボン玉のシャワーだ。
光の中に漂うシャボン玉は一つ一つが鮮やかな虹彩をまといながら、まるでクリスマスを喜ぶ妖精のように夜空を彩る。
「これはチラシには載ってなかったわよね。サプライズイベントかしら」
桧垣はおもわず呟きながら目の前の光景に見入ってしまった。
「すごいすごいすごい綺麗なのだーーー!」
「か、カメラカメラ! 最高のシャッターチャンスです!」
「次の新聞の一面は決まったかな?」
興奮してシャボン玉に手を出す後木と慌ててカメラを構える椿。
舞い散る幻想的な光景に息を呑みつつ、八神は新聞の見出しを考える。
「綺麗……。先生と一緒に見たかったな……」
御巫は美しい光景のなか、大好きな人のことを思い浮かべていた。
「すっごい! これは来て良かったわ!」
結局旅行カバンの代わりは見つからなかったものの、サプライズイベントに立ち会えたことを木鈴は素直に喜んでいる。
「綺麗ですね」
「ああ、とても綺麗だ」
北条と桜は呟きながら、さらに寄り添って無数のシャボン玉を見上げていた。
闇の中だからこそ輝きはより眩しく。とても貴重なのだろうと思いつつ。
その場の人々全ての心に夢のように美しい光景を焼き付けて、寝子島クリスマスマーケットのサプライズイベントは幕を閉じた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月20日
参加申し込みの期限
2015年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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