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寝子島高校
見習いサンタのお仕事を手伝ってください!
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サンタ帽子を手に、
宮祀 智瑜
は少し難しい顔で小首を傾げていた。
彼女もまた、見習いサンタに不思議な帽子を託されたひとりなのだ。けれど、
「ちょっぴり誰かを幸せにする……って、どうしたらいいのかな?」
考えても、ぴったりくる答えは思いつかない。
とりあえず、智瑜はサンタ帽を被ってみることにした。
帽子を被り、目を閉じてサンタクロースの姿を頭に思い浮かべる。
そうして再び瞼を開くと――智瑜は胸元がチラリと見える、ミニスカサンタの格好に変身していて。
「恥ずかしいけど……この格好でも寒くないみたい。これはサンタさんの力?」
不思議な力の片鱗を実感すれば、与えられたミッションもこなせるような、そんな気がしてくる。
「よーし、サンタさんのお手伝い頑張ります! 誰を幸せにしようかな……」
まずは人の多い所を目指すのがいいだろうかと、シーサイドタウンの駅ビルへと向かう智瑜。
駅ビルmiaoのファッションフロアで彼女の目が過たず捉えたのは、
「あっ、義弘先生です!」
と、いうわけで、寝子島高校の教師である
桐島 義弘
先生の姿だった。
嬉しさに心を弾ませながら、智瑜はふとこちらを向いた桐島先生の胸に思いっ切りダイブ!
桐島先生は智瑜の行動を予期してか、危なげなく彼女の身体を支える。
「み~つけた!」
「……宮祀、突飛な行動は慎むように。転んでから後悔するのでは遅いぞ」
やれやれと息を吐き身を離した桐島先生は、智瑜の服装に僅か目を見開いた。
智瑜は今、セクシーなミニスカサンタさんなのである。
「何だその格好は」
「あっ、これはその……そう! サンタさんのバイトをしてるんです!」
嘘は言ってないし、と胸中に呟く智瑜。
ふむ、と何とか納得してくれた様子の桐島先生へと、智瑜は「何を探されてるんですか?」と問いを零す。
折角こうして出会ったのだから、小さな幸せは先生に届けたい! という気持ちからだ。
智瑜の問いに、今日は新しいシャツを探しにきたんだと桐島先生は答えた。
「義弘先生、私もご一緒していいですか?」
「一緒に? アルバイトの途中じゃなかったのか?」
「大丈夫です! これもバイトの一環ですから!」
ぐっと拳を握って即答する智瑜。やっぱり嘘は言っていない。
駅ビルのキャンペーンか何かだろうかと自身の中で結論づけたようで、桐島先生は智瑜の同行を「問題ない」と受け入れた。
智瑜の顔に、笑顔の花がぱあと咲く。
「じゃあ早速行きましょう! 心当たりのあるお店を紹介させてください」
「ああ、では、よろしく頼む」
頷いた桐島先生の傍らを歩けることに密かに頬を緩めながら、
(デート、じゃなくてお買い物のお手伝い頑張ります!)
と、智瑜は心の中で気合を入れた。
そうして到着した目当ての店は、先生の好みに合うといいんだけど、という智瑜の心配を杞憂に変えて。
真剣に新しいシャツを見繕う桐島先生の邪魔をしないようにと、智瑜は店の中を見て回ることにした。
(体格も良くてカッコいいから、似合うものも多そうです。着物とかも似合いそう……)
センス良く並べられた冬物のメンズ服を眺めて歩きながら、智瑜が考えるのはやっぱり桐島先生のことだ。
そんな考えに耽りつつ店内を巡っていた智瑜の脳裏に、ふと、疑問が過ぎる。
(そういえば、この場合小さな幸せってどんなことが起こるんだろう?)
先生のズボンが破れないとか? と考えかけて、智瑜はふるふると頭を振った。
それが実現してしまうと、破れたズボンを縫うのも楽しみにしている智瑜がちょっぴり困る。と、その時。
(あっ、これ……)
智瑜の目に留まったのは、ネイビーのストライプ柄ネクタイ。
シックで洗練された印象のそれは、桐島先生にとてもよく似合いそうな気がした。
「義弘先生、これもどうですか?」
果たして、そのネクタイは桐島先生の趣味にも合っていたようで。
シンプルなシャツと智瑜チョイスのネクタイを手に、桐島先生はレジへと向かう。
「どちらもプレセールの対象となっておりますので……」
店員の声が、途切れ途切れながら智瑜の耳にも届いた。
(目当ての物が運よくお得に買える……もしかしてこれが小さな幸せ?)
ささやかという言葉がぴったりの奇跡だったが、会計を終えた桐島先生はどことなく機嫌がいい様子だった。
(小さな幸せでも先生が喜んでくれたら嬉しいです。先生の笑顔大好きだから、えへっ)
私もちょっぴり、ううん、大きな幸せ貰っちゃいました、と胸をあたためる智瑜。
買い物を無事終えて、名残惜しさを感じながらも智瑜は桐島先生と別れた。
家の手伝いがあるため、そろそろ戻らなくてはいけない。
「いつかサンタさんの力を借りなくても先生を幸せに出来るといいな」
気づけば元の姿に戻っていた智瑜の顔には、柔らかい微笑みが浮かんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月13日
参加申し込みの期限
2015年12月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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