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サンタクロースの贈り物 ~サタン・クロース!~
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修と水樹が戦っている頃。
屋敷野 梢
は武雪の城に現れた5人の冒険者達と対峙していた。
5人の冒険者は当然、流、エスカルゴ、暗、寧々子、タルトだ。
梢は、正真正銘、敵キャラとしてこの世界に来ていたのだ。
蝶を思わせる雪の羽と、氷の双剣。
彼女が動くたび、粉雪が舞う。
「我が名は武雪の女王コズコズ……」
梢が名乗りを上げると、バトルステージが一気に暗くなり、円形のステージ周囲をオーロラが取り囲む。
「武雪の城に召喚された時に気づいていたけど、やっぱりボスは武雪の女王か」
流が頷く。
サタンクロースファンタジーには様々なストーリールートがあり、タルトに召喚されたことによって、流達4人はサタンクロースのルートではなく、武雪の女王ルートに入ったのだ。
つまり、流達にとって、梢がラスボス。
「言葉は必要ありません……さあ、語り合いましょう……雪によって!」
梢の高らかな宣言とともに、双剣による連激が5人を襲う。
エスカルゴが即座に斧で梢の双剣を止め、バトルステージ北側へ梢を誘導する――流達4人に範囲攻撃が当たらないように。
「5人で全く勝てる気がしないんだが、力を合わせて越えてやろうぜ……!」
梢の剣を止めながら、エスカルゴは歯を食いしばる。
「えっとぉ、回復し続けていれば大丈夫かなぁ~?」
「防御魔法があれば、それも頼むっ」
「多分これだと思う~」
寧々子が光と共にエスカルゴに魔法をかける。
エスカルゴ自身も、そして流や暗、そしてタルトにも女神の加護が降り注ぐ。
「くっくっく、俺と戦えることを光栄に思うがいい!」
すっと何かをはらう仕草をし、暗は跳躍する。
敵との距離を槍が一気に距離を詰め、梢の背中の羽根を突き破る。
だがすぐに羽根は再生した。
「えーと、このゲーム、死んでもアイテムは残る?」
全員の速度を上げる補助魔法をかなで、タルトは流に確認を取る。
「残るよ。装備ロストはないから、存分に戦うといい」
「やったぁ! 思いっきり前に出るんだよ」
タルトはチェシャ猫のような笑顔を浮かべて、思いっきり前衛に踊りだす。
エスカルゴがきっちり位置を決めているから、梢の範囲攻撃は前衛まで出ても届かない。
びしびしと矢を放ちながら、タルトは歌もきっちり挟んでいた。
「さぁて、前半はHPを削らせてもらおうか」
流は武雪の女王ルートも当然クリアしている。
そのバトルステージがどのような構図かも、当然把握済みだ。
梢が次ぎの双剣を特殊に構えるまでは、多少攻撃をくらっても安全なのだ。
「ひえーる、そしてぴーごろ!」
流は呪文を唱え、梢の体温を一気に下げ、そして連続コンボぴーごろで梢に胃痛をもたらす。
「くっ、流石は光の女神に選ばれた冒険者達ですね……この胃の痛み、耐えて見せます……っ」
苦痛に顔をゆがめながら、梢が双剣を前でクロスさせる。
「エスカルゴ、それにみんなも俺達のほうに下がって。光の女神は全体回復魔法を急いで!」
「わかったよ~。『光の冒険者達よ、その内に眠る光の力を感じるのです……』聖なる光の加護を請いねがうのです~」
寧々子が祈りをささげ終わった直後、梢の必殺技が発動した。
「舞うがいい私の可愛い子供達!」
梢から回避不可全体攻撃が繰り出され、冒険者達はオーロラの壁に吹き飛んだ。
直後舞う、雪の妖精たち。
美しく愛らしい妖精は、しかしながら敵だった。
「武雪の女王はエスカルゴが維持して。あとは全員、雪の妖精を。こいつ等が次ぎのフェーズまで残ってると、全体攻撃で俺ら全滅するんだ」
こたーつを唱え、雪の精霊たちの行動を鈍らせながら、流は指示を飛ばす。
「全滅など、させるはずもない。この俺がいるのだから」
槍に操られるように暗は再度跳躍し、雪の精霊を一匹ずつ屠ってゆく。
「矢が面白いように刺さるんだもん。歌わなくても大丈夫♪」
タルトの矢は一撃一撃はそれほど重くはない。
だが亨の仕入れた武器なのだ。
命中力が高く、ひらひらと舞う雪の妖精を確実に狙い撃てた。
「範囲攻撃が良さそうだねぇ~」
エスカルゴがダメージに余裕で耐えている様子を見て、寧々子は回復から攻撃に切り変える。
ふわりと地面から身体が浮遊し、寧々子の身体から光が溢れると、周囲にいた雪の精霊達が光に溺れ、凄まじいまでの生命を消費させられていた。
「うん、このゲーム作ったやつえげつねぇな!」
雪の精霊にぴーごろを使い、胃痛どころかお腹を下させた流は、てへっと笑う。
我慢できなくなった雪の精霊はバトルステージから消滅した。
そして同時に、梢の構えがまた変わる。
構えだけでなく、梢の周囲に吹雪が舞い、球状になって梢の姿を覆い隠す。
「猛吹雪が来るよ。女神は南へ、タルトは西へ、暗は東へ。俺は北へ行くっ」
「僕はどっちに?!」
「エスカルゴはそのまま中央でボスを維持! 全員、走って!」
流の指示で全員、バトルステージの東西南北へ走る。
「俺に指図するとはいい度胸だな、だが従ってやるよ」
暗が攻撃の手を止め、自身の頭上に出現した4匹の蝶を気にしながら東へ走る。
「おっと、オーロラが切れている場所は気をつけてくれ。そこは落ちる」
「ぎゃー、怖いようっ」
タルトがきゅきゅーっと急ブレーキをかけてオーロラから少し距離をとる。
西側が思いっきりオーロラが欠けていたのだ。
そして、梢の周囲の吹雪が消え去る。
「……古の雪たちよ、つわもの共の夢幻よ、今ここに具現せよ。武神コズコズの名の下に!」
バトルステージの音楽が変わり、蝶のが頭上に出現していた冒険者の頭上に、幻氷の剣が降ってくる。
蝶の数と同じ数の剣が。
そしてそれは、冒険者達の身体を情け容赦なく貫いた。
幻の剣ゆえ、身体が真っ二つになることはない。
だが貫かれた冒険者達はその場に凍りつく!
数秒間の沈黙は、絶望のレクイエム。
砕け散る氷像は、冒険者の肉体だ。
「うぉおおお、俺以外全滅?! 武雪の女王強すぎだろ!」
辛うじて体力が残っていたエスカルゴが何とか砕け散らずにバトルステージに残れたが、流も暗もタルトも、そして寧々子もロスト!
回復役のいなくなったバトルステージで、エスカルゴだけで梢と戦えるはずもない。
と、その時だ。
何を思ったか、梢が攻撃を中止した。
「どうした、武雪の女王?」
「仕切りで」
ぽつりと梢が呟くと、バトルステージが初期状態に戻った。
そう、闘う前の状態に。
倒された流、暗、タルト、寧々子も当然復活!
「戦いは楽しまないと。ね?」
梢がいたずらっぽくウィンク。
「……これ、お仕置き子猫様こねーの?」
「そうゆうボスキャラだしね、武雪の女王は」
「えっとぉ、つまり、東西南北に分かれるときも、全体回復魔法と防御強化魔法かけておけばいいのかなぁ~?」
「くっくっく、俺の真なる力が解放されたに違いない。何度でも、やり直してみせる」
「攻撃より、支援系に集中してみるね。何度も負けると悔しいんだもん」
作戦を練りだす冒険者に、うんうんと頷く梢。
彼女と、冒険者たちが満足するまで、武雪の女王のステージは復活するのだろう。
なんどでもなんどでも、飽きない限り。
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あとがき
担当マスター:
霜月零
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担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月04日
参加申し込みの期限
2015年12月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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