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寝子島高校
サンタクロースの贈り物 ~とても良く視える一日~
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●
その時、
仙藤 紫
が立ち止まったのは、妙な気配を感じたからだった。
妙な――懐かしい気持ち。
自転車を降りて、立ち止まる。
いつもと同じ、寝子島高校からの帰り道は、普段と何一つ変わった様子はない。
古ぼけた電柱も、年季の入った道路脇の塀も。
するり……。
影がよぎった。
「何?」
目の端に映った影に、紫は振り返る。
影は、紫の声に驚いたのか、道路脇で振り返った。
見つめあう。
澄んだ瞳に、紫の心臓は早くなる。
「え……そんな。どうして。だってあなたは……」
鞄をぎゅっと抱きしめる。
『はる』
その名前が、紫の心に浮かび、目頭が熱くなる。
影――はる、と呼ばれた猫は、小首を傾げるととてとてと、紫に歩み寄っている。
紫が屈むと、はるは昔と変わらない姿で、瞳で、紫をじっと見上げてくる。
「この模様、仕草……何一つかわらないわ。はる、どうしてなの」
あれは、10年ほど前だった。
紫がまだ、小学生だった頃に、はるは紫の家の庭先に遊びに来ていたのだ。
どこかの隙間から庭にもぐりこんだはるは、懐っこくて、紫にもすぐに心を開いてくれた。
はるが足元に擦り寄って、抱っこをせがむと、紫は小さな両手ではるを抱っこして、庭で一番日当たりのよい場所に連れて行っていた。
ゴロゴロと喉を鳴らすはるを抱っこしながら、紫も一緒になってお昼寝をするのがいつしか日課になっていて。
だから。
「どうして、あの時いなくなったの……?」
涙がこみ上げてくる。
ずっと、ずっと。
庭で待ち続けた日々が思い出される。
何日も何日も、庭で待って。
そして、はるのいない日々に耐えられなくなって、心配で心配で旧市街をずっと捜し歩いた。
沢山、泣いた。
でも。
「戻ってきて、くれたのね。はる。今度は、ずっと一緒にいられるのね?」
確認するかのように、紫ははるに問いかける。
はるは、昔のまま、前足を紫の膝の上に置く。
それはまるで、紫の問いにもちろんと頷いていてくれたかのよう。
「いままでどこへ行ってたのよ……心配したんだから……」
だけどもう、どうでもよかった。
はるはいま、紫の元へ戻ってきてくれたのだから。
昔のようにぎゅうっと抱きしめると、はるの匂いがした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月02日
参加申し込みの期限
2015年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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