今年の汚れは今年のうちに？　久保田家ダンジョンの怪！｜リアクション

今年の汚れは今年のうちに？　久保田家ダンジョンの怪！

おまけ
　ファミリーレストラン。そこで、和気藹々と遅めのランチタイムを楽しんでいる中、夏朝は食事を取りながらキングゴミ怪獣がいた場所の事を思い出していた。あの奥に美和と空也は捕らえられていた。だが、今思えば少しおかしい部分があるような気がしたのだ。
「？　どうしたんだ？」
　刀が不思議に思って問いかけると、夏朝は水を飲んでぽつり、と口を開く。
「ボスのいた部屋の奥に先生たちがいたけど、久保田先生の方が凄く丁寧に扱われているように見えたんだ」
「もしかして、アレって幻聴じゃなかったのかもな……」
　刀の隣にいた庚が、頭を捻る。それを聞いた刀と露草もまたすっごく気まずそうな表情を浮かべた。
「何って言ったの？　僕も気になる」
　夏朝の横にいたサキリがそういうと刀と露草は顔を見合わせる。
「簡単な事デース。キングゴミ怪獣は、久保田先生を気に入っていたようでした」
「最期に久保田先生を見て『オ嫁サン……』って言った気がしたんだよな」
　その言葉に、サキリと夏朝は少しばかり唖然とした。

　食事を取りながら、エヴァと修がなにやら話し合っている。
「うーん、二度とあのような事がないようにするにはどうすればいいかしら」
「とりあえず断捨利と整理整頓を身に着けてもらうのが手っ取り早い気がする。だが、久保田先生の場合は精神的ストレスもあると思うんだ」
　２人はああでもないこうでもない、と話し合い、真剣である。そこから掃除談義へと発展するのであるが聞いていた面々はそこまでやるか、と思ってしまう部分もあったようだった。

（おまけ・終）

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あとがき

担当マスター：菊華伴
ファンレターはマスターページから！

菊華です。
まずは、皆様お疲れ様でした。

今回は
・装備に不備がなかった
・攻撃方法が的確だった
・役割分担が出来ていた

この３点を踏まえ、『成功』といたします。

今回は
・火を使用する
と危険度が増しました。テオの力によって切り分けられているとはいえ久保田先生の家です。火気厳禁で、仮に使用された
場合は火災発生で消火活動が必要になったり、ゴミが燃える事によって体に害のあるガスが発生し身体にダメージが出る予定
でした。

アクションにて色々推測されていたようで、その内容を読みながら「なるほど」と唸っておりました。
その手も合ったのか、むむむむ……。

ともかく皆さんのお陰で久保田先生と中野先生は助かりました。久保田先生はその後断捨利からはじめようと
頑張っているようです。
参加した皆さんには『ゴミダンジョン踏破者』の称号をプレゼントいたします。

それではこの辺りで。また縁がありましたらよろしくお願いします。

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