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オリジナルツリーで彩れば
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ミルカ・アハティアラ
は、緑色のツリーを見上げ、目をキラキラと輝かせた。なんでも、ツリーの飾りつけをさせてくれるというのだから張り切ってしまう。傍らを見ると、そこには
椎名 あさひ
。
「あれ? ミルカちゃんだー」
「あ、あさひちゃん!」
「クリスマスといえばミルカちゃん、だよねぇ」
ミルカちゃんもこのツリーの飾りつけ? と問うと、元気な返事が返ってくる。
きゃっきゃと手を取り合い、同じツリーの飾りつけが出来ることを喜ぶ二人。
そこへ、買い物帰りの
十文字 若菜
が通りかかる。
(へぇ。クリスマスツリーの飾りつけかぁ。面白そう。今からでも間に合うのかな? 私も参加しちゃおうかな)
楽しそうなミルカたちを見てふと立ち止まる。すると。
「お姉さんも飾りつけいっしょにしましょう!」
ミルカが、明るく誘いをかける。
「うん、喜んで!」
そんな無邪気で素直な誘いが嬉しくて、若菜は大きく頷いた。
走り寄ろうとしたときに、若菜は気付く。
「あ、朱蘭ちゃんだ」
「ん? 若菜先輩~」
歩いてきたのは、
酒浸 朱蘭
。
「久しぶり! こんな所で会うなんて!」
「久しぶり~、ツリーの飾りつけ?」
いつもの和服は寒いので、すっかり衣替えして制服姿の朱蘭はツリーの飾りつけに集まった面々に視線を送る。
「はい! よければ、いっしょにどうですか?」
「お、いいねぇ、えっと……」
「
ミルカ・アハティアラ
です、よろしくおねがいします!」
しっかりと挨拶をするミルカ。朱蘭はぴしりと敬礼をして返す。
「ミルカ隊長っ! よろしくおねがいしまーす!」
「隊長……ちょっとくすぐったいです」
ふふ、と照れくさそうにミルカは笑う。そこへ、走ってきたのは
フィリップ・ヨソナラ
。
「ミルカさん、お待たせしました~!」
ぱたぱたと走り寄ってくる彼は、何か飾り付けの道具をたくさん持ってきている。
「大丈夫ですよ、今から始めようと思ってたとこです!」
それでは、飾りつけ開始! と皆で気合いを入れる。
若菜は皆の意見をきこうと問いかけた。
「何を飾ろっか?」
ミルカは袋から可愛らしい人形を取り出す。
「わたしはサンタさんとトナカイの小さな人形を持ってきました。紐がついていて、ツリーに飾ることが出来るんです」
「わー! かわいい!」
あさひは、ドングリで作ったサンタを持ってきたけれど他の皆の飾りの道具を覗き込み、自分の人形は小さくてなんだかさみしそうだからやめてしまった。
「サンタさんとトナカイさん、やっぱりクリスマスの主役だよねぇ」
あさひは朗らかにほほえむ。
「やっぱりクリスマスといえばこの人たちがいないとはじまらないですよね」
うんうん、と頷き合い、バランスを見ながら人形を飾り付けていく。
「次は?」
「私はステンドグラス!」
若菜がとりだしたのは、ベルやトナカイ、雪だるまを象ったステンドグラス風のオーナメント。光を受けるとキラキラと透き通り、美しい。
「わかなおねえさんのガラス……? ステンドグラスっていうんだね、きれいだねぇ」
ステンドグラスのオーナメントを手に取り、あさひはうっとりとする。そして、木の枝に落ちないようにしっかりと括り付けた。
フィリップは、動物のオーナメントを持ってきたようだ。
嬉々としながらそのオーナメントを木にぶら下げていく。
「フィリップくんのどうぶつさん……これは何かなぁ? かわいいねぇ」
「おー! たぶん、それはシカ? だとおもいますだ!」
フィリップは、あさひにそれも飾り付けてください、と頼む。
みんなで協力して飾り付けて行けば、あっという間にツリーは賑やかになっていく。
「あさひちゃん?」
ミルカはあさひが握っていたどんぐりのサンタクロースに目ざとく気付いた。
「それ、可愛いですね!」
「えっ……でも、ちっちゃいし……」
飾るのは止めとこうと思って、というあさひに、ぶんぶんと首を横に振る。
「せっかく可愛いですもん、飾りましょうよ!」
みんなが持ってきてくれた飾りは、どれも可愛くて、綺麗で、素敵です。とミルカは屈託のない笑顔を見せる。
「……うん」
あさひは少し恥ずかしそうに、サンタクロースをミルカに渡した。
小さいけれど、愛らしいサンタがミルカの手で笑っている。
「朱蘭ちゃんは? 何を持ってきたの?」
若菜の問いかけに、朱蘭は二カッと笑う。
「ふふ、さいごのお楽しみだぜ~」
てっぺんのお星様は最後に飾り付けしような、と笑う朱蘭。きっと、素敵なお星さまを持ってきているのだろうとみんなの期待値が高まる。
あさひは、持ってきたモールを掲げて提案した。
「そうだ、色んな色のキラキラの長ーいモールをツリーにぐるぐるまきつけたらキレイかも?」
「お、いいねえ」
「上の方はおねえさんたちに手つだってもらってひっかけて、ツリーのまわりをぐるぐるーって回ってまきつけよう」
「うん、じゃあ高いところは私が抱っこしてあげるね」
若菜はひょいとあさひを抱き上げる。
「お姉さん、だいじょうぶ? おもたくない?」
気遣うあさひに、若菜はちょっぴり強がりを。
「部活で鍛えてるからこれくらい平気!」
ほんとはちょっとだけ重たいけど。
そのままあさひを抱えたまま、ぐるっとツリーの周りを一周。一周ではモールが寂しすぎるから、もう一周、と何度か繰り返す。
「ん? あれ? なんかおかしいぞ」
朱蘭はモールを体に巻き付け、何やらじたばたやっている。
「朱蘭さん、たいへんです、取るの手伝うですよ」
フィリップが救助に協力。なんとか縄抜けした朱蘭はふうと一息ついた。
そうこうしているうちに、モールの飾りつけも終了。
「あれれぇ? たくさんぐるぐる回ったらなんだかケシキもぐるぐるしてきちゃったよ~」
くるくると目を回しながらあさひが千鳥足になりつつツリーを見上げる。
わぁっとミルカ、フィリップから歓声が上がった。
「おじいさんのお店にも大きなツリーがあって、飾りつけたりするんですけれど、ツリーは何回飾りつけをしてもやっぱり楽しいですし、わくわくしますね」
同じ飾りつけでも、毎年違う顔を見せてくれるツリー。
大好きな人達と一緒に飾り付ける、どきどき、わくわく。
ミルカは嬉しさを胸にいっぱいにして、メンバーに笑いかける。
「わたし、ツリーの飾りつけ大好きなんです」
「僕もですだよ~!」
フィリップがぱちぱちと手を叩きながら、キラキラ光るツリーを見上げた。
その様子に、若菜は頬を綻ばせる。
(私も……君と一緒にクリスマス、何か出来たらいいな。……誘ってもいいよね。……折角のクリスマスだもん)
若菜はそこまで考えて、ハッとして軽く頭を振る。
(いけないいけない。ツリーの飾りつけに集中しなきゃ)
「ふっふっふ~、まだ完成じゃないぜ?」
朱蘭が、持ってきたバッグから星を取り出す。何か忘れていないか~? と言いながら掲げたのは……。
「ツリーのてっぺんに載せるお星様だぜ!」
おおっ、と一同は目を見張る。なぜなら。
――スイッチを入れると……。
「電池で七色に光るすぐれものだぜ!」
ぴかぴかぴか、と虹色に星が光りだす。
「わ~! すごいですな!」
フィリップは朱蘭の星に拍手を贈った。
「ほら、隊長っ! ラストは隊長がお願いしますよ~」
しゃがみ込んで、朱蘭はミルカに自分の方に乗るように言う。
「で、でもいいんですか?」
重くないかな、と気遣うミルカに、朱蘭は豪快に笑った。
「だって、あたしに乗んないと届かないよ~?」
おいで、と肩を親指で指さすと、ミルカは失礼します、と朱蘭の肩に乗った。
そして、ツリーのてっぺんに無事、七色に光る星が飾り付けられる。
「よしっ! 完成だな!」
朱蘭がミルカを地に降ろしながら、笑った。
スイッチを入れた星が、キラキラと光っている。
「キラキラがたくさん回ってるように見てえてくるね!」
あさひが嬉しそうに手を叩く。
「やったね!」
若菜は、見上げたツリーの美しさに目を細め、喜ぶ。
「あ、記念に写メしてもいいかな?」
若菜の声に、一同は頷いた。
ツリーをぱしゃり。
(待ち受けにしちゃおうかな……)
上手く撮れたことを確認し、若菜は大事に画像を保存する。そして。
「皆も前に並んで一枚とらない?」
「いいですだね~」
フィリップは、近くを通った人に声をかけ、シャッターを押してもらうことにした。
そして、撮影した写真。
「うん、綺麗に撮れてる」
若菜は後で焼き増ししてみんなにあげるね、と約束し、ポケットに携帯をしまう。
「このツリーがキャットロードに来る色んな人に見てもらえて、幸せな気分になってもらえたらいいなあ、なんて思います」
ミルカはみんなで作り上げたツリーを見上げ、にっこりと笑った。
「クリスマス、今から楽しみだね」
若菜の声に、皆が頷く。
「早くサンタさんにも見てもらいたいねぇ……」
あさひがみあげたツリーのサンタさんが、優しく笑いかけてくれた気がした。
「クリスマス、楽しみだねぇ!」
ちょっと気が早いような気もしたけれど、大丈夫。きっと、サンタさんは見てくれているはず。
朱蘭がぐっと伸びをした。
「あぁ~疲れたけど面白かったぜ。よしこのまま宴会しようぜ!」
「えんかい?」
首を傾げるフィリップに、若菜がふふ、と笑う。
「打ち上げ……お疲れ様会って感じかな?」
みんなであったかいココアでも飲んでから帰ろうか?
優しく光るツリーを見上げながら、全員が温かな気持ちで帰路に付く。
ストリートに飾られたツリーは、みんなに最高のクリスマスを運んでくる。
クリスマスが終わっても、きっと、忘れない。
ずっと、ずっと、大切なクリスマスになるに、違いないから。
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あとがき
担当マスター:
寿ゆかり
ファンレターはマスターページから!
ツリー、どれもきれいにできましたね!
クリスマスはおいしいもの食べてまったりしたいです!
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担当ゲームマスター
寿ゆかり
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月15日
参加申し込みの期限
2015年11月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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