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にゃんころがし
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猫村 翡翠
は学校が終わった後、大急ぎでねこやに帰ってきた。
「ここを開放するって言った手前、あたしがいないんじゃ駄目だよね。でも調査もしたいし……」
幸い、ねこやにはまだ誰も来ていないようだった。
「少しだけならいいかな」
そう言って翡翠はろっこん『トランス・キャットピープル』で猫に変身。
近所の猫だまりに向かうと、そこには平穏に日向ぼっこをしている猫たちの姿があった。
翡翠はその平和な様子に安堵し、友達の猫達に話しかける。
「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
おっけー。まかせろ。猫たちは口々に言う。
「最近よく旧市街に散らばってるマタタビが原因で凶暴になる子がいるって話、知ってる?」
「知ってる」「そいつ、この前暴れてた」「おれマタタビ貰った」
「ほんと!?」
翡翠は犯人と思われる人物に接触したことがあると言う一匹の猫に注目した。
その猫によると、その人物はマタタビをただばら撒いているわけではなく、一匹一匹に直接与えていたとのこと。
「で、あんたもそれを貰って、暴れたんだね」
「そんな覚えはないんだけど……」
その猫が言いかけたところで他の猫達が野次を飛ばす。
「嘘つけ!」「この傷はお前のせいだ!」「いしゃりょー、いしゃりょー!」
「って言ってるから、たぶん暴れたんだと思う」
その猫には攻撃的になっていた時の記憶は無いようだった。
「マタタビをくれたのはどんな人だったかはわかる?」
「わかんない。人間はみんな同じに見える。でもあいつらよりはずっと小さかったな」
その猫が指差した先には、寝子高の制服を着た二人組の男子生徒がいた。
見覚えのある二人組だ。ねこやの方に向かっている。もしかすると事件の話を聞きに来たのかもしれない。
猫たちに礼を言って、変身を解き、ねこやに戻った。
翡翠が見かけた二人組は
逆巻 天野
と
御剣 刀
。
店の奥に向かってすいませーん、と声をかけている。そこに翡翠が小走りで帰ってきた。
「ごめんごめん、ちょっと聞き込みしててさ」
それから遅れて
桜庭 円
、
橘 千歳
、
浅山 小淋
、
夏神 零
の四人も集合。
計七人が得た情報を共有して話し合っていると、
「みんなー、犯人捕まえたよー!」
桃原 空音
がねこやに飛び込んで来た。それと共に引っ張られた
八神 修
も姿を現す。
八神じゃないか、修とは顔見知りである一人がその名を呼んだ。
「あれ、知ってるの?」
クラスメイトだから、と言ったのは翡翠。
「彼は犯人じゃないよ。帰りのHRまで学校にいたから」
「ふぇ、そうなの? えっと……ごめんね」
空音は平謝りして、修の縄を解いた。
「誤解が解けたならいいんだ。それより今はどんな状況だ?」
『皆さんの調査結果をまとめていたところです。良かったら、これどうぞ』
修と空音は調査結果がまとめられたメモに目を通した。
・犯人が動いたのは15時から
・マタタビは旧市街全体に落ちていて、コース等はわからない
・ろっこんが関係
・マタタビに根本的な原因はなさそう。ろっこん+マタタビによる凶暴化か?
・川向うからマタタビが落ちていた
・ろっこんでの予知:黄色い帽子、騒音←犯人に関係?
・工事現場にいる可能性?
「工事現場って?」
「僕の予想。でも旧市街を一通り見て回った刀くんによると、それらしい場所はなかったんだって」
円は唇を尖らせて、メモに『→それらしい場所はなかった』と書き加えた。
「じゃあ、話の続き。あたしが友達の猫に聞いた話によると」
「猫と話せるのか!?」
修はキラキラした目を翡翠に向けた。
八組十六個の目が自分に集中していることに気付き、ハッとした修は、
「あ、い、いや、なんでもない」
と言って続きを促した。
「犯人は猫に直接マタタビをあげてたらしいよ。ろっこんの発動条件に関係あるのかも。あと暴れてる猫自身には自分がおかしくなってる自覚はないみたい」
それとね、と翡翠は続ける。
「マタタビをくれたのは、小さい子だったって」
翡翠がそこまで言ったところで、沈黙していた一人が口を開いた。
「今までの話を踏まえて、私の考えを話してもいい?」
ここに向かって来る途中、意味深な発言をしていた千歳だ。
「犯人は小学生じゃないかと思うの」
小学校低学年であれば15時から動くのも可能であるということ、
小学校一年生であれば黄色い通学帽を被っているかもしれないということ、
マタタビをあげているのは小さい子であるということ、
そして何よりの証拠となるのは、川向うの小学校すぐ近くからマタタビが落ちていたということ。
調査結果と結びつけ、千歳は自分の考えを淡々と語った。
「そういえば学校帰りの小学生の女の子が、よく猫と遊んでるとか」
「ああ、事件には関係ないと思って忘れていたが、俺もその話は確かに聞いた」
修と刀だけではなく、他の面々も同じような証言を聞いたという。
「犯人は黄色い帽子の女子小学生ってことでいいのかな?」
とにかく犯人が捕まえられればいい。
そういったスタンスで今回の事件に取り組んでいた空音は『黄色い帽子の女子小学生』というキーワードを見つけ出すと、すぐさまねこやを飛び出して行ってしまった。
「僕達も行こうか」
「あたしはここに残るよ。怪我人が来るかもしれないし」
翡翠を覗いた残り七人はねこやを飛び出し、手分けしてその小学生を探し始めた。
そこから先は存外早く、目的の人物はすぐに見つかった。
手分けして探していた七人が再び一箇所に集まる。発見者の天野は、物陰から少女の姿を捕らえていた。
背中には今風の水色ランドセル、頭には黄色の通学帽を被っているその少女は、一匹の猫に何かを与えたと思ったら、次の猫、そしてまた別の猫へと同じような物を次々と与えていく。
「たぶん、あの子だと思うんだけど……」
「でも猫が凶暴になってる感じはないよ?」
マタタビを与えられた猫が少女に危害を加える様子はない。
「拙者が近付いて確認してみよう」
猫の攻撃を避ける自信はある、と言って零が少女に近付こうとしたその時。
「やっと見つけたのだー! お前が犯人だなー、天誅!」
「子供だからって許さないよ! 悪さをしたら罪を償うべーし!」
二人の女子高生が大音声を上げて、その少女に向かって走る。
更にその二人には、シャーッと声を上げた酔っ払い猫達が跳びかかる。猫は確かに攻撃的になっている。
当の少女は混乱と驚きのあまり一瞬固まった。それから反射的にランドセルにかかった防犯ブザーを思いっきり引っ張り、それに負けない大声でわんわん泣き出す。
二つの音が共鳴し合い、それはそれはけたたましいほどに――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月12日
参加申し込みの期限
2013年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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