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にゃんころがし
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時を少し戻して、昼休みが終わって少し経った頃。
午後の授業を仮病で休んだ
御剣 刀
は、一先ず旧市街を一周してみることにした。
マタタビの落ちていそうな場所を探しつつ、しばらく歩いていたのだが……、
「……全然ないじゃないか」
歩けども歩けどもマタタビが見当たらない。
旧市街の人々が掃除をしたということも考えられるが、それにしても一本も見当たらないだなんて。
刀は近くを歩いていた中年女性に尋ねた。
「朝早くから、元気な女の子が拾ってたわよ。なんでもずっと走り回ってるみたいで……ほらあの子」
指し示された先にいたのは、寝子島高校の指定ジャージを身に纏った女子生徒。赤いものを着ているところから見ると、同じ一年生のようだ。
中年女性に一礼し、刀はその女生徒に向かって駆けた。
「なあ、ちょっといいか」
「な、なんな、のだ……?」
後木 真央
は、ゼーハーしながら答えた。
「……まさかとは思うが、朝からずっと走り続けていたのか?」
「真央ちゃんはっ、体力バカ、だからっ問題ない……の、だっ……! それ、よりっ……犯人を、見つけ、なきゃ……ならぬ、のだっ……!」
「犯人を見つける前に倒れるぞ!」
どうにか真央を休ませ落ち着くのを待ってから、刀は気になることを聞き出した。
「何故マタタビを集めているんだ?」
「これのせいでお猫様が危ないからのだ!」
「それが落ちていた場所については覚えてるか? 特徴とかコースとか」
「これは旧市街全体に落ちてたから、場所と言われても……うーん。拾いながらねこったーに書き込んだから、こっちを見て欲しいのだ」
真央は携帯で自分のねこったーのページを開き、刀に見せた。
マタタビは猫又川の辺りから商店街付近まで、万遍なく落ちていたようだ。犯人が辿ったであろうコースもこれではわからない。
その中には有用そうな情報もある。マタタビは午前中にほぼ拾い尽くしてしまい、新しく落ちていたものはなかったらしい。
「なるほどな。つまり犯人が動き出すのはやはり15時からか」
真央に携帯を返すと、今度は自分の携帯を取り出し、学生支援部員を始めとする協力者に宛てたメールを作った。
「なあ、今日はこれからマタタビが落ちていても拾わないでいてもらえないか?」
「何故なのだ! お猫様を危険に晒せとっ!? ハッ、まさかお前が犯人!?」
「違う! それが犯人に繋がる手掛かりになるかもしれないだろ?」
「むぅぅ、そういうことなら仕方ないのだ」
なんとか真央を納得させ、そこで二人は別れた。真央はパトロールに、刀は調査へと戻った。
浅山 小淋
は6時間目の授業を何やら落ち着かない様子で受けていた。
調査は進展しているようですが、お二人共大丈夫でしょうか……。
送られてきたメールを盗み見て考えこむ。自分も何か役に立てることがあれば。
よし、と意を決して小淋は、ろっこん『神様の手帳』を発動させるべく、メモ帳に『更新』の二文字を書く。
授業中で気もそぞろだったせいもあって、浮かび上がってきたのは、合計たった7文字の2つの言葉。
これも貴重な手掛かりかもしれない。教壇に立つ教員の目を気にしながら、二人の仲間にそれを送ったのだった。
「黄色い帽子、騒音……か」
夏神 零
は、小淋からのメールを読み上げた。
「ふむ、わからぬ」
携帯を仕舞い、先程見つけた猫の方に目を向けた。
怪我を診てもらおうとしたわけではないが、偶然にもそこは寝子島総合病院付近。零はそこで酔っ払い猫を発見した。
零が近付くと、猫は覚束ない足取りで攻撃を加えた。零は武術を嗜んでいることもあって攻撃を上手く躱していたが、
「これではキリがないのう」
と、一先ず離れて観察にまわることにした。
数分経って、マタタビに飽きたらしい猫は先程とは打って変わってしっかりとした足取りで歩き出した。再び零が近付いても、むやみに攻撃を繰り出しはしない。
その場では、また別の猫達がマタタビに群がっていた。近寄って触れても、特に暴れたりすることはなく気持ちよさげに転がっている。
「関係はあるようだが……マタタビそのものに原因があるわけではなさそうでござるな」
今しがた目にした一部始終を文章にまとめ、小淋と刀に送信した。
マタタビの虜になっている猫に、距離を取ったところから携帯のカメラを向けている人影があった。
ふえっくしゅ! パシャッ
「あー……失敗しちゃった」
大きくブレた写真データを消して、
逆巻 天野
はもう一度猫にカメラを向ける。
ろっこんが関係しているのなら撮った写真に不自然な現象が写る。それを知っていた天野は、ろっこんが関係しているのかを見極めようとしていた。
「あれ?」
今度は撮影に成功したはずなのだが、どうしてか猫だけがブレている。背景やマタタビはブレずに写っているのに、猫だけが。
これは何かありそうだ、と思ったところでその猫の近くを通る人がいた。
猫は大きな鳴き声を上げながらその人に跳びかかる。天野はその瞬間を逃さなかった。
「なかなか良い写真が撮れたね」
その写真では、ブレがよりはっきりしていた。猫の運動方向だけでなく、それ以外の方向にも激しくブレていて、一見するとそれが猫だとはわからない。
これはろっこん関係ってことで決まりかな。
ねこったーに情報を書き込み、そろそろ情報収集のためにある場所に向かおうかと思っていた矢先。
「あ、ムッツリ……いや御剣、いいところに」
天野は顔見知りである刀の姿を見つけた。
「今、ムッツリとか言わなかったか?」
「さあ? そんなことより
駄菓子屋ねこや
を知らないかい?」
ねこやは旧市街の中程にある駄菓子屋だ。
そこは
猫村 翡翠
の親戚の家であり下宿先であり、今回の事件を気にしていた翡翠が相談所兼避難所として開放してくれた場でもあった。
「ねこやだったら俺も今から向かうところだ。一緒に行くか?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月12日
参加申し込みの期限
2013年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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