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にゃんころがし
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寝子高生が下校し始める16時頃。
桜庭 円
と
橘 千歳
は、揃って旧市街に向かっていた。
「15時から17時なら、学生には難しいよね。やっぱり犯人は社会人かなー」
円は腕に飼い猫のにゃーくんを抱え、今の段階でわかっている情報を元に自分の考えを述べている。
「まだよくわかんないし、とりあえず調査してからだね。千歳ちゃん、聞いてる?」
「え!? ええ、そうね」
一方の千歳は己の欲求と戦っていた。
にゃーくん可愛いなあ……でも今はそんな場合じゃ……。
円の腕の中にいるその愛らしい生き物に夢中になっている。
触りたい欲求と、それを止める理性が火花を散らし、千歳の右手を疼かせていた。
ちょっとくらいなら……。
欲求に負けそうになった千歳がにゃーくんに手を伸ばそうとしたその時、
「あ、小淋ちゃんだ。おーい!」
円はクラスメイトである
浅山 小淋
の姿を発見して駈け出した。
「あれ? 千歳ちゃんどうしたの?」
「な、なんでもないわ。気にしないで」
千歳は、静まれ私の右手……! と呟き、行き場の失った右手の手首を強く握った。
「刀くんから聞いたよ。支援部も事件の調査してるんだってね」
『とすると、お二人も?』
「そうよ。良かったら私たちとも協力しない?」
『もちろんです!』
更なる協力者を得た小淋は、何かお役に立てられれば、とろっこんでの予知の事を二人にも教えた。
「黄色い帽子、騒音ね。何のことかしら」
小淋と千歳が考えこんでいると、
「もしかすると、犯人は工事現場にいるのかも」
円が思いついたように口を開いた。
「僕ずっと考えてたんだ。時間が限定されてるから、定期的に木を運ぶお仕事の人じゃないかって。黄色い帽子はヘルメットで、騒音は工事現場の音……って考えると、あり得るかなって」
『その可能性はありそうです。橘さんはどう思われますか?』
「私の考えでは……あ、ちょっと待って」
何かを見つけた千歳は、道の端に寄ってしゃがみ込んだ。
「枝だね。もしかしてマタタビ?」
円の腕の中のにゃーくんがそれに向かって思い切り手を伸ばす。
「こらこら、だーめ」
その様子からマタタビで正解だろう。
『どうしてこんなところに?』
そこは旧市街から橋を渡ってすぐの川沿い。
周囲を観察してみると、枝はこの辺りから橋を渡って旧市街に続いて落ちているようだ。
「これがここに落ちていたということは……もしかすると私の考え、当たりかもしれない」
片手にロープを、もう一方の手にねこじゃらしを持った
桃原 空音
は、猫を探して練り歩く。
空音は憤っていた。他人の、それもお気に入りの子の顔に傷をつけられたことに。
怒りの対象は猫ではない。その原因となった犯人だ。
「もー、絶対に捕まえてやるんだからねー!!」
ねこじゃらしをぶんぶん振り回しながら、空音は猫の姿を探し続ける。
それが犯人へと繋がる手掛かりになると信じて。
旧市街に買い物に来ていた
八神 修
は、道端に落ちている大きな枝を手に取り、においを嗅いだ。
「これは……マタタビ?」
風の噂で今回の事件の話は聞いていた。これも恐らく、その件に関係するものだろう。
修は店員との会話の中で、さりげなく事件についての聞き込みをする。
朝から旧市街を走り回っている女の子がいた、昼だというのに制服を来た高校生がうろうろしていた、よく学校帰りに小学生の女の子が猫と戯れているのを見る、といったような情報を得ることが出来た。
「走る女子、うろつく高校生、小学生か……」
ぶつくさ考えながら歩いていると、猫がたまっている空き地に行き当たる。
最近猫を飼い始めたため、猫に興味津津な修はフラフラとそちらに引き寄せられた。
手には拾ったマタタビ。これだけでも猫は大興奮で寄ってくるというのに、修は動物に異様に懐かれるという謎の体質持ちでもある。
そんな人物を猫たちが放っておくわけもなく、
「うわあ!」
頭に背中に両手両膝、猫達はあっという間に修の体を埋め尽くしてしまった。
どうすることも出来ずに黙って猫の好きにさせていると、
「わーはっはっはっは!」
猫まみれになった修の背後で、誰かが高笑いを響かせた。
何事かと思い振り向こうとしたが、猫が邪魔で振り向けない。
「ここで会ったが百年目! 理由は知ったこっちゃないけど、猫ちゃんに悪さをした罪! 学生の顔に傷をつけた罪! ここで償ってもらうよ!」
声の主は、修に向かって突撃する。
「ゴー・トゥー・おまわりさーん!!」
危機を感じた猫たちがサァーッと散る。そこで修はようやく後ろを振り向くことが出来た。
ロープとねこじゃらしを手に、自分に向かって走る少女。そう、空音だ。
運動神経が良い者だったら、それほど早くはない空音の突撃を避けられたかもしれなかった。
だが修はそうではない。空音の勢いに圧され、何の抵抗も出来ないまま、あっさりとお縄になってしまった。
「何の真似だ?」
「あんたが犯人なんでしょ!」
修の手にあるマタタビをびしっと指差し、空音はそう言い放つ。
「違う!」
「言い訳は署で聞かせてもらおーう」
「……どこに連れて行くつもりだ?」
「言ったでしょ、おまわりさん!」
あ、そういえば。空音は予定変更だと言って、進行方向を変えた。
「確かねこやって駄菓子屋に、犯人を捕まえようとしてる人たちが集まってるって聞いたから、先にそっちに報告しに行こっかな」
「せめて縄は解いてくれないか」
「そう言って逃げる気でしょ? そうはいかないよ!」
「逃げないから、頼むよ。縄が食い込んで痛い。それに……」
恥ずかしいじゃないか。修が言うと、空音の目がキラーンと光る。
「ほほう、苦痛に顔を歪め恥ずかしがる男子……」
修は嫌な予感を感じたが、縛られている以上逃げることも出来ず。
「このまま行きまーす!」
ただただ引っ張られるままに歩くしかない修であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
敷石しじみ
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月12日
参加申し込みの期限
2013年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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