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「鎌倉って、近場だからあんまり行ったことないのよね」
城山 水樹
は、休日を日帰りの鎌倉観光に使うことに決めた。休日を寝子島でのんびり過ごすのも悪くないが、せっかくなのでよく知らない場所に行ってみよう。近所にある観光名所は、意外と行かないものだ。
考え込んだりしないタイプの水樹の行動は速い。すぐに旧市街の自宅を出て、寝子電に乗った。普段は寝子島入口駅で木天蓼線に乗り換えて大学に向かうので、鎌倉に向かう機会はなかなかない。
「ほとんど初めて来たような気分ね」
胸のわくわくを抑えきれない感じで、水樹は電車の窓の外を眺めた。
「さて、どこに行こうかな……」
鎌倉駅で下車した水樹は、あたりをきょろきょろと見回した。ふと、人力車が停まって客を待っているのが目に止まる。
「お姉さん、いかがです? 一通り名所を回れますよ」
興味を惹かれたところで車夫の若者に声をかけられ、水樹は即答した。
「そしたら、お願いするわ」
水樹を乗せた人力車は、スムーズに動きだした。
「まさか人力車に乗れるとは思っていなかったな……」
車夫は軽妙な語り口で、鎌倉各所の名所旧跡を案内してくれる。横顔を見ると、結構イケメンだ―――水樹は車夫に話しかける。
「そんな服装で、寒くない?」
「いえ、すごい運動だから暑いくらいですよ」
「そうよね、人を乗せて車を引っ張るなんて大変よね」
「お姉さんの場合は軽いから平気ですよ」
車夫の軽口に、水樹は快活に笑った。
月に一度、寝子島大橋を渡って本土に行くのが、
灯 斗南
の習慣だった。観光に行くのではない。離れて住んでいる母親に会いに行くのだ。
駅の改札を出た斗南は、コートの襟を立て、うつむき加減で雑踏の中を歩いていった。目的地は、大通りから横道にそれた所にある喫茶店だ。味や内装を気に入っているわけでもなく、いつの間にかここで母に会うのが習慣になっている。
「―――母さん」
店に入った斗南は、間もなく母の姿を見つけた。
「斗南! 久しぶりね」
母は今、本土で働いている。両親が学生時代の過ちによって、斗南は生まれた。両親は結局斗南を育てられず、彼は祖父のもとに預けられている。そして、本土に出稼ぎに行った母親から、月に一度養育費を受け取りに行っているのだ。
「学校にはちゃんと通っている?」
「うん」
「お祖父さんとはうまくやれてる?」
「うん、大丈夫」
彼女なりに苦労を重ねた母は、一応母親らしくなり、斗南の身を案じていつも同じ質問をする。一連の問いかけに、斗南は事務的に「問題ない」との答えを重ねていく。
僕は、なぜ義務を果たすように母親に会いに来ているのだろう。特に意味のない月に一度のこの時間は、いったい何なのだろう―――斗南は次第に上の空になり、母の言葉も耳に入らなくなっていった……
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
三城 俊一
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月03日
参加申し込みの期限
2015年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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