【お三夜】猫とネズミの運動会、お三夜さま御用達チーズをかけて｜リアクション

【お三夜】猫とネズミの運動会、お三夜さま御用達チーズをかけて

　寝子島在住の獣医師ジェレミア・ベルトーニは、不思議な感覚にとらわれて混乱していた。
　何だか普段より視線が低い。どうやら自分は灰色のハツカネズミになってしまったらしい。
　
「さては、これ、夢だね。昨晩急患が入って、睡眠不足だからだねぇ……」

　ジェレミアはこの状況を夢だと思う事にした。

「今日はチーズを食べても無礼講なんだろ？
　さーて、最高級チーズは俺が味あわせてもらうぜ！」

　一方で寝子高生の水守流もいつの間にかネズミになっていた。が、流はジェレミアとは異なり、変身のショックは少なく、まるで生まれついてからずっとネズミだったかの様に、思考は最初からネズミモードでやる気満々である。

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