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楽しもう、コスプレオフ会
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【エピローグ】
午後二時を少し回ったころ。
「今日は本当にみんな、参加してくれてありがとう。いろいろ、楽しかったわ」
参加者たちを前に、春香が言って全員に一礼した。
「私たちの方こそ、楽しかったわ」
麗音が言えば、碧南もうなずく。
「ええ。自分には無理だと思ってたアディリシアのコスプレができたのも、このオフ会のおかげよ」
そんな彼らに、真白が言った。
「もし二次会するなら、私も参加するよ」
「二次会? いいわね。カラオケとかどうかしら」
目を輝かせてうなずく麗音に、碧南が声をかける。
「カラオケなら、私も混ぜて」
「いいよ。……他に二次会参加する人、いない?」
真白がうなずき、周囲を見回して尋ねた。
「俺たちは、迎えの車が来たから、帰るよ」
言ったのは修だ。
「今日は楽しかった。ありがとう」
春香に改めて礼を言うと、彼は常闇の手を取った。常闇も、一同に会釈すると彼と共に店の外に出て行く。
「行ってらっしゃいませ、ご主人様、お嬢様」
それを万里と真央が、声をそろえて見送った。
修の言葉どおり、外には黒塗りの車が迎えに来ており、二人がその後部座席に乗り込むと車はすべるように走り出した。
「……最後まで、絵になる二人だねえ」
その様子を窓から見やって、さくらは小さな吐息と共に呟く。そして、一同をふり返った。
「じゃあ、あたしもそろそろ失礼しますね。資料になりそうな写真はたくさん撮れたし、なんとなくイメージも湧いたしねえ」
「いってらっしゃいませ、ご主人様。……でも、そのサンマさんのかぶりものは、はずした方がいいのではないでしょうか」
万里の言葉に、「それもそうだねえ」とうなずき、彼はそれを脱ぐと来た時と同じようにたたんでカバンに入れると、改めて一同に軽く手をふり、店を出て行った。
それを見やって、桜は冬華をふり返る。
「私たちも、帰ろう。……あ、もちろん、冬華さんが二次会に参加したいなら、別行動でもかまわないが。私は、帰って新しいデザインを絵にしてみたいんだ」
「いえ。私も帰ります」
かぶりをふって言うと、冬華は小さく笑って桜を見やった。
「デザインを起こすには、モデルが必要なんじゃないですか?」
「それはもちろん。……なら、一緒に来て、モデルをやってくれるか」
「はい」
桜に言われて、冬華はうなずく。そして、どうやら桜は、他の参加者たちのコスプレに刺激を受けて、新しいイメージが湧いて来たようだと考える。
(私も、月さんの描く新しいデザインを、早く見てみたいです)
胸に呟くと、冬華は桜と共に春香に挨拶すると、万里と真央に見送られ、店を後にしたのだった。
月詠や未沙、刀や葉月もそれぞれ、春香に挨拶して店を出て行く。
それを見送って、春香は真白たち三人をふり返った。
「それじゃ、二次会は私も一緒に行くわ。カラオケ、がんがん歌い尽くしましょ!」
「そう来なくっちゃ。……じゃ、さっそく移動ね」
麗音がうなずいて促すと、真白と碧南もうなずく。
そんなわけで、春香を含めた四人は二次会に突入すべく、店を出たのだった。
こうして三々五々、立ち去って行く一同に、斗南は深い溜息をついた。
(これで、ようやく解放される……)
そう胸に呟きつつ、店を出ようとしたところで、万里に呼び止められた。
「あの、ご主人様。お出かけになるなら、着替えた方がいいと思いますが……」
「え?」
言われて足を止めた彼を、万里の隣で真央が必死に笑いをこらえているらしい顔で見やっている。
それでようやく彼は気づいた。自分が、『魔法少女』の姿のままだったことに。
「あ……そ、そそ、そうだな。ききき着替えてから、帰ることにしよう……!」
真っ赤になって、必死の体で叫ぶと彼は、そのまま店の奥へと駆け込んだ。
ほんの数分で戻って来た彼は、もとの自分の衣服に着替えていたが、よほど慌てたのかシャツの裾はズボンからはみだしていて、髪はいつも以上にぐしゃぐしゃだった。
「か、借りた服のクリーニング代は……」
言いかける彼に、万里が穏やかにかぶりをふる。
「こちらから提供したものですから、お気遣いは無用です」
「そ、そうか。……それじゃ、邪魔したな」
ぎくしゃくとうなずくと、彼は踵を返した。
万里と真央に見送られて店を出た彼の足は、次第に早くなり、とうとう最後には走り出していた。
そうやって脱兎のごとく家に帰った彼は、自分の部屋に入るなり、布団をかぶってころがる。
「あー、僕のバカ野郎! 中に連れ込まれそうになった時、なんで人違いだと言わなかったんだ。その上、女装だと! この僕が! しかも、女装したまま店の外に出るところだっただなんて……!」
しばらくそうやってころがり回っていたが、ふいに彼はガバと跳ね起きた。
「そうだ! 写真! 写真も撮られたんだった! くそっ! しかも、あの女たしか、参加者全員にあの写真を送るとか言ってたじゃないか。つまり、僕のあんな恥ずかしい姿が、他人の手に渡って、ずっと保管されてしまうというわけだ!」
彼は叫ぶと、この世の終わりとでも言うかのような雄叫びを上げ、両手で髪を掻きむしると再び布団をかぶって、突っ伏したのだった。
一方、『ねこのて』の方では。
店内はいつもどおりのテーブル配置に戻り、厨房の中も使用済みの皿などが全て洗われ、きれいにかたずけられていた。
参加者の更衣室として使われていた休憩室も、普段どおり真ん中に長方形のテーブルと、それを挟んで椅子の置かれた配置に戻っている。
そしてそこでは、真央が今日のご褒美、もとい、賄いに舌鼓を打っていた。
「本日はお疲れさまでしたのだ。仕事のあとの賄い、激ウマなのだ~」
この日の賄いは、ホワイトハヤシの残りで作ったハヤシパスタとフルーツパフェだった。パフェの方は、フルーツ盛り合わせに使われていたミラクルフルーツが入っている。
「今日は本当に、ありがとう。接客、ずいぶんがんばってくれたから、パフェはそのお礼よ」
自分もハヤシパスタを食べながら、万里が言う。
「ありがとうなのだ。遠慮なく、いただくのだ」
ハヤシパスタをたいらげたあと、真央はさっそくパフェにも手を伸ばす。
そんな真央を見やって、万里は自分も残ったミラクルフルーツを口にした。
こうして、コスプレオフ会は無事、終了した。
後日、春香は約束どおり、記念写真のデータを全員に送ったが、それを見て斗南が再び悶絶したのは、また別の話である――。
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あとがき
担当マスター:
織人文
ファンレターはマスターページから!
参加いただき、ありがとうございます。
マスターの織人文です。
楽しいアクションばかりで、私の方も書くのがとても楽しかったです。
そんなわけで、参加者のみなさんにも、楽しんでいただければ幸いです。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月27日
参加申し込みの期限
2015年11月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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