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【お三夜】ある猫の夢
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猫屋敷 姫
はキジトラ猫になっていた。辺りは知った場所だ。ここは猫屋敷。旧市街にある、寝子島の猫の集会所のひとつである。
(あれ私は……何だっけ? 常連だったと思うですが)
最近は、この旧市街から星ヶ丘に行って夕日を眺めるのが猫たちのブームだそうだ。人間から見れば夕方は日の入りだが、猫から見れば日の出のようなもの。例えがおかしいかもしれないが、そんな感じである。
猫は夜行性なのだ。人間のスタイルに合わせて昼夜逆転している猫が増えただけだが、本来は夜行性である。となれば、やることはただ1つ。
(ここは寝る間を惜しんで1日の始まりを見届けるです!)
星ヶ丘まで移動すれば、いい汗もかきそうである。
そんなわけで、キジトラ猫の姫は猫仲間と一緒に、散歩ツアーに出発した。
星ヶ丘までの通りを、たくさんの猫が連なって歩く。寝子島に猫がいるのは当たり前のことだが、列になっているのは珍しいことかもしれない。
(人間は邪魔しないで通るのを見届けるです)
実際、この猫の散歩ツアーを見ている人たちは、何事かと驚いて邪魔はしないでいてくれた。もしかしたら、ネコッターなどに画像を載せられるかもしれない。
横断歩道を渡るときは、赤信号に注意して、車を確認してからみんなで渡る。固まって移動していれば、カラスが襲うこともない。
(ミートにされたいです?)
カラスへの脅しをそっと心に秘めて、姫は通りを歩き続ける。猫は人間よりも体が軽いから、人間が通れない最短ルートを楽々通る。あるときは塀を乗り越えて。またあるときは、細い抜け穴を通って。
星ヶ丘に着いた。結構歩いたから、いい汗をかくことができた。ブームというだけあって、もうそこにはたくさんの猫が集まっている。ぱっと見える範囲では、灰色の猫や黒猫がいるようだ。
運動の後だから、まずは水分を摂って、それから。
一緒に来た猫たちと、日が落ちるまでじゃれたり日向ぼっこしたりと、くつろぐことにした。
(あれ? なんか急に眠くなったと思ったら、ここはどこだ?)
水守 流
は辺りを見回した。なぜか視点が低いような気がする。異変はそれだけではない、尻尾があるような? そんな気がして自分の体を眺めてみる。
(って、俺猫になってね!?)
その通り、流は猫になっていた。毛並みがぼさぼさな、白黒の猫である。
(……あ、そうかこりゃ夢か)
夢を夢と自覚できるのは珍しいが、どうせ夢ならと、のんびり楽しむことにした。
それにしても気持ちのいい天気である。ちょっとぶらっと散歩してみるのもいいかもしれない。
(行き先はどこにすっかなぁ……お、なんかあの猫も散歩してるっぽいな)
視界に入った猫の歩く先を見てみる。
(この方向は、旧市街の方向かな?)
猫の体のため視線が低いが、見える範囲のものでそう予想する。普段、流が遊ぶのはもっぱらシーサイドタウン。旧市街の方面に行くことはあまりない。
だが、せっかくだ、ついて行ってみるのも面白そうである。
流は散歩している猫の方へ歩き出した。
白黒猫の流は、猫についてやってきた場所を見回す。
(……へぇ、こんなところに動物園もあるんだ、今度遊びにきてみるのもよさそうだな。あ、せっかくだし中ちょっと覗いてみるかな)
猫でも入れそうな隙間があるだろうかと、動物園の外周を見てみる。
(お、あっちは温泉旅館の方かな? 最近寒くなってきてるし、温泉にのんびり浸かるってのもいいよなぁ。風呂上りに牛乳飲むのもかかせねぇってな)
動物園から温泉旅館のほうへ向かう。温泉旅館の前に着いて、こちらも中を覗いてみようか。そう思ったら、はっと目が覚めた。
「あれ? ここって夢の中にあった温泉旅館の目の前だよな……」
今までのことは夢ではなかったということだろうか。
「んー、これって正夢? ま、いっか」
流は、考えるのをやめた。せっかくここまで来たのなら、入ってみようと思ったのだ。
「ここって日帰り入浴とかやってっかなぁ。やってそうなら、温泉入っていこうっと」
ミリティア・ディスティン
は今日も猫を待っていた。最近、星ヶ丘寮にやって来る猫が増えてきている。可愛いから、ご飯をあげたりねこじゃらしで遊んだりしていた。
(たまにちょっとわがままだったり拗ねたりもするのは、まぁ『可愛いから許すっ!』って感じかな?)
いつもと同じように、猫にご飯をあげて、それから鼻歌を歌いながら食器を洗っていた。すると、なぜか急に眠気が来て、ミリティアは家事をさっと済ませると眠ってしまった。
ふと気が付くと、ミリティアは真っ白な子猫になっていた。なぜかは分からないが、不思議と落ち着いていた。
(普通なら、混乱するんだろうけどね?)
最初は、他の猫たちとは離れて歩いた。ちょっと怖かったのだ。寮敷地内の防波堤沿いをそぞろ歩きしながら、鼻歌を歌うように鳴く。実家……ミリティアの父親は貿易船を持っている。そのこともあってか、海を見ると落ち着くのだ。
他の猫たちはというと、どこか楽しそうに見えた。
(ねこさんなら問題ないよね?)
ミリティアは離れていた距離を縮めて、一番近くを歩いていたキジトラ猫に話しかける。もちろん傍から人間が聞けば、ただの猫の鳴き声だ。けれども今のミリティアは猫。なぜだか相手の猫の言葉が分かるような気がした。
もし仲良くなれたら、家を教えてもいいかもしれない。場所を上手く伝えられなくても、ジェスチャーらしきもので伝えることだってできるはずだ。それで仲良しになった猫が家に来てくれたら……それはとても嬉しいことだ。
「うな~♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月15日
参加申し込みの期限
2015年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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