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【お三夜】猫と人、二つの世界が交わる夜
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●大食いガールズ現る #お三夜祭り
巫部 紫苑
がカエルパイを頬張りながら歩いている。
夕食五人前ののち、おにざきで炭火焼き鳥、サンマさん丼、お三夜様丼、デザートの富士山牧場の採れたて玉子プリンパフェを頂き、そののち露草の店で焼きおにぎりと焼きそばを三人前ずつ、さらに定番のクレープ、お好み焼き、金魚焼き、チョコバナナ、リンゴ飴、わたあめ、ネズミのしっぽのカリカリスティック、エトセトラエトセトラと食べ歩いてきた彼女、これだけ食べても目が行くのはやはり食べ物の屋台。
その合間に、運命万華鏡や露天風呂の幟を見つけては物珍しそうに眺め歩く。
「金魚すくいや射的は知っていますけど、最近のお祭って、かなりバラエティ豊富になってるのですね。なんというか……ハイカラ?」
端から屋台を制覇し始めた紫苑のお祭り食べ尽くしの旅は、かなり後半に近づいていた。
次に見えた食べ物屋台は、『すずめ焼き鳥』だ。
「すずめ、ですか……鳥は鳥でも鶏とは違うのでしょうか。気になりますね」
近づいてゆくと、白猫の少女がすずめ焼き鳥を買っている。
彼女とは、行く先々の猫の屋台で一緒になっていたので、紫苑はとうとう話しかけてみた。
「こんにちは。またお会いしましたね」
「はむ? あっ、いっぱいたべる人!」
「あなたもですよ」
「えへへ、そうだね。私、テラだよ。あなたは?」
「私は紫苑といいます。私もすずめ焼き鳥を一本」
あいよ、とたれの滴るすずめ焼き鳥を渡してくれる大将。
テラは猫なので素のままだが、人間にはタレがオススメらしい。
すずめと聞いても紫苑は物怖じしたりしない。
「おいしいですね。普通の鶏肉よりちょっと硬めでしょうか」
「そうだねー。歯ごたえがあるよね」
そこに走ってきたのは
夢宮 瑠奈
だ。
「見つけた! あたしによく似た女の子!」
白猫のテラは瑠奈を見てにっこり。
「や、あれ、そっくり。こんばんは、はじめまして」
「はじめまして。あなた、話題になっていたから」
「話題に?」
どうやらテラと紫苑は、「色んな物を片っ端から食べている大食いガールズ」として、本人たちの知らぬ間に、ねこったーで話題になっていたらしい。瑠奈はねこったーで「似てるけど本人?」と聞かれて自分によく似た子がお祭りに出没していることを知り、ぜひ会ってみたくて探していたのだった。
「最初はね、あたし自身もそんなに食べない方ではないけれど、そんなイメージ持たれてて、想像で言われてるのかな? って思ってたんだよ。でもほんとにそっくりだねぇ」
まるで双子みたいなテラに出会えて、瑠奈は嬉しくなってくる。
「世の中には自分と同じ顔をした人が三人いると言いますが、これは……猫耳がなかったらわからないですね」
紫苑は二人を見比べて、感心したようにそう言った。
「えへへ。そうだね。これつけたら、もっとじゃない?」
ねこったーには写真もアップされていたので、面白がった瑠奈は、
三谷 賢二
がバイトしていたイベントブースで、テラそっくりの白猫耳のカチューシャを借りていたのだ。
「双子みたい!」
「今夜だけの双子!」
テラと瑠奈は向かい合わせに手を合わせて、紫苑に「どっちがどっちでしょう」クイズをしたが、紫苑にはさっぱりわからない。しばらく談笑していたが、紫苑は底無しの胃袋と食欲を満たすため、手を振って次なる屋台へ向かって行った。
それから瑠奈とテラは、手を繋いでオレンジ色の提灯が揺れる不思議な縁日を楽しんだ。
「ねえテラちゃん、普段はドコにいるの?」
「このへんだよ。もしかしたらキミの傍かも」
「ほんとに? じゃあさ、テラちゃんてなにが好き?」
「そうだねえ、食べることが一番好き」
「食べ物の中では?」
「またたび焼き!」
「そうなんだ。あたしはね、甘いモノが好き。紅茶と一緒にゆっくり食べる時間ができたら、最高だよね」
ねえ、と瑠奈はテラの青みがかった緑の瞳を覗きこんだ。
「今度、一緒に食べようよ」
お祭りが終わってもまた会いたいな、と瑠奈が言う。
テラはちょっと困った風に笑った。
「猫は、人間の食べるものはシゲキが強すぎるんだ。だけど、またひとに化けることができたら、あるいは」
「そっか、それだとまた来年だね」
――あるいは。
どこかで会えるかも。
探してね、青みがかった緑の瞳の白猫を。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
109人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月31日
参加申し込みの期限
2015年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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