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【お三夜】お三夜迎撃準備! と書くと過激ですが要するにですね
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北 影太郎
、登場!
影太郎は小学生、将来の夢を書かせると、『ヒーロー』と力強く書くような小学生。
といっても影太郎は一年生や二年生ではない。さすがに悪の組織と戦う改造人間は、テレビや漫画の中にしかいないことを知っている。そういうものは大好きだし今でも見るけれど、作り話は作り話として置いておいて、現実の世界ではどんなヒーローになれるのか、どうやってヒーローを目指すのか、そんなことに興味が向かいつつある小学五年生なのだ。
この日、影太郎は母とともに、シーサイドタウンを訪れていた。
「すげぇ! オリジナルコスチュームだってよ! かーちゃん、俺、あれやりたい!」
母は難色を示したものの、影太郎のハートにはもう火が付いている。
「買い物ならしといてくれよ。俺、ここで衣装作りするよ」
ほんの数年前まで、買い物となれば母のスカートをつかんで離さず、決して一人になろうとしなかった幼子の姿はもうない。影太郎はもう一人でも大丈夫だ。母親はそんな彼を見て、やや感慨を抱いたようだが、すぐに二つ返事して彼を会場に残していった。
「じゃあ後で!」
母を送り出すと、ワクワクで顔をいっぱいにして彼はコスチューム作りコーナーに陣取った。
「よっしゃ、どんなのつくろっかな。やっぱ俺的にはあれだよな……バイカー!」
バイカー、つまりバイクに乗る人ということだが、影太郎をはじめとして、心にヒーロー魂を持つ者にとってこの言葉は、字義を超えた熱い意味を持つ。すなわち、宿命を負って戦うスーパーヒーローのシリーズ名なのだから。
「バイカー? きみ、バイカー好きなの?」
呼びかけられて影太郎は、「うん?」と振り向く。中学生くらいのお姉さんがこっちを見ていた。くりっとした利口そうな目で、意地悪そうな印象はない。からかっているわけではないだろう。
「もちろん! おねーさんもバイカー好きなんだ?」
「たしなむ程度にはね。昭和のやつはDVDで観るくらい。ちなみにフェイバリットは『響くやつ』だよ」
「おー! さすが中学生、好みが渋いよね」
「いやあの……私、高校生なんだけど……一応……」
がくっとつんのめった拍子に、
野々 ののこ
のアホ毛もひょろりと折れた(すぐ戻るが)。
「あ、ごめん。まー、若いってことだからいいんじゃない? うちのかーちゃんも、いつも若く見られたがるし」
「うーん……私も将来そうなるのかなあ。まあ年下に見られるのはいつものことだからいいけどね。今回は小学生に間違われなかっただけいいか……」
バイカー好きなら兄弟のようなものである。すぐに影太郎とののこは親しくなった。
「えーと、お三夜の祭りってナマズを倒す猫がテーマなんだっけ?」
「だいたいあってるよ」
ちゃうやろー、という声が天空の一角からしたとしても、ののこには聞こえまい。
「じゃあバイカーのコスチュームは猫をテーマにした感じかな……でもやっぱ初代の雰囲気も欲しいよなぁ」
「初代ってけっこうダークだよね」
「いいんだよそれで。ガキのごっこ遊びじゃないんだから、いくら紙製でもちゃんとわかってるデザインにしたいし」
その言い方がツボに入ったのか、ののこはケラケラと笑ってしまった。
「あ、ののこおねーさんバカにしてるなー!」
「違う違う。私は影太郎君の真剣さに打たれただけで……でも『ガキのごっこ遊びじゃない』って、あはははは」
もこらえきれなくなったのか、ののこはお腹を抱えて笑い声を上げている。
「やっぱバカにしてるじゃないかー!」
立腹する影太郎であるが、次のののこの言葉ですぐに機嫌を直した。
「笑った罪滅ぼしと、同じバイカー好きのよしみで、ここはひとつ、おねーさんが仮装の材料を買ってあげよう。あ、でもあんまり高いのはやめてね♪」
「おおー! 優しいおねーさんだー! 今、ののこおねーさんは大学生くらいに見えるよ!」
「調子のいいこと言ってんじゃないのっ」
かくして影太郎はののこというパトロン(?)を得て、本格的……といっても画用紙よりは上という程度のレベルで制作に乗り出すことになったのだ。
目指せ、「ちゃんとわかってる」仮装!
椿 美咲紀
のアンテナは、面白そうなイベントを逃さない。
だから今日、このコーナーで開催されるイベントも、事前情報を得てしっかり迷わず来たのである。記事になるかどうかはさておいて、ちゃんと寝子高新聞部の腕章を巻いてカメラも持って来たあたりも含め、記者の鑑と呼びたいところ。
美咲紀の足は、衣装の手作りコーナーではなく購入コーナーへと直行していた。
「手作りするにはそれなりの技量が必要……でも私の場合、カワイイ追求のためには、よーするにお金で買った方がよいタイプの人間なのです!」
しかしそんな美咲紀の前に立ちふさがる謎の影がひとつあった!
「やあ、俺だぜ」
寝子 サンマ
であった。
「やや、サンマさん、お三夜まつりにかける意気込みはどうですか!?」
「お三夜まつりはハロウィンやクリスマス、お正月と違って寝子島独自の、しかも由緒あるお祭りなんだが、全国的な知名度はいまひとつなんだぜ。だが俺も観光大使として、今年のお三夜はバリバリ盛り上げていくつもりさ!」
気力満点サンマさんだ。しかもその姿勢で動かない。ぴったりと、一時停止ボタンでも押されたかのように凍り付いている。
「なんと!? サンマさんがフリーズしてしまったのです。電池が切れたのでしょうかー!?」
「いや、写真撮るかと思って」
「なーんだそれならそうと早く言って下さいなのです。ハイ笑って~チーズ、なのです」
カシャッと一枚、シャッターを切る。フラッシュの光がやんだとき、美咲紀の手にサンマさんが何かを握らせてきた。
「これは……ネコ耳! ネコ耳くれるですか?」
「おう。限定カチューシャ。俺の、いや、寝子島市のおごりだ」
「やったぁ! わーいわーい」
ところが彼女はこれをすぐにつけず、そればかりか口をつぐんでしばし眺めていた。
「つけんのか?」
「いえね、今ふと、サンマさんがネコ耳をしていないことに気がついたのですよ。これってサンマさんの頭には着けれそうにないですもんねぇ」
美咲紀はため息をついた。
サンマさんも、ため息をついた。
「フッ、気付かれてしまったか……だが心配ご無用、俺は当日までになんとかしておくさ。その日を楽しみにな」
言い残すと彼は、風のように去っていくのであった。当日のサンマさんをお楽しみに!
さてネコ耳を身につけた美咲紀は、身も心も猫と化して会場を歩むのである。
「次に必要なのはしっぽなのですにゃあ」
耳と尻尾さえあれば何を着ていてもニャンコになれる、というのが美咲紀の導き出した黄金方程式である。耳と尻尾は万能アイテム、いつかこれを論文にして世界に向け力説していきたい!
「せっかくだからもらったネコ耳に合う尻尾が良いですねー。やっぱり三毛にゃん? 女の子だし。長めのしっぽ購入希望です」
美咲紀は尻尾を探すミッションを開始したのである。
このとき美咲紀がサンマさんに炊いたフラッシュは、近くにいた
楢木 春彦
の視線を引きつけていた。
「おっ、光ったのはサンマさんかー。こんなところに来てたとは」
彼がいるということは、何かイベントがあるということだろう。行ってみたところ予想通り、近く開催されるお三夜まつりの準備会ということらしかった。せっかくなのでちょっと覗いてみよう――春彦はそう即断していた。
服というのは案外、意外な場所でお気に入りが見つかるものだ。フリマしかり、学祭しかり、そしてお三夜まつり迎撃準備会しかり。
購入コーナーにて春彦は、良さげなパーカーを発見していたのである。
「これはこれは……」
被れば簡単変身のネコ耳付きパーカーだ。色は黒、やろうと思えばいくらでも子どもっぽくできる商品にもかかわらず、エッジの立ったデザインにシャープなシルエット、加えて丁寧な縫い目の配置もあいまって、年齢層高めのアーバンウェアとして着こなすことができそうだ。合わせるパンツやインナーには気を遣う必要があると思われるも、その辺については春彦はそこそこ自信がある。
「へぇ、これ裏地が空模様になってんのかーおもしれぇな」
裏地は夕焼け模様なのである。その大胆なセンスも気に入った。
値段はそこそこするが限定品らしい。ここで買い逃せば次はあるまい。財布のダメージのほうは、来週月水金のランチを食パンだけにすれば、リカバーできないこともなかろう。
ならば逃すまじ一期一会……と春彦がパーカーを手に取ったとき、ほぼ同時に、その隣の同型パーカーを手にした人物と目が合った。
「楢木……」
そう、彼こそは。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月12日
参加申し込みの期限
2015年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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