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【お三夜】お三夜迎撃準備! と書くと過激ですが要するにですね
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いち、にー、さん、はい。
「すいません、言っている意味が分かりません」
……これが本日、
七枷 陣
が彼らに向かってようやく口にできた最初のセリフだ。
いや本当、マジで理解できないんですけど――という気持ちもあるがもっとストレートに言うならば、
何この人たち、怖っ!
――と、言いたい。
けれども理解できようができまいが怖かろうが怖くなかろうが、それでも陣の戸惑いや認識を超えたところでお三夜まつりの準備会は進んでいくのである。粛々と。
陣は、
鷹取 洋二
と
海原 茂
という両雄に両脇を抱えられ連行されるようにして、シーサイドアウトレットのイベントスペースに向かうのであった。
のろのろと歩みを進めながら陣は思う。
ホワイ。
なぜに。
さかのぼって発端を話そう。
いつもの休日、早起きした陣は朝から、某これくしょん的なブラウザゲームに没頭していた。
早起きは三文の得というが今日の彼に限ってはそれはまるで当たらない。逆に損ばかりしている。ゲーム内では本日限定のプチイベントが開催されているのだが、起きてから数時間、確たる成果が上がっていないのだ。釣り用語でいえば限りなくボウズに近い。ここまで投じた金銭を考えれば信じがたいほどの不経済だ。
「……プチイベのサンマ泥率渋すぎるやろいい加減にしろ! この海域何十周してると思ってんだ! サンマ30匹確保しろと命令されて、ずっとドロップ絞られればこうもなろう!」
と、独言の声色が大変に物騒なのが、彼の怒りと悲しみを的確に代弁しているといえようか。鉄仮面でもかぶって大暴れしたいような心境だ。
そうしてやがて世間一般の人々も活動に入る頃合いになったとき、ポンピーンと玄関ドアのチャイムがなった。
普段ならTVドアホンで確認するところだが、あいにくと現在進行形でイライラしている陣は、特に考えることもなくそのままドアをオープンした。
それが厄日の始まりだったと、陣は後から回想することになる。
誰? と陣は思った。
開かれたドアの向こう、最初に飛び込んできたのはもさっとした髪の毛だった。それはたとえるなら海産物、もっといえばワカメ、ぴちぴちのワカメ髪! やがて陣は思い出す。3年ぶりくらいに見かけた気がするが実際は半年ぶりくらいだろうか。
「やあ」
へらりと笑う彼は上級生、確か二年の鷹取洋二だ。親しく言葉をかわしたことはないが、とりあえず顔と名前は一致する。
しかし洋二の隣に立つ人物のインパクトはもっと大きい。なぜなら彼は有名人、生徒会前会長の海原茂であったから。もちろん陣は彼のことを知っている。でも彼のほうは、陣とは面識がないはずだ。
「本当にここでいいのか?」
茂は流し目して洋二に問うていた。
「はっはっは、もちろんですよ海原先輩。……そうだよなあ」
ここで洋二は表札をひょいと見て、
「……七枷くん」
妙な間を置いて言いくくった。
何の用――という言葉を陣が舌に乗せることはなかった。
「約束通り迎えに来たよ。さあ、シーサイドアウトレットに行こうじゃないか」
「なんだか彼、キョトンとしているぞ。もしや鷹取、誘いに来る相手を間違っ……」
その口をふさぐかのように洋二は茂の言に言葉を重ねた。
「はっはっは、そんなことはないですよ! そうです! 今日、友達の少ない海原先輩と一緒に遊びに行ってくれる『可愛い後輩』とは彼だったのです!」
茂はムッとした様子だが口を閉じてしまった。もしかしたら彼、『友達の少ない』がウイークポイントなのだろうか。
「ところが捨てたもんじゃありませんよ。先輩とお近づきになりたいという後輩はたくさんおるのです! いやねえ、この七枷くんは特に熱心でねえ、身を焦がすような勢いで是非に紹介してくださいと僕に頼んできたものですよ。彼が呆然としているのは、憧れの海原前会長とじかにお会いできた感激でショック状態にあるからで」
「そうか……」
と口調は冷静な茂であるが、なんとなく嬉しそうな目をしているように陣には見えた。
「でも女子だったようにも聞こえたが」
「はっはっは、空耳でしょう」
ここまでただひたすら、立ち尽くしてこの二人のトークを聞いていた陣である。けれどもようやく、我に返るタイミングがやってきた。
なんかおかしい。絶対、おかしい。
ではカウントスタート。
いち、にー、さん、はい。
「すいません、言っている意味が分かりません」
何この人たち、怖っ!
ところが洋二は馬耳東風、
「いいからいいから♪」
と陣の腕を取り靴を履かせて、
「前に言ったよね? 今日はシーサイドアウトレットで、来るお三夜まつりのための仮装アイテム販売・制作・レンタルイベントがあるんだ。一緒に行こうよ。お好み焼きくらい海原先輩がおごってくれるからさ」
腕をガシっと組むとそれを小脇に抱えるようにして脱出不可能の体制を取り、さっささっさと歩き出していた。
「おい、なぜ俺がおごることになっているんだ」
と抗議する茂もやはり、洋二同様に陣の腕をガシっとつかんでいる。憮然とした口調なのに、茂の足取りが軽いのはなぜだろう。
「さあ行こう七
村
くん! 大丈夫! 海原先輩って見た目よりファニーで優しいよ。僕らは友達だから問題はないよね?」
「七枷です。ていうか、僕達面識ほとんどないはずなんですが」
けれども陣の後半の言葉は流され、因果地平の彼方に消えてしまったのであった。
ホワイ。
なぜに。
答えはきっと、光る風の中。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月12日
参加申し込みの期限
2015年10月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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