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11月の★ハッピーバースデー
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☆29日寝子高にて
(誕生日にぼっちはさみしいよな)
放課後、1年3組の教室を後にした
鵙海 甫
は考えていた。
10月に転校してきた甫には、声をかけてくれる友人がいない。
クラスメイトたちは決して甫に不親切だったわけではないが。
声をかけてくれた社交的なクラスメイトに対し、負けず嫌いな甫の態度は少々デリカシーに欠けた。
子供っぽい性格を後悔することも多いのだが、謝ることもできずにいた。
祖父母と暮らしているが、両親は海外赴任しているので会うこともできない。
下校しようとした甫は、昇降口でクラスメイトの
千堂 結
を見つけた。
結とはたまたま出くわすことが多い。
先日は一緒に帰るときに古い家に興味があると聞き、家に招いたから、友人と言ってもいいかもしれない。
「よお千堂、今日は何か用事あるか?」
「……ないけど。鵙海君は?」
「今日さー、俺誕生日なのに何も予定ないんだぜ、可哀そうだろ?」
結は9月に転校してきた。
控えめで気弱なところがあり、甫とは違う意味で学校になじみにくかった。
元々そうだったわけではなく、両親の都合で各地を転々としているうちに黄色い瞳が原因でいじめられたこともあって現在のような性格になってしまったのだが。
「そっか、鵙海くん誕生日なんだね…!! わ、おめでたいね、おめでとう……!」
柔和な口調で笑みを見せる結。
「ケーキとか食いたい、ロウソク立ってるやつ。作ってよ、そういうの得意じゃん」
「ん、ケーキ? 作れる、けど……い、いいの?」
いきなりの無茶振りに目を瞬かせるが、一人暮らしで家事全般に慣れている結にとって、それはできない相談ではなかった。
「いいから言ってるんだろ。今から作ってくれよ」
「私のケーキで良かったらいいよ……! 誕生日だしね、気合入れて作らなきゃー……! あ、場所は……」
「調理実習室使おうぜ、勝手に使ったらバレるかな? どうせ鍵とか適当だぜ、あんなの」
忍び込む気満々の甫を結は慌てて止める。
「え、勝手に使うのはダメだよ……先生に頼んでみようよ」
二人の担任は家庭科の白沢先生だ。
頼みに行くと、
「お誕生日おめでとう。お祝いしてくれる友達ができて良かったわね」
片づけをしっかりすることを条件にあっさりOKしてもらえた。
「ありがとうございます。それじゃ買出し行こうぜ」
「生クリームにいちごにー……スポンジの材料、こんな感じかなぁ」
スーパーで材料をかごに入れる結。
「俺は材料なんかあまり知らないから、イチゴが乗ってれば満足だぜ」
と言いつつ楽しそうに甫はケーキ用のロウソクやアレコレをカゴに放り込む。
「これ、ケーキ一つには多いんじゃ……」
そう言いつつ結も笑顔だ。
「誰かとこうして買い物するのも新鮮だな、個人的にだけど……すごく楽しい。私の場合滅多にないからなぁ……普段の買い出しも一人だし。誰かと一緒、ってだけで、楽しいなって思えるの」
結の言葉に、甫は頷く。
二人は荷物を抱えて学校に戻った。
さっそく調理室でケーキ作りを始める。
「簡単なことなら手伝うぜ」
そう言った甫だが、苦手なのであまり手は動かさずお喋りする。
「うん、ありがとう」
結はちょっとわくわくしていた。
(上手く出来るといいなー……分量はきっちり計っておかないと……)
誰かのために作るのは実は初めてだ。
「へえ、さすがうまいもんだな」
甫は結の手際の良さに素直に感心する。
「お料理とかあんまり好きに思えなかったんだけど……こうして、誰かに食べてもらうために作ってると、お料理が好きになれちゃう……なんて、えへへ」
しばらくの後、結はケーキの飾りつけを終えた。
「よーし、できたっ。美味しくできてるといいんだけど……」
ロウソクもちゃんと16本立っている。
飲み物を準備して、二人は調理室のテーブルについた。
甫が電気を消して、ロウソクを灯した。
息を思い切り吸い、斜め上から息を吹きかけて吹き消す。
「誕生日おめでとうっ」
結が拍手した。
「ありがとな、千堂」
結がケーキを切り分けると、甫が嬉しそうにフォークを入れ、口に運ぶ。
(美味しいって言って貰えたら嬉しいなあ……)
結がドキドキしながら見つめていると。
「美味い! これだよこれ、これが食いたかったんだ!」
甫の素直な賞賛に、心配していた結も笑顔になる。
(これが私からの誕生日プレゼント……になるのかな……?)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月11日
参加申し込みの期限
2015年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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