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☆?日
多忙な日々の合間の休日、
八神 修
は一人で旧市街の森繁美術館を訪れた。
企画展としてニャーブル美術館展が開催されている。
風俗画の歴史を一望する、本格的な展覧会との話に興味を持ったのだ。
美術館は友人と一緒に行っておしゃべりを楽しむのもいいが、一人でマイペースに回るのも捨てがたい。
中でも「天文学者」は初来日ということで話題の作品だった。
ちょうど団体が引けたところのようで、人は少なかった。静かに見るのはうってつけだ。
絵には静かに天球儀を見つめる学者が描かれている。
その写実性高い描写に心奪われ、修は学者の姿をじっと見つめた。
ふと視線を感じた。
振り向くと、ワカメ頭が印象的な先輩の姿があった。
「鷹取先輩」
大声にならないよう気をつけながら、修は声をかけた。周りを見る限り、連れがいる様子はないようだ。
「やあ、君も来ていたのか」
鷹取 洋二
が修を見る。あるいは絵を見るのに前方の修が邪魔になっていたのだろうか。
「はい。先輩ももっと近くで、どうぞ」
鷹取を招き寄せ、修は言った。
「いい絵ですね。明暗法も強くないのに智への探究心が浮き彫りになってますね」
「なるほど、そうかもしれないね」
「もしよかったら、帰りに喫茶店に寄りませんか。色々お話したいです」
美術館傍の喫茶店のテーブルで、修と鷹取は向かい合っていた。
「天文学者の絵ですが。天球儀も彼を見ている、そして見られるのを待っている気がしました」
「なかなか目のつけどころがいいね」
修の感想に頷いた鷹取が、視線を転じた。
「八神くんは勉強家だと聞いていたが、美術館にも本を持ってくるんだね」
修の鞄から医学書が覗いていた。
「誕生日祝いに友人から貰った本なんだ」
「いい友達を持って幸せだね」
修は頷いて、ふと浮かんだ疑問を口にした。
「そういえば、先輩の誕生日はいつですか?」
「星占いでもするのかい? 僕は……えーと、11月29日さ」
「もうすぐじゃないですか。……なんですか今の間は?」
「そういえばそうだね。普段意識してないから」
自分の誕生日を思い出すのに時間がかかるとは、先輩らしいなと修は思う。
ちょうど注文したジュースが運ばれてきた。
「少し早いけど、おめでとうございます。それじゃ、お誕生日を祝してジュースで乾杯しましょう」
「ありがとう。カンパイ」
「乾杯。おめでとうございます」
二人はグラスを合わせた。
「17歳ですよね。将来の進路や夢についてどう考えているんですか?」
「なんだか取材みたいだね」
「そういえば。新聞部の性かな。でも新聞に書いたりはしません、ここだけの話ですよ」
修は苦笑した。
「何も考えてないよ」
あっさり鷹取は言った。
「何も? でも……」
「今日みたいにいい絵を見ると、画家になりたいな、と思う。でも趣味で描くものだし、それでお金がもらえるかわからないからね」
「そうだな。それでもっと堅実な進路を考えるでしょう?」
修の問いに、鷹取は笑う。
「先のことなんてわからない、僕はその時なりたいものになるよ。絵を描きたければ描くし、バイオリンを弾いてほしいと言われれば気が向けば弾くだろう。だから強いていえば芸術家希望かな。でも、駄菓子屋に行ったたときは、こんな店を持ったら毎日楽しいだろうなと思うし」
「先輩らしい……失礼ですが、ご家族に反対されたりしないのですか。生計をたてる心配とか」
「家族は心配はするけど僕の邪魔をしたりはしないよ。生計? ふふ、僕は猫鳴館住まいだけど、心には財産をいっぱい持ってるつもりだよ」
鷹取の言葉に、修は改めて感服した。この先輩は世間体に捕らわれたりはしないのだろう。
「そういう君はどうなんだい。将来の進路はもう決まってるのかな」
「俺? 俺は……まだ未定、かな」
鷹取のように自由に生きられたらどんなにいいだろう。
医者か政治家か。だがそれは修の一存では決めきれない、家の今後に関わる問題なのだ。
鞄から覗く医学書が静かに修を見ているような気がした。
学者を見ている天球儀のように。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月11日
参加申し込みの期限
2015年10月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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