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猫鳴館、自治会長選任戦・秋 ~みんな熊になれ!
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●一丸となれ、桃ハチマキ
「今日は天使じゃなくてクマ……あくまでもくまなの!
こころをおににし……くまにして? みぃんなを避けてゴールまでいくの!」
ぐっと拳を握りしめ、誰にともなく叫ぶ天使――もとい、あかりんこと
橘 明里
の元には、3人の仲間が集っていた。
「今の寮も綺麗にしてきたけど、もうちょっと可愛さが足りないと思うんだよね……! 女の子が自治会長になったら寮が可愛くならないかなぁ?」というのは
郡 トモエ
。
「このところ男の自治会長が続いたからな。ここで幼女の自治会長が居ても俺はいいと思うんだ、うん!」
2年生の
冴木 竜司
が力説する。(橘が危なっかしいから手助けしないと……)という先輩心もあるのだが、そのへんは全然周りに伝わっていないようで、トモエがちょっぴり警戒混じりに明里を抱き寄せている。
「幼女はともかく、可愛い自治会長さんがいたって良いよね!」
「そういうこと」
竜司がきょとんとする明里に微笑みかければ、明里は訳も分からず嬉しそうだ。
「あかり、カワイイをガンバルのよ!」
うんうん、と星ヶ丘寮から明里を応援するために駆け付けた
八十八旗 信彦
もやる気満々だ。
「皆の天使である『あかりん』を自治会長にして猫鳴館を天国にしようじゃないか!」
四人は桃色のハチマキを手に取ると、こんな作戦を考え出した。
「ずばり『特徴を揃えて相手を騙しちゃおう作戦』なの!」
つまり、四人全員が男子の制服に身を包み、頭と靴に詰め物してそっくりに見せようというのだ。
「なるほど……木を隠すなら森の中って奴だな!」
竜司は感心して手を打つと、女子のふたりに替えの制服を貸してやった。作戦を聞いた途端に、天然の明里がその場で服を脱ぎ始めてみんなで慌てて止めるというハプニングもありつつ、トモエが手伝って、見える部分でちょうどよくなるようにピンバッチでとめて、ズボン丈を合わせた。こうして四人は見た目そっくりの四匹の熊に変身した。
さらに信彦が一計案じる。
「靴は『寝子校の上履き』とし、つま先や踵にサラッとダミーの名前を書いて、詰めの甘さを演出しよう!」
そんなわけで、竜司の靴には『八十八旗』、信彦の靴には『冴木』とこれ見よがしの名前が書かれた。学年毎にラインの色が違うことにも注意してある。
トモエと明里は靴の仕掛けはしなかったが、その代わり、トモエが作戦をひとつ考えていた。
「明里ちゃん、手伝ってくれる? お手紙を一通書いて欲しいんだ」
「あかりに出来ることなら何でもするのよ」
明里は言わるまま手紙を一通したためる。
「その手紙はどうするんだい?」
信彦が聞いたがトモエは悪戯っぽく微笑むだけだった。
「これで一発大きいのを当てたいかなって」
こうして笛の合図とともに、信彦はAルートへ、それ以外の三人はBルートへと駆けだした。
明里はとにかくゴールするため、トモエは独自の作戦を遂行するため、人目を避けて移動するつもりだ。一方信彦は、例え敗れてもポイントが少ない他寮生なので、積極的に見破り宣言をする攻めの戦法。竜司は同ルートを行く女子たちをフォローしつつ、信彦のふりをして誤爆を狙う作戦である。
(今日は『どいひー』封印だぜ、俺)
竜司もまた、自身にそう言い聞かせていた。
幼女が好きで、おっぱいが好きで、「どいひー」が口癖。そんな竜司らしさは、わざと道化っぽく演じている部分でもある。
(勝つために、素の俺に近いように冷徹に……)
そんな竜司がまず出会ったのは二頭の白ハチマキの熊であった。
やや前方、右手の藪の中に見え隠れする一頭は、Tシャツにジャージ姿。
同じくやや前方、左手の藪の中に見え隠れする一頭は、男子っぽいゆったりとした服。
いずれも一見して男子とも女子とも掴みにくい。
(白だろ? 中立の誰かだよな。うーん、誰だ? わからん!)
Tシャツの方は
藤堂 月乃
、男子っぽい方は
恵御納 夏朝
であったのだが、中立組に関しては観察して確信が持てる特徴の人物以外、見破り宣言はしないでおこうと考えていた竜司は、この二頭を見送った。
その直後のことだ。
「っと、うお!?」
竜司は、急に足を取られて穴に落ちた。
「なんだこれ?」
よく見れば穴は真新しく、しかもいくつも出現しているではないか。
耳を澄ませばざっくざっくと土を掘り返す音も聞こえる。
竜司がそろそろと音のする方に近づいてゆくと、肩に山猫を乗せた紫ハチマキの熊が、一心に地面を掘り返している。あの山猫には見覚えがあった。
(っていうかあいつ、全然正体隠す気ないだろ……)
そのとき、おもむろに穴掘り熊が顔を上げた。
「おや~他の熊さんですね」
こうなっては仕方ない。竜司はじっくり観察する間を与えず「せーの!」と始める。こっちは正体がわかっている。あちらにこっちが誰か分かるか、それが勝負の分かれ目だ。
と、穴掘り熊は竜司の足元に目をやった。
「はちじゅうはち……なんとかさん?」
読み上げただけだ。靴に『八十八旗』と書いてあったのである。
一方、竜司は信彦を真似て言い当てた。
「切奈ちゃん!」
切奈はゆっくりと熊皮を外した。
「おや~……見破られてしまったのですよ」
「残念。こっちははずれ」
「ではこれは差し上げますですよ~」
穴の中から熊皮を差し出し、これといって未練もなさそうに、切奈はまたシャベルを振り上げる。
「私はもう少し穴を掘るのですよ~熊喰いたいのですよ~」
「そ、そうか……がんばれ!」
竜司は手を振り、そそくさとその場をあとにした。
(運よくハチマキは手に入れたが、橘と郡とははぐれちまったな。まあ、彼女等も立派な猫鳴館の住人、なんとかするだろう。信じてゴールを目指そう)
《桃:冴木竜司、小刀祢切奈の紫ハチマキ(3点)ゲット!》
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月05日
参加申し込みの期限
2015年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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