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猫鳴館、自治会長選任戦・秋 ~みんな熊になれ!
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●白熊たち次々と討ち取られる!
木立の隙間から差し込む朝焼けの光が、カーテンのように揺らめいている。
夏朝たちと別れ、ふたたび士のふりをしながらウロウロしていた
浅井 卑弥呼
は、薄紫色した紫苑の花の中でぺたんと尻餅をついていた。
(参ったな……)
足を滑らせて転んだときに紫苑の花弁に触れたことで、<チェンジ・ピュアメイデン>が発動し、白銀の髪をした小柄な少女――いわゆる幼女に変身してしまった。
(もう攪乱作戦は無理かな。一日戻れないしな……っていうか猫鳴館住人に気を付けなきゃ……)
噂に聞くナンパ師や変態っぽい人を思い浮かべて、ぶるる、と震える。
卑弥呼が思い浮かべた変態っぽい人かどうかわからないが、そこに通りかかったのは幼女には一家言も二家言もある
冴木 竜司
であった。
(むむ? ……幼女の匂いがする……)
用心して口にこそしなかったものの、竜司は熊の鼻をくんくんさせた。
そして見つけた。
白ハチマキの、花の中に乙女座りする幼女――もとい、熊を。
桃ハチマキの熊は、一歩、また一歩と卑弥呼ににじり寄った。卑弥呼は身の危険を感じて後ずさる。
(うわぁぁん……こっち来るな!)
竜司は卑弥呼をとくとくと観察し、脳内の幼女リストを捲って目の前の子と照らし合わせた。幼女の味方を自称する竜司としては、幼女の名を外すなど許されない。
(そうだ、この体格の彼女は、たしか大部屋でこう呼ばれていたはず!)
竜司は優しく手を差し伸べる。
「君は、卑弥呼ちゃんだね!」
《桃:冴木竜司、浅井卑弥呼の白ハチマキ(5点)ゲット!》
熊皮の中から、藍色の瞳をした可憐な素顔が現れた。
「お、俺をどうする気……?」
上目遣いがあまりに可愛らしくって、思わず「俺っこ幼女最高!」と叫びそうになったが、やばいやばい。選任戦が終わるまでは我慢すると決めたではないか。竜司はぐっと自分を押さえると、紳士然と彼女と握手するだけに留め、その場を後にしたのだった。
◇
その頃、
綾辻 綾花
はふうふういいながらも、かなり神社に近づいていた。
直線距離にして、もういくらもない。綾花は木陰で休憩がてら先の様子を伺った。
神社までの間に熊影はない。
(ここまで来れたのは嬉しいですが、このままゴールしてしまうのもつまらないでしょうか)
そう考えていた時、しゃん……と遠くで鈴の音がした。綾花があちこちの小枝に仕掛けてきた鈴だ。
(鈴はあとで回収しなくちゃいけないですね)
そっと思って、それから気づく。また鈴の音がしたことに。
しかもそれは、前の鈴の音より近い。
(風で揺れた感じじゃないですね……)
綾花はなるだけ動かず、視線だけを左右に彷徨わせた。
(どこでしょう?)
かくれんぼで鬼に見つかりそうになっているときみたいに、ばくばくと心臓が高鳴る。変装は完璧だし、動かなければバレにくいはずと思っていても、緊張は拭えない。とそのとき、前方の草叢がさごそ鳴った。綾花は反射的にそちらを見た。なのに人の気配がない。草の鳴る音はまだ不自然に続いている。あまりにそれが続くので、とうとう不審に思って近づくと、そこにはアラームセットされたスマホが落ちているだけだった。
(これは……?)
スマホを手にとったとき、真上の梢が微かに鳴った。
「え」
息を飲む。青ハチマキの熊が梢から飛び降りてきた。
「綾辻綾花さん」
背後から綾花を捕らえたのは、
サキリ・デイジーカッター
であった。スマホで気を逸らせた隙に
南雲 銀丸
が遠目に正体を見破り、サキリが瞬間移動で虚を突くという作戦が戦果を挙げたのだ。
《青:サキリ・デイジーカッター、綾辻綾花の白ハチマキ(5点)ゲット!》
「これも貴方のものですよね。すっかり惑わされました。頑張ってくださいね」
見破られたけれど、不思議と悔しさはない。綾花はサキリに熊皮とスマホを渡した。
「ありがとう」
サキリはそれを受け取ると、綾花のハチマキを頭に、自分のハチマキを腕に巻いた。
物陰から現れた銀丸が時計を見遣る。
「残り30分か」
そのときだ。ふたりは気づいた。二頭の白ハチマキの熊が神社へ駆け抜けようとしている。
銀丸が正体を見破った。
「前の奴が八神、後ろの奴は日暮だ。行け!」
「ああ」
サキリはナイフを片手に空間を切り裂くイメージを作る。
現れたのはねむるの真上。彼に飛び付き、首根っこに腕を絡めて押し倒す。
「日暮ねむるさん!」
「参ったよ。降参」
ねむるはわざとゆるゆると熊皮を脱いだ。視界の端に、全力で走る修を捉えながら。
サキリが振り返った時、修はちょうど鳥居を潜ったところだった。
「仲間を助けたのか」
「まあね」
ねむるはニッと口の端を上げる。それから、大きな欠伸をした。
「はぁ、なんだかどっと疲れたなぁ。神社についたら一眠りしたいよ」
追いついてきた銀丸がサキリの肩を叩いた。
「お前は先にゴールしとけ。俺は最後の勝負に出るわ。大量にハチマキを持ったやつを見破れれば大量得点になるし、相打ちでも相手のハチマキは没収になる」
「了解。健闘を祈るよ」
《青:サキリ・デイジーカッター、日暮ねむるの白ハチマキ(5点)ゲット!》
【ゴール】白・八神修:白ハチマキ(5点)=5点(無効)
【ゴール】青・サキリ・デイジーカッター:
青ハチマキ(3点)+白ハチマキ(5点)+白ハチマキ(5点)=13点
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
26人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月05日
参加申し込みの期限
2015年10月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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