たわー・おぶ・貴魔志｜リアクション

たわー・おぶ・貴魔志

「……はっ！？」
　双葉由貴は自室で目を覚ました。鼓動と息が荒い。
「ゆ、夢だったのか……？」
　胸をなでおろす。精神的な疲労が尋常ではなかった。少しドキドキしたけれど、それ以上にズキズキした夢だった。由貴は息を整える。
「俺は男俺は男俺は男」
　そう、俺は男だ！
　将来は立派な男になるんだ！
　こんな夢くらいじゃ、俺は絶対に負けない……！
　半泣きでそう自分を鼓舞する由貴。やがてポツリと言った。
「でも、女子ってコワイ」

「……はっ！？」
　エマ・リシェは自室で目を覚ました。鼓動と息が荒い。そしてなんだか気分がよかった。
「ゆ、夢だったのかな……？」
　とても良い夢を見ていた気がする。でも、なぜか思い出せない。
　朧気に覚えているのは、自分にとって天国のような場所で、素敵な時間を過ごしたという事。
「もっと見ていたかったなー」
　また見れるかな？　と思って布団にもぐるが、再び夢を見る気配はない。仕方ないか、とエマは思う。
　どうせなら妄想ではなく、現実でそれを実現出来るよう頑張ろう。
　そう前向きに気合を入れ、やがてエマはポツリと言った。

　やっぱり、女の子って最高！

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あとがき

担当マスター：叶エイジャ
ファンレターはマスターページから！

　ご参加いただき、ありがとうございました。
　いつもは「執筆中、とても楽しかったです！」と声を大にして言う（あるいは言いたい）のですが、
　今回は、言っていいのかな？　言って変に思われないかな？　という感じがします。
　はい、とても楽しかったデス！
　場所が場所だけに、普段と性格がだいぶ変わった方もいらしたかと思います。
　でも、想定以上にノリノリな方が多くて、常に「いいの？　書くよ？　いいのっ！？　書きますよ！？」という感じでした。

　執筆中は題材によって、さんこーしりょーを用意することもありますが、
　今回の参考資料は……あるかもしれませんしないかもしれません。
　ご想像にお任せします。
　いずれにしろ、いつもとは違った思考で書くことが多く、私も良い経験となりました。
　塔は高かったですね。そういえばまだ２階でした。
　ではでは、今回は失礼いたします。

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