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モズのはやにえ? ガラクタツリーの怪!
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【エピローグ】
「みんな、お疲れ様。朝食まだでしょ。とってあるわよー。今回はご褒美ということで無料ね」
「うわぁ、ありがとうございます!」
片付けが終わり、警察に届けるものも綺麗にまとめた後。
座間 トシコ
の一言に喜びの声があがった。
朝早くからの重労働。しかも育ち盛りの食べ盛り。お腹が空いていない訳がない。
食堂メニューの味はごく普通だと知ってはいたが、空腹はなににも勝る調味料なのだ。
その中で、羽生はほんの少し迷いを見せた。
空腹だけど、もっと気になることがある。
「私、先にシャワー浴びたいな……」
「俺もだな。結構汗かいた。いいトレーニングになったぜ」
隣にいた風雲児も自身の服を引っ張りながら同意した。
羽生は爽やかな苦笑という器用な表情を浮かべて頷く。
「あはは、私も。午後から部活だから、今日はぐっすり眠れそう」
「いってらっしゃい。ちゃんと取っておいてあげるから」
「ありがとうございます!」
「サンキュー! 寮母さん。いってくるぜ!」
座間の優しい言葉に、羽生と風雲児は急いで食堂から出て行った。
椎名は今回の件でちょっと仲良くなった御巫と串田と一緒に朝食をとっている。
しかし、今はほんの少しだけ肩を落としていた。
「ゼロちゃん、どこに行っちゃったのかなぁ……」
「いつの間にかいなくなってしまいましたものね」
牛脂を食べたモズはもう来なくなっていた。
おそらく最後のモズを見送った後、ふと気がついたらゼロは影も形も見当たらなかった。
「せっかく写真撮ったから、届けてあげたいのになぁ」
「ふふ、きっとまたすぐに会えますよ。同じクラスなんですよね?」
「う〜ん。そこが謎なんだよねぇ」
「ええ?」
驚く御巫と串田に知っている限りのゼロ情報を話す。
どうやらまだまだ会話は尽きないようだ。
日暮は屋敷野と食堂の一角で向かい合っていた。
「いやぁ、屋敷野さん。今日はありがとね」
「別にいいですよー。生物部部長として興味深かったですしー。モズもカラスも怪我なし。
捕獲保護の必要もなく無事に済んでよかったですー」
「ホントに助かったよ。ありがとう」
コーヒーを飲みながら、日暮は重ねてお礼を言った。
本来休日の朝はゆっくりしたいものだろう。
自分が早起きを苦手にしている分、朝早く呼び出したことに少し引け目を感じていた。
そんな日暮を見て、屋敷野はやや笑顔を変えた。人には気がつかれない程度に。
「そんなに言うなら、なんか見返りでもいただいちゃいましょーかねー」
「いやいや、もう寮母さんからご褒美いただいたでしょ」
「うーん。まぁそういうことにしておきましょーか。……今は」
「なんか言った?」
「何でもないですよー」
水面下の駆け引きか。日暮に自覚はないけれど。
「修ちゃん、今日はありがとなのだ! 夏朝ちゃんもお疲れ様なのだー!」
「……二人とも、本当にありがとう」
「いや、大したことはしてないし。無事解決できて良かった。二人ともお疲れ様」
一つのテーブルに集まって朝食を食べながら、後木、恵御納、八神は互いをねぎらった。
食欲を満たしたモズは神魂の影響から解放されたようで、その後、木には戻ってきていない。
光り物も綺麗に片付き、カラス達も散っていった。
あとは警察に落とし物を届けるだけ。
学生が持っていくより疑われないだろうということで、寮母である座間が手続きしてくれる。
今回はクローネの介入もなく、世は全てこともなし。
「モズもよかったのだ」
「……後木さん?」
後木の声色が少し変わったことに気がついて、恵御納は静かに注視した。
「お腹が減ると元気がなくなるのだ。修ちゃんのおかげでお腹いっぱい食べれたから、きっとモズも元気になったのだ!」
「……そう、ですね」
目の前のメニューを味わいながら、ふと思う。
あのまま、餌を食べられなかったらモズ達はどうなったのだろう。
きっと可哀想なことになったに違いない。
少しだけしんみりした空気が流れた中、八神は声を上げた。
「ああ、一つだけまだ解決してないことがある」
「え?」
「なんなのだ?」
思い当たらず狐につままれる二人の前に、八神は袋を取り出す。
きらきら輝く飴が入った袋を。
「余った飴の処理。俺1人じゃちょっと難しそうだ」
淡い笑顔を浮かべる。クールな彼には珍しい微笑み。
「朝食のデザートにどうだろう」
「もちろん、いただきますなのだ!」
「ありがとう……いただき、ます」
モズを救った飴玉の袋から、明るい空気が溢れ出た。
窓辺に茶色い小さな影が舞い降りる。
モズは食堂内を眺め小首を傾げた後、大空に飛び去っていった。
【終わり】
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あとがき
担当マスター:
阿都
ファンレターはマスターページから!
新米ゲームマスター、阿都(あと)と申します。
この度は私の初シナリオガイドにご参加下さり、本当にありがとうございました。
ゲームマスターとして初めて、シナリオガイドからリアクション作成まで通してみて、難しさ、面白さを実感しました。
この度ご参加して下さいましたプレイヤーの皆様には、心より感謝申し上げます。
……新米GMの初めてのシナリオガイドに参加するって、勇気と決断が必要だったと思うのです。
少しでも楽しんでいただけましたでしょうか。
不満な点、気がついた点、たくさんあるかと思います。
お時間がございましたらぜひコメントいただけると、とてもありがたいです。
次のシナリオガイドで、いただいたご感想を活かしていきたいと思います。
皆様に楽しんでいただけるシナリオガイド、リアクションを作成できるように。
少しでもいいから前進していきたいと考えています。
それでは、あらためてどうもありがとうございました。
次のシナリオガイドでのご参加を、心よりお待ちしております。
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ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月15日
参加申し込みの期限
2015年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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