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モズのはやにえ? ガラクタツリーの怪!
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【モズのはやにえの謎】
「さて、と。どうする、これ」
「もうブザーは効かないだろうねぇ。カラスって学習能力高いって言うし」
そうこうしているうちにも、散開したカラス達が少しずつ集まり始めている。
木の上から人がいなくなったせいか、またモズが飛んできて枝に止まった。
小さなクリップを枝にとめて、何度かついばもうとしている。
その時だった。木の大枝の上に翻る真っ白なワンピース。
「小鳥さん、おはようございますなのです。ゼロはゼロなのですー」
ゼロ・シーアールシー
は柔らかな微笑みを浮かべて、モズに話しかけていた。
「……いつ登ったの、あの子」
誰も答えられない質問をついつい呟いてしまう羽生。
「あーっ。ゼロちゃんだー」
「あさひさん、おはようございますなのですー」
「なんだかとってもきれいだねー。お写真撮ってもいい?」
「かまいませんのですー」
「いやいや、今は危ないよ?」
「えっと、そこのあなた、降りてきてー」
和気あいあいの小学生コンビを見ながら、カラスに襲われる危険を考えて日暮と羽生が呼びかけた。
「どうしてきらきらするものを集めるのですー?」
「聞こえてないみたい」
羽生の言葉通りゼロは降りる様子を見せず、ふわふわ漂う雲のようにモズに近づいて話しかける。
その様子を見て、御巫は気がつき、とっさに心を集中させた。
モズの声を聞きたいと強く願う。
「……食べられない?」
「時子ちゃん?」
「美弥子さん、あの子ね、食べたいけど食べられないって言ってるの」
もれいびではない人もいるし皆が一生懸命片付けしているから、鳥と会話しようにもできなかった。
少しもどかしさを感じ始めた時、ゼロがモズに話しかけてくれた。
ゼロの声がどうモズに届いているのかは分からない。しかし、モズの言葉は明確に回答だったのだ。
「なんだか混乱してるみたい。食べたくて美味しそうなものをとってくるのだけど、なぜか食べられない。だからまた狩りにいくの。でも食べられない。その繰り返し……」
「……なるほどね」
「あ、修ちゃんなのだ!」
「軍師サマ、屋敷野さん、お疲れ様〜」
御巫と串田のすぐ後ろに、八神と屋敷野が立っていた。
驚く御巫に八神はあいさつもそこそこに問いかける。
「立ち聞きしてすまない。で、あのモズは餌を獲っているつもりなのか?」
「え、あ、はい」
戸惑いつつはっきりと肯定を示した御巫に、八神は満足げに頷き返した。
屋敷野はゼロとモズを見やり、捕獲網をくるくる回しながら見解を述べる。
「モズのはやにえの理由は諸説ありますけど、餌を食べやすいように枝に引っ掛けて固定するから、っていうのがあるんですよー」
「ああ。俺も少し調べてきた。食べてる最中に天敵に襲われるなりして逃げた時に、残されたものがはやにえ、って説だな?」
「その通りですねー。それが正しいとすると、今回も説明がつくんじゃないですかねー」
神魂の影響か。あのモズは光り物を食べ物だと思っている。
捕獲して枝に引っ掻け食べようとしてももちろん食べられない。
戸惑い、光り物を引っ掛けたまま、また狩りにいく。
そういうことなのだろう。
「あの木に、はやにえが集中する理由は?」
「うーん。推測ですけど、あの木、ここの立ち木の中で一番枝振りがいいじゃないですかー。捕食する時に天敵から狙われにくいんじゃないですかねー」
「なるほど。それにしてもガラクタの量が多い。複数羽いると考えるべきだな」
「そう考えた方がいいと思いまーす」
八神と屋敷野は互いの情報をすりあわせながら、八神発案の作戦を実行面で詰めていく。
方針は立った。後は実行あるのみ。
八神はあらためて状況を見定めた。
「カラスも多いな」
「カラスはモズにとっても天敵ですから、あまりここにはいて欲しくないですねー」
屋敷野も少し渋い顔を見せる。
空を見上げるとブザー音で散ったカラス達は既に戻り、木の周りを飛び回っていた。
「そっちは俺が引き受けるぜ!」
風雲児は選り分けたガラクタの中でも特に輝いているものを抱えた。
「おい、風雲児?」
「何か考えがあるんだろ? 難しいことは八神に任せた。俺は俺にできることをする!」
割れた鏡で反射光をカラス達にあてる。
突然の光に羽ばたき乱れたカラス達は、明らかに風雲児に狙いをさだめた。
「よし、来い! こっちだ!」
上手く光を振りかざしながら、カラス達を誘導していく。
木を周回していたカラスの3分の2は、風雲児と共にこの場を去った。
「残りはどーします?」
「エキスパートに任せるのが一番だと思う。御巫、頼まれてくれるか?」
「え、あの、私ですか?」
「ああ。今の数ならカラス達も集団心理でパニック起こさないだろう。ちょっとだけ待つように伝えるだけでいい。できれば今いるモズも逃げないように言ってくれ」
「わ、わかりました」
「頼む。それから、真央、恵御納。ちょっと手を貸してくれ」
「わかったのだ!」
「……どうしたら、いい?」
「持ってきたものに細工してばらまく」
後木と恵御納の後ろから日暮も一緒に寄って来て、八神に問いかける。
「軍師サマ、僕はどうしたらいいかなぁ?」
「ここに残って彼女達を守ってくれ。御巫がカラスを押さえてくれているけど、何時どうなるか分からない」
守るという言葉が日暮の目の色を一瞬変えた。
「了解。なるべく早く頼むね」
日暮がガラクタツリーにいる女性達の側についたのを確認して、八神は場所を移動した。
持ってきたものをカラスに見られないように。
「要はモズの食欲を満足させてやればいい。なぜか光り物を餌と勘違いしているみたいだから、それを逆に利用する」
取り出したのは牛脂ときらきら輝く飴玉。
屋敷野はその選択を見て頷いた。
「ほとんどの野鳥は牛脂が好きですからねー。きっとモズも食べますよー」
「屋敷野のお墨付きだ。この牛脂に砕いた飴玉を埋め込んで、モズの行動予測範囲にばらまく。範囲も調べてはきたけど、屋敷野に任せたほうが確実だろうな」
「はーい。任されましたー。と、その前に」
屋敷野はガラクタツリーの方へ戻ると、枝を眺めながら一周した。
はしごでも届かなさそうな高い枝の先から、季節外れの蝶が舞う。
そのまま日暮のところへ行き、耳打ちした。
「日暮君、危険なところのガラクタは外しておきましたから、拾い集めておいてくださーい」
「了解。ホント助かるよ」
「では、行ってきまーす」
こうして『モズ救出! 飴入り牛脂作戦!』は決行された。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
イエローシナリオ(50)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月15日
参加申し込みの期限
2015年09月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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