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【4】販売ブースにて
ショーが終わると、出品作品は全てランウェイの傍の販売ブースへと移された。
ブースの中は、出品者ごとに分けて作品が掛けられており、来場者が自分の目指す作品を見つけやすいように、工夫されている。
ちなみに、接客はスタッフがやるので、出品者たちが接客をする必要はない。
モデルたちも今は、自分の服に着替えて販売ブースの中にいた。
「服を見ている人も、けっこういますね」
あたりを見回し、冬華が呟く。
「うん。どの服も売れるといいね」
うなずいて返したのは、彼女と並んで歩いている真白だった。
「ところで、私たちも買っていいんだよね?」
「私は、そう聞いたわよ」
首をかしげる真白に答えたのは、冬華ではなく麗音だ。
「こんばんわ。飛び入りモデルの麗音よ」
驚いてそちらをふり返る真白と冬華に、彼は笑顔で挨拶する。
「こんばんわ。……男性、だったんですね」
挨拶を返しつつ、思わず問うたのは冬華だ。
「そうよ。でも、あの服、似合ってたでしょ?」
麗音は笑って答える。
「ショーが終わったあと、自撮りで写真も撮ったけど、あの服気に入ったから買うことにしたのよ。その時に、スタッフさんに聞いたら、モデルも買っていいって話だったわ」
言って彼は、買った服は楽屋に置かせてもらっているのだと付け加えた。
「そっか。じゃあ、私もショーで着た服を買って行こうかな。合う服ってなかなかないしね」
うなずいて言うと、真白は冬華をふり返る。
「冬華ちゃんは、どうするの?」
「私も、あのアオザイを買って帰ろうかと思っています。気に入りましたし」
「じゃ、まずは月ちゃんの作品展示コーナーへゴーだね」
冬華の答えに言って、真白は人波を縫うようにして歩き出した。冬華がそのあとに続き、「私も行くわ」と麗音も歩き出す。
ショーの効果か、どの出品者のコーナーにもそこそこ客が集まっていて、作品を買ったり、出品者に握手やサインを求める人々で賑わっていた。
虹子や葉月、月の作品も次々に売れていた。
「虹子さん、握手して下さい! 私、今日のショーを見て、ファンになりました!」
息を切らして駆け寄って来た女性に手を差し出され、虹子は完璧な笑顔でその手を取る。
「うれしい言葉をありがとうですわ」
「私は、以前から毒島先輩の作る服って素敵だって思っていて、今日も先輩が出品されるという噂を聞いて見に来ました!」
その横から、別の寝子高生らしい少女が声をかけて来るのへ、虹子は笑顔を崩さずふり返った。
「まあ、そんなふうに言ってもらえるなんて、うれしいですわ。今日は存分に私の服を見て行って下さいませね」
「はい!」
差し出された手を握りしめ、少女は大きくうなずく。
葉月の方にも、「ショーでの姿、素敵でした」と声をかけて来る客が多かった。ただこちらは、その持つ雰囲気もあるのか、気軽に握手をねだる者はあまりいない。
その葉月のコーナーに、ふらりとやって来たのはさゆるだ。
「それ、もらえる?」
彼女が示したのは、ベルベットの膝丈ドレスだった。
モデルとしてかり出されはしたものの、自分の出番のあとはしっかりショーを見て、好みに合いそうな服もチェックしてあったのだ。
スタッフがドレスをハンガーから下ろして、紙袋に入れる。
さゆるは、それを受け取ると代金を払って、踵を返した。
「……大切にされると、いいな」
その背を見送り、葉月は幾分寂しげに微笑んで呟く。
月が自分の服を買ってくれた客を一人見送ったところに、真白と冬華、それに麗音の三人がやって来た。
「冬華さん、白さんも。……もしかして買うかもしれないと思って、君たちが着た服は、売約済みにしてもらっているよ」
真白と冬華の顔を見るなり、月が言う。
「月さんったら……手回しがいいんですね」
思わず苦笑して、冬華が言った。
「はい、そのつもりで来ました。……取っておいて下さって、ありがとうございます」
「私も買うよ。体型に合う服ってなかなかないからね」
真白も言って、麗音をふり返る。
「麗音君は、どうするの? 月ちゃんの服、どれか買う?」
「そうね……」
軽く首をかしげて、麗音はそこに掛かっている月のデザインした服たちを眺めた。が、すぐに顔を輝かせると、中の一着を手にする。
「これよこれ。出番を待ってた時、ピンと来た服よ! これもらうわ!」
うれしげに叫ぶ彼の傍に、接客係のスタッフが歩み寄って来た。それへ品物を渡し、彼は頬を紅潮させて袋詰めされて戻って来るのを待っている。
麗音が代金を払うのを待って、冬華と真白もそれぞれ、自分が着た服をスタッフに袋に入れてもらい、代金を払う。
そこへ、ブースに並べられた服を見て回っていた能美子もやって来た。
「貴方たち、何か買ったの?」
つっけんどんに尋ねる彼女に、冬華がうなずく。
「はい。ショーで着た月さんの服を買いました。弘明寺さんは?」
「ショーで着た服は一応買ったけど、他にも何かないかと探しているところよ」
言って能美子は、月のデザインした服を見やった。
「どんな服が好みなんだ?」
尋ねる月に、彼女は肩をすくめる。
「たまには落ち着いた色合いの、露出の少ない服でも着てみようかと思ってるんだけど」
「なら、これとかどうかな」
月が、シックなブルーグレーのワンピースを示した。スタンドカラーで長袖なので、露出も少ない。かっちりしたデザインだが、襟元や袖口にあしらわれたレースが、その印象をやわらがせている。
「……悪くないわね」
呟いたのは褒め言葉だが、口調がつっけんどんなのと目つきが悪いのとで、あまり褒めているようには聞こえない。
「ピンと来ないなら、他の人のも見て来るといい」
だが月は、気にしたふうもなく言った。
「そうするわ。……もう一回りして来て、売れ残っていたら買ってあげてもいいわ」
つんと顎をそらして言い放つと、能美子はそのまま立ち去って行く。
「あらあら、ずいぶんな言いようね。これだって、そんなに悪くないのに」
その背を見送り麗音が言うのへ、月は笑った。
「好みは、人それぞれだからな」
そして、冬華に声をかける。
「まだ、他にも見て回るんだろう? なら、私も一緒に行くよ。他の人の服も、近くで見てみたいからね」
「はい。でも、ここはいいんですか?」
「ああ、スタッフの人たちが接客してくれるから、大丈夫だ」
問われてうなずく月に、冬華は真白や麗音にも声をかけ、歩き出した。
一方、真央と水樹はなんとなく一緒に、販売ブースの中を見て回っていた。
真央のTシャツは、販売が始まってほどなく売れ、彼女はショーの時同様に写真を撮るために歩き回っていて、水樹と行きあったのだった。
水樹は、ショーで着た服を買い、サイフの中身と相談しつつ、もう何着か買おうとブース内を見て回っていたところだった。
「あなたは、何か買わないの?」
「もうちょっと見て回ってから、決めるのだ」
水樹に問われて、真央は言う。
「そうなの。……あ、私、ここ見て行きたいわ」
「了解なのだ」
言って、足を止める水樹に、真央もうなずいて一緒にそちらに歩み寄る。
会場は、まだまだ客足が途絶えないようだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月30日
参加申し込みの期限
2015年09月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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