おてんば姫と二人の騎士｜リアクション

おてんば姫と二人の騎士

◆終章「立ち上がった女王と二人の忠臣」

　ティアは外の空気を吸いながら大きく伸びをした。
　久方ぶりの地上はなんだかとても美しく見えた。
「ふあああ……いい空気なのじゃー」
「そうですね……なんだか、とても美味しく感じます」
　傷の具合を確かめながらジニアは後ろを振り向くがそこには彼らを助けた者達の姿はなかった。
「あれ？　どこに行ってしまったんでしょうか。まだお礼も、聞きたい話も色々とあったのですが……」
　ティアは振り向かずに歩き出す。
「姫様？」
「よいのじゃ。彼らとはまた会える気がするのじゃよ。振り向かずに自分の道を歩き続けていればきっと……いつかの」
「……そうですね、行きましょうか姫」
「うむ、二人ともよく聞け……わしは王位を継ぐ！　覇道の先まで行くのじゃ！　しっかりついて参れ！！」
「御意！」
「御意！」

　迷いに暮れる姫は彼らの助けによって、覇道を行く女王へと歩み始めた。
　もう彼女が迷う事はない。
　もう彼女が振り向くことはない。
　彼女は行く。
　この覇道の先へと。
　胸に異界より訪れた彼らからもらった想いを抱きながら。

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あとがき

担当マスター：ウケッキ
ファンレターはマスターページから！

とても大幅に遅延してしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
多大なご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。
長くユーザーの皆様をお待たせしてしまったこと、深く反省しております。

遅延している中、暖かく見守っていただいたユーザーの皆様にとても感謝しております。
その想いに報いる為、今後このような事はないようにし、更なる精進を重ねていきますので
何卒よろしくお願い致します。

◆可能性の解放
皆様の行動により、閉じた未来の一つが解放されました。

皆様の活躍のおかげで、無事に姫のティアは生還しジニアとキュイスは改めてティアの忠臣となる事を決めました。
この事件後、彼女は覇道を進み、王位継承の争いに揺れる自国の女王となる道を歩み始めます。
その道のりは苦難の連続であるのでしょうが、それはまた別のお話という事で。

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