this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
<< もどる
1
…
34
35
36
37
38
…
40
つぎへ >>
前夜祭もラストが近づきつつある。
ステージ袖にある控え室には、出番を終えた者たちが閉会式に向けて着替えていた。
「……フフ、男装してしても……時音には分かる、ぞ」
お前……可愛いな、と裏ミスターに出場した参加者たちに甘くささやいているのは
哀坂 時音
である。
今回の哀坂家の面々の思いがけないエントリーはすべて彼女が仕組んだものだった。家族たちのステージをしっかりと楽しんだ後は、控え室で男装女子たちに声をかける――哀坂家の中で時音はもっともこの前夜祭を満喫していた。
「ええっと、哀坂さん。セクハラもいいですけど、そろそろ出番です」
久良木 優菜
がセットリストを見ながら時音に告げる。
「ん、ああ……もうそんな時間か」
名前を呼ばれ、哀坂は立ち上がる。
もう男装女子たちは充分に堪能した。控え室に入って女子たちの着替えをたっぷり見学するという目的は達成したのだから、ちょっとくらいステージに出てもいいだろう。
「副委員長は……出ないのか? ……その格好、すごく可愛いのに」
久良木はコンテストには出ないものの、今日の日のために用意した鮮やかなロリータ服を身にまとっていた。
可愛いと言われ、時音はふふっと嬉しそうに笑ってみせる。
「ありがとうございます。でも今日は私は委員のお仕事に全てを注ぐのです」
「素晴らしい……な。その熱意……ぜひとも私にも注いでほしい……ところだ」
口説きにかかろうとする時音に、もう時間がありませんからと久良木は苦笑いする。
「ほら、もうすぐ呼ばれますよ。がんばってくださいねっ」
可愛い女の子に応援された以上、がんばらないわけにはいかない。「じゃあ……行くとするか」
ステージに出た時音は、自慢の赤毛を翻らせ見事なダンスを披露する。
普段はマフラーのように首に巻きつけているその髪の毛は、身長よりも遥かに長い。まるでリボンのようにたなびくその髪は、生きているように時音の動きにあわせて大きなうねりを見せる。
その圧倒的なパフォーマンスに、観客は釘付けだった。
髪をここまで広げる理由は明快。
(……うっかり……踏むと危ない……からな……)
――これだけの量の髪は、意外とよくすべるのだ。
髪をなるべく地面につけないように踊っていると、自然と激しい動きになる。ラストを飾ると生き物のように躍動していた髪が意志を失ったようにぱたりと落ちた。
会場は大きな拍手に包まれる。
が、肝心の時音は熱い賞賛にはさほど興味を持った様子も無く、いつものようにクールな眼差しで会場を一瞥する。
その目は――明らかに、獲物を探す狩人の目だった。
(……可愛い男装女子の中からにするか……いや、騒がれても面倒だし……)
女子たちを物色していた目線がぴたりとある人物で止まる。
そこに立っていたのは、姉のパフォーマンスに夢中で拍手を送っている妹の
哀坂 零葉
だった。
(フフ……かわいいな、零葉……)
可愛い妹は、今日は家族のためにステージには上がらず写真を撮り続けていた。
最後くらい――舞台に立たせてあげたいと思うのは姉心か。それとも――
時音はつかつかとステージから降りると、零葉の元へと歩み寄った。
「時音姉さん……?」
不思議そうに見上げてくる零葉の腕をつかむと、そのままステージへと引っ張る。
「ちょ、ちょっと姉さん? いったい何なの?」
事前の打ち合わせなどまったく聞いていない零葉は、目を白黒させている。
そんな妹の顎を素早くつかむと――時音は彼女にキスをした。
「…………!」
驚いて身をよじる妹の体を、逃げられないようにしっかりと抱きしめる。
騒然とする会場。思わず2人の様子を食い入るように見つめる観客たちに、たっぷりと濃厚な口付けをみせつけ――満足したところで、時音はようやく零葉を放した。
「と、と、時音姉さんっ!」
全校生徒の前でとんでもないことをされてしまった零葉は顔を真っ赤に叫ぶが、時音はまるで聞いていないようだった。にやり、と小さく微笑むと、
「いいアピールになっただろう?」
そうつぶやき、悠然とした足取りでステージから去っていくのだった。
<< もどる
1
…
34
35
36
37
38
…
40
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!