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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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五十嵐先生が言っていたブラジャーは、もしかして自分のものかもしれない。
先生にいつもお弁当を届けている
御巫 時子
は、今日も彼にお弁当を届けていた。
その際に、着替えを詰めた袋を間違えて渡してしまったのだろう。そして、五十嵐先生がその中身をあけてしまった、と――
(うう、恥ずかしい……です……)
けれど、今は恥ずかしさに負けている場合ではない。
ウエディングドレスを身にまとった御巫の出番はもう目前に迫っている。
恥ずかしさを必死に押さえ込むと、彼女はウエディングドレスの裾をつまんでステージへと歩き出した。
流れてくるのは、純白の洋装とは裏腹に和の音色。
ウエディングドレスでは大きな動きはできないので、と、彼女が選んだのは日本舞踊を元にした舞だった。
ちぐはぐな組み合わせであったが、不思議と独特の魅力のあるステージである。
裾を踏まないように慎重に動きつつ、御巫は危うげなく舞を披露した。
そして肝心のアピールタイム。マイクを手にした御巫は、おっとりとした顔をほんの少しだけ緊張で固くして――口を開く。
思い出すのは、先ほど激しいダンスを見せ付けた、情熱溢れる少女の言葉。
――自分の気持ちに正直になって夢も恋も叶えましょ!
おっとりと物静かな御巫とはまるで正反対のような少女であったが、内に秘める熱い想いは同じである。
さっきの言葉に後押しされるように、御巫はまっすぐに見つめた。
大好きな、
五十嵐 尚輝
先生の方を。
「私、
御巫 時子
は……貴方を生涯変わることなく愛する事を……誓います」
御巫が想いを告げたとき、舞台の袖や梁から御巫のステージを見守っていた鳥たちが一斉に飛び立った。
ウエディングドレスを着た、率直な愛の告白。
彼女の瞳がまっすぐに見つめているその人は――
きれいなドレスだなあ、と自分が愛を告げられていることなどつゆ知らず、そんなことをぼんやりと考えているのだった。
ステージを終えた後、制服に着替えると御巫は足早に五十嵐のもとへと向かう。
どうやら御巫のステージのあと、残っていた仕事を思い出したらしく五十嵐はいったん理科室へ戻ったらしい。
会場でその様子を見守っていた鳥から聞くと、御巫は申し訳ない気持ちを抱きつつ理科室へと向かう。
扉を開くと、そこにはいつものように実験道具をいじる五十嵐の姿があった。
「あの、先生……」
言いたいことはたくさんある。
が、まずは――あの件を。
「先生が言ってた忘れ物って、もしかして、袋に入ってませんでした?」
おずおずと御巫が尋ねると、ああ、と五十嵐は軽くうなずく。
「これですね……すみません。中身を知っていたら決して見なかったのですが」
「いえ、私が悪いんです。本当はお弁当を渡そうと思って……」
そう言うと、渡すはずだったお弁当を手渡す。
「もう遅いですけど、お夜食にでも食べてください」
「ああ……いつも、ありがとうございます」
そう言って五十嵐は弁当箱を受け取った。
あとこれを、と五十嵐が差し出したのは、コーヒーの入ったいつものビーカーだった。
「ステージ、見ましたよ。とてもきれいなドレス姿でしたね」
お疲れ様です、と労いの言葉とともに五十嵐はビーカーを手渡す。
「あ、ありがとう……ございます……」
彼のいつもとまったく変わらないその様子に、ビーカーを受け取りつつ御巫は小さく微笑んだ。
あれほど勇気を出して想いを告げたのに、まるで伝わっていないだなんて。
(でも……私は、そんな先生が……大好きなんです)
それでも一緒にいられるこのひととき。
幸せを胸に感じながら、御巫は苦いコーヒーに口をつけた。
……なんとなく、そんな気はしていた。
スケッチブック片手に会場をふらふらと歩いていた
三宅 葉月
は、実行委員に声をかけられ小さくため息をついた。
盛り上がる前夜祭。出場するつもりはなかったものの、なんとなく――自分は何者かによって出場させられるのではという確信めいた予感を抱いていた。そしてその予感はどうやら今、現実となってしまったようだ。
自分の予感は妙に的中することが多い。念のためと用意していた水着がムダにならなくて、むしろよかったのかもしれない……そんなことを考えながら、三宅は控え室で水着に着替えた。
普段からゴシック系の衣装に身を包んでいる彼女は、水着もどこか神秘的な空気のするデザインだった。深い緑のビキニとパレオは、まるで森の奥でひっそりと水浴びをする妖精を思わせる。露出は比較的高めだったが、扇情的な色香よりも高貴さが先立つような印象だ。
「……まあ、こんなものかしら」
パレオの結び目を整えると、彼女はステージへと向かった。
ふわふわとした神秘的な容貌の三宅。
しかしそんな彼女が見せるダンスは――そんな容姿とは裏腹に、激しいリズムのものだった。
流れる曲はテンポの速いビートのダンスミュージック。普段はまるでアンティークドールのように静謐な雰囲気の少女であるが、ここにきてまるで内に秘めた感情を爆発させたような――しかしアンニュイな表情はそのままに、きらめく刃のような鋭さを持った踊り。
運動は苦手だとしているはずが、その動きの切れ味は抜群である。
普段の彼女を知るクラスメイトたちは、三宅の思いがけない一面に目を丸くし――そしてそのままその独特の魅力に釘付けになる。
そんなダンスを披露し終えた彼女は、無言のまま背後に立てかけられたキャンバスに向き直った。
絵描きの彼女にできるアピール――といえば、絵を描くことに他ならない。
色鉛筆を手に取ると、三宅は感情の赴くままに筆を走らせる。
目一杯ダンスで表現したこともあり、創作意欲が内から湧き出てくるようだった。
爆発しそうなインスピレーションをそっと掬い上げ、四散してしまわないように頭の中から真っ白なキャンバスに投影していく。
わずか3分。その間の時間に彼女が書き上げたのは、恐ろしく緻密でサイケデリックなイラストだった。
その目を見張るような出来栄えに、会場からは大きな拍手が起こる。
そんな観客たちをいつものように物憂げな目で見渡すと、ぺこり、と小さくお辞儀するのであった。
ミスター・ミスコンテストも終盤にさしかかっている。
最後から二番目。ここまでくればトリがよかったかも、なんて考えながら出番を待っているのは
詠坂 紫蓮
だ。
いつか参加したトリエンナーレは、詠坂当人としては失敗と感じる思い出となってしまった。
そのため今回の出場も少し考えたのだが――やっぱり思い出は作りたいという気持ち、そして何より、用意した衣装が思いのほか可愛く仕上がってしまった、という思いから出場を決意したのだった。
(今回は……普通にいきましょう。うん、普通に)
緊張で舞い上がって余計なことを口走ってしまった前回を教訓に。
胸で一言そう唱えると、詠坂はステージへと向かった。
くるくると回りながらの登場は風車のイメージ。風に煽られてゆっくりと回る風車は、やがて風が凪ぐとその動きをゆるやかに止める。そして再び吹き付けた風に合わせて、またゆっくりと回転を始める。
そんなイメージでふわりふわりと舞いながら、詠坂はステージ中央で歩みを止めた。
自分を見つめる観客たちをじいっと一望。わ、たくさんの人がいる……と抑えたはずの緊張感がまた高まってきそうになるが、そこはぐっと抑える。
(平常心よ、平常心……)
そして、詠坂はマイクを手に取った。
「みなさん、私が出てきて……なんか普通、と思いませんでした?」
詠坂の言葉に、思わずうなずく会場の観客たち。
ふわふわ回る詠坂は愛らしさこそあったが、他の出演者たちに比べるとどうしても「フツウ」という印象が先立つものだった。
今年の寝子祭のテーマは人類愛。そしてサイケデリック。
そのどちらも、今の彼女には見受けられない――
そんな観客たちの反応に小さくうなずきながら、詠坂は言葉を続けた。
「そう、これはサイケデリックを乗り越えた、私の姿なのです」
くるくると回って、ぴたりと止まる。
止まる、そう、私の前ではサイケも止まる。
――今、そういうことにしました。そう付け足して、詠坂ははにかんだ。
「不思議な世界に行かなくっても、私には素敵な世界が見えています。皆とこうやってステージを競い合ったり、素敵なパフォーマンスを見たり、こうしてみなさんにお話するのもそう。心が躍りだしそうなくらい、わくわくしてます」
詠坂のまっすぐな言葉に、観客たちはじっと耳を傾けている。
ああ、私また変なこと言っていないかな――そんな気持ちを振り払うと、自分の思いを信じて詠坂は言葉を続けた。
「いつも一緒に遊んでくれるお友達や、その……憧れの人、達だけじゃなくて」
ここにいる皆と楽しめることが、人類愛の始まりだと思います。
はにかみながらそう言うと、その言葉に感銘を受けた1人の生徒が拍手を送る。
「すごく大人っぽい……1年の子なんだ。すごいなあ……!」
そう言って拍手を送るのは、
澪乃 澄佳
だ。
彼女の惜しみない賞賛に続くように、
青龍寺 琴理
もその手を叩く。
「みんなとは違う視点に気づくなんてね。そういう発想もあったのね」
青龍寺にとって、今年最後の寝子祭。三年目にして、改めて自分がこの寝子高という環境や周りの友人たちに支えられてきたことに気づく。
ステージ前方の方で拍手をしながら、素敵な考えよ、と青龍寺は言葉を送った。
その小さな拍手はやがてどんどんと大きくなり、やがて会場中を包むような響きになる。
自分に向けられたその音。拍手の大きさ。みんなの笑顔。これが人類愛ってやつなのかな、と自分で言ったことを実感しながら、詠坂はぺこりを頭をさげた。
「ということで! サイケデリックを乗り越えた私が、踊りだしそうな気持ちで人類愛を語らせてもらいました!」
みなさんも、くるっと回ってぴたっとしてみてくださいね!
そう言って詠坂はウインクをすると、ふわふわくるくる、ぴたっ、の動きでステージを後にするのだった。
そしていよいよミスター・ミスコンテストの最後。
トリを飾るのは、きらきらとした寝子高のアイドル、
夢宮 瑠奈
だった。
みんなに愛されるためにはみんなの前に出なくっちゃ! という実にアイドルらしい発想で今回の前夜祭にエントリーをした夢宮。
舞台のイメージは月世界。ステージ中央には月を模した椅子が置かれている。
ステージが暗転したかと思うと、きらきらとした、しかしどこか神秘的な音楽が流れ始める。
ぼんやりと月が輝くような薄闇の中、夢宮はムーンウォークで歩いていく。
重力を感じさせない軽やかな動きで中央へと歩くと、月の座の上にちょこんと腰掛けた。
彼女が身にまとうのは、薄いひらひらとしたパレオが目を引く衣装だった。
水着というよりは踊り子のような衣装で三日月に腰掛けている様は、まるで神話の中の月の妖精のようである。
三日月を揺らしながら腰掛ける夢宮。
そんな彼女をスポットライトがパンと照らし出したとき、幻想的な雰囲気は一転。明るく軽快なアイドルソングが流れ始める。
マイクを握り締めると、夢宮は声を張り上げ歌い始めた。
スポットライトを私に合わせて
今日もスマイル準備はおっけー☆
君の心のスイッチどーだい?
私のステージ注目どうぞ♪
だけど やっぱり まだこわくて
ためらって てをのばし つかめない そのうでを……
だから こうして 君の前で
ためらわず そのこころへ このうたを 渡したい……
スポットライトをあなたに合わせて
今日も飛び込む準備はおっけー☆
私の心の覚悟はどーだい?
きみは笑顔の用意をお願い♪
そのままチャンネル私に合わせて
ずっとみていてほしいの
だって私は 君のことが……
なんてね それはまだ秘密☆だよっ
明るくて純粋で、けれどどこか物悲しくて切ない。
そんな女の子らしさを目一杯詰め込んだような歌に、会場は手拍子を送る。
「る・な、きったああぁぁー!」
拳を振り上げ、人一倍大きな声で声援を送るのは
桃川 圭花
だ。
夢中で叫んだあと、さすがに恥ずかしかったのか、周囲の視線を受けてこほんと小さく咳払いをする。
可愛らしい衣装に身を包みながらも、夢宮の歌はどこまでも真剣だ。
(だってあたしはアイドル。みんなに愛されて初めて輝くことのできる人間だから)
だから、みんなに愛されることに、真剣にならなくっちゃ。
そんな思いをポップな歌声に包み隠し、夢宮は誰もが魅了されるような明るい笑顔をステージから振りまいた。
みんなのために、そしてあたしのために。
楽しい寝子祭を作り上げるために。
(前夜祭、しっかり盛り上げていかなくちゃ!)
そんなアイドルの健気な思いに答えるように、会場は熱い声援に包まれるのだった。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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