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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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高梨 彩葉
がミスコンテストに出る理由――
貴重な高校生活、少しでも楽しい思い出作ってみようかな。
という気持ちと、そして何より彼女の心に浮かぶのは、誰よりも大好きなあの人の顔。
(それに……拓郎にもいいとこ、見てもらいたいし)
そうして彼女が選んだのは、ミスコンテストの水着部門。
この間一目ぼれして買った水着は、白のフリルがたっぷりとついた可愛らしいデザインのもの。青と白のスポーティな色合いをしているが、女の子らしさも充分に詰まった魅力的なビキニタイプだ。
コンテストだからといつもは目を隠すほど長く下ろしている前髪をピンで留めると、普段は隠された青い澄んだ瞳があらわになる。
「うう……前髪を上げるのはちょっと恥ずかしいけど、変、じゃないよね」
控え室の鏡で何度もチェックするが、慣れない姿はどうにも落ち着かない。
けれど、今日は大好きな彼にしっかりと自分の姿を見てもらうのだ。
(恥ずかしいし緊張するけど、張り切っていかなきゃ!)
ぎゅっと表情を引き締めると、出番を迎えた高梨はステージへと向かって行った。
踊りながらの登場とはどうにもハードルが高い。
慣れないながらも、「一番踊りやすそうなやつで!」という高梨の無茶振りにしっかり答えてくれた実行委員の選曲に合わせて体を動かす高梨。さわやかな夏を思わせるダンスビートは、今日の彼女の格好にピッタリ似合うものだ。
取り立ててダンスが得意というわけではないが、明るくノリのいい性格の高梨。
その動きはぎこちないながらも、くるっと回ってウインクやピースを会場に投げるたびに、その等身大の女の子らしい可愛さが受けて会場は大きく盛り上がる。
ちょっと恥ずかしいな、とはにかみつつダンスを終えた高梨は会場に大きく手を振った。
「どうも、高梨彩葉です! ダンスは慣れなくって、あんまりうまく踊れなかったけど……」
そこで一息吸うと、彼女はステージの上からひとつの顔を探す。
すぐに見つかった――こちらを見つめる、
志波 拓郎
の姿が。
「え、えっと……可愛いぞ!」
あまり人前で大きな声を出すタイプではない志波。それでも彼女に向けて懸命に声をかける。
ついさっきまで立食の食べ物を食べていた彼だったが、大好きな彼女の出番と聞いて人を掻き分け慌てて前列の方にやってきたのだ。
目と目があって、高梨は小さく笑う。もちろん彼に向けて。
そしてその笑顔のまま、マイクに向かって宣言した。
「それでは今から、この歌を――私の恋人に捧げます!」
流れ出したのは、きらきらとした軽快なサウンドのイントロ。
高梨らしい明るく飾り気のないラブソングに、のろけた空気もあいまって会場は大きく盛り上がる。ちらほらと爆発しろー、とひがみ混じりの声が聞こえてくるものの、そんな空気は想定済み。そんな声にぱちりとウインクで応じてみせながら、高梨はその歌を歌いきる。
その歌が自分に向けられたものと知って、一気に赤面するも――
志波は、気がついたらステージへと向かって駆け出していた。
「い、い……彩葉、さん」
歌い終えた彼女のもとへとやってきた志波。
突然現れた彼に、高梨は驚いたようにその青い眼を丸くさせながらも、嬉しそうに顔を緩める。
「どうしちゃったの、志波っち」
しばし2人は熱く見つめあい――
キスでもするのか! と観客が大いに盛り上がったところでふと我に返る。
いったい自分は全校生徒の前で何をしているんだ――!?
志波は一気に素に戻り、途端におろおろしだす。
「あ、す、すみません。つい……」
気恥ずかしさで小さくなる志波の隣で、高梨は笑顔を見せる。
ありがとね。拓郎。
彼にしか聞こえない声でそっとそう囁くと、彼の手をとって一緒にステージから降りるのだった。
やり切った。好きな人に好きって言えた。
あとは結果を待つだけ――
そんな2人の熱いパフォーマンスを目の当たりにして。
(……ずいぶん見せ付けてくれるじゃない)
ステージ袖からその様子を見ながら小さく呟いたのは、
最上 るるか
だ。
好きな人に好きって言えたらどんなにいいだろう。
そして、好きな人が好きって言ってくれたら――
「最上、いよいよ次が出番だな」
ぼうっとそんなことを考えていた最上は、ふと肩を叩かれびくりと小さく震える。
「び、びっくりするじゃない!」
振り向いた先にいたのは
篠崎 響也
だ。実行委員の裏方として忙しそうに奔走していた彼だが、友人の最上が出番を控えていると知って舞台袖まで応援に来てくれたのだ。
「驚かせてすまないな。……その衣装、似合ってるよ」
彼女が身に纏っているのは、ベリーダンスの踊り子を思わせる極彩色の衣装だった。
篠崎のその何気ない言葉に、最上は大きく胸を高鳴らせる。
けれど、そんなドキドキは必死に押し殺して、いつものように愛嬌と自信に溢れた笑顔を浮かべてみせた。
「当たり前でしょ、あたしだもん。全校生徒を魅了してやるんだから」
そう言って嫣然と微笑む最上。
その笑顔に今度は篠崎がどきりとする番であったが――最上は気づいていない様子だ。
「じゃ、言ってくるね」
彼にそう言うと、ステージへと向けて歩き出した。
彼女が一歩歩みだすステージには、ドライアイスが焚かれている。
観客からはシルエットしか見えない中、最上は中央へと向かって歩いていく。
ステージ中央へとついたとき、ドライアイスは消え――エキゾチックな衣装に身を包んだ踊り子がその場に現れる。
流れるダンスミュージックに合わせて、踊り始める最上。
その妖艶な腰つき、蠱惑的な表情――とても高校生とは思えない色香あるベリーダンスに、会場の男子たちは一気に目を奪われる。
彼女の匂いたつようなアピールは、それでは終わらない。
曲が盛り上がるにつれて、羽織った大き目のショールを、腰に巻きつけたパレオを、足をふんわりと包むシースルーのボトムを、一枚一枚脱ぎ捨てていく。ふわりと衣装が観客席に投げ込まれるたび、布地にたっぷりとしみ込ませたイランイランの香水があふれ返る。
徐々に露になっていく彼女の――魅力のつまった体に、会場中は期待と興奮に包まれる。
特に男子の目線は、嫌でも目につくその体のラインに釘付けだ。
「いいわよ、るるか! 素敵よ!」
口に手をあてて応援するのは
桃川 圭花
。
いつもはライバルである最上だが、桃川の出場はミスコンではなく裏ミス。今日だけは心置きなく応援できるわね、とあらん限りの声を出して声援を送る。
「るるかちゃーん! 最高だーっ!」
そう言って、
八十八旗 信彦
も声を張り上げ彼女にむけてバラを投げる。
聴覚も、嗅覚も、そして何より視覚を独り占めにする最上のステージ。
腕のパフスリーブも放り投げた今、彼女の豊満な体を包み隠すのは上下のきわどいビキニのみ。彼女の晒されたその肢体を隠すかのように、ジャスミンの花びらが舞い落ちる。
形のいいへそを見せ付けるように腰を振りながら、花びらと極彩のスポットライトの中をくるくると優雅に舞い続ける。
やがて踊り終える頃には、最上の息はすっかりと上がってしまっていた。
大きく息をしながら、頬をかすかに火照らせながら、それでも堂々と最後のポーズを取ってみせる最上。
マイクを手に取ると、大きく息を吸ってそこでようやく声を張り上げる。
「この会場にいる人全員――あたしの魅力でめろめろにしちゃうんだから!」
覚悟なさいっ、と高らかに言うと、既にめろめろになった男子諸君から圧倒的な歓声があがる。
拳を振り上げ自分を認めてくれる男子たちの中に――彼の姿はない。
実行委員の仕事で、今も裏方に回っているのだろうか。
それとも、きっとどこかで見ていてくれているのか――。
(きっと、見てくれてるよね……響也)
マイクをぎゅっと握り締めると、意を決して最上は口を開いた。
「実はあたし、今、恋をしています」
その彼女の言葉に、今しがた彼女に恋に落ちてしまった男子生徒たちから悲痛な声があがる。
「ミス寝子高の座をゲットした暁には――トリエンナーレで果たせなかった告白のリベンジをしますっ」
堂々と言い切った彼女の宣言に、会場は大きく盛り上がる。
ここまで言ってしまったらもう後にはひけない。最上は勢いに乗ったまま言葉を続ける。
好きよ、大好き!
アラビアンナイトの財宝なんて目じゃないくらいに!
寝子高にきてホントによかった。
そんな思いの丈を――彼の名前は出さないまま、大きな声で伝える。
そこまで言って彼女は、それまでの色気と自信に満ちた表情から、年相応の恋する少女に戻って笑って、言った。
「ここでできた友達や好きな人は、一生の宝物になるから。だからみんなも、自分の気持ちに正直になって、夢も恋もかなえましょう!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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