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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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出番を控える者と出番を終えた者で、ひしめき合う控え室。
急遽出番が決まったクラスメイトの
朝鳥 さゆる
をステージに案内した
浅山 小淋
は、演技を終えて控え室へと戻ってくる彼女を笑顔で迎え入れる。
『お疲れ様、素晴らしいステージでした!』
さらさらとプラカードに文字を書くと、彼女に示して見せる。
そんな浅山は軍服風の衣装に身を包んでいた。実行委員のひとりである浅山であるが、一方で彼女もこのミスコンテストにエントリーをしていたのだ。
ねぎらってくれた浅山に少しだけ表情をほころばせた朝鳥は、それより、と口を開く。
「小淋もそろそろ出番なんじゃない?」
朝鳥がそう尋ねると、浅山はこくこくとうなずいた。
『ええ、緊張しますけど……がんばってきます!』
浅山はそう言ってうなずくと、プラカードを片手にステージへと歩き出した。
取り立ててダンスが上手いというわけではない。
むしろ体力は少ない方で、ちょっとした運動ですぐに息があがってしまう。
それでも、せっかくの前夜祭を少しでもみんなに楽しんでもらいたくて――その一心で浅山は慣れない衣装に身を包みながらも、精一杯ステップを踏んでみせる。
その動きはかなりぎこちないものであったが、その一生懸命がんばっている様子が逆に観客の心をつかんだようだ、がんばれー、という声援と手拍子が、彼女の背中を押すように会場のあちこちから巻き起こる。
「やっぱり小淋さん、すっごく可愛いです! がんばってくださーい!」
寮で彼女の同室である
哀坂 零葉
は、友人の頑張る様子に夢中で声援を送っている。
ステージで輝く彼女はすごく魅力的だ。あとで写真を送ってあげよう、と浅山の可愛らしい勇姿に向けて何度もシャッターを切る。
そんな応援に照れたように小さくはにかむと、無事に踊りきった浅山は会場に向けて深々と一礼をする。
『みなさん、声援ありがとうございます!』
幼い頃の病が原因で声を発することができない浅山。
そんな苦労を感じさせない明るさで笑顔を見せると、彼女は感謝の言葉をつづったプラカードを大きく掲げてみせた。
いつもより大きなプラカードに、いつもより大きな文字で。
それでも後ろの観客にまでは自分の言葉は届いていないだろう。
自分の思いを、ひとりひとり、会場のみんなに聞いてもらいたい――。
そんな浅山の強い願いは、このステージの上で現実となる。
「……みなさん、声援ありがとうございます!」
浅山は口を開いた。会場に響くのは、可愛らしい少女の声。
それは浅山の喉から出たものではない。彼女が用意した合成音声ソフトでの言葉を、あらかじめ音響担当に渡していたのだ。
「前夜祭は楽しんでもらえているでしょうか? みなさん、どれも素敵なパフォーマンスでしたね」
マイクを片手ににこにこと笑いながらいう浅山。
まるで本当に彼女がしゃべっているようで――浅山の事情を知らない者にとっては、何の違和感もなく彼女が話しているのだろうと思うほど、その様子は自然だった。
「いよいよ明日は寝子祭本番! まだまだこれからです!」
そう言うと、浅山は大きく拳を振り上げる。
「明日も――盛り上がっていきましょうっ!」
その声に、観客たちも応じるように力いっぱい拳を振り上げるのだった。
そんな浅山の出番をステージ脇から見守っていたのは、
黒兎 都
である。
手違いでエントリーをされてしまっていた彼女。ぜったいに嫌だ、というわけではなかったのでそのまま参加を受け入れ水着に着替えたものの――興が乗らなかったらボイコットしてやればいいか、くらいに考えていた。
しかし……浅山のステージを見て、どうやら気が変わったようだ。
(実行委員もけっこう頑張っとるみたいだし、いっちょやってみっかの)
といっても、入場のダンスもアピールもろくに考えていない黒兎。
そのことにはたと気づいたときには、もう時既に遅し。
「次の出場者は、黒兎さんでーす!」
あれよあれよという間に名前が呼ばれ、ダンスミュージックが流れ出す。
いよいよ退路を絶たれた黒兎は、もうどうにでもなれとまったくノープランのままステージへと繰り出した。
ダンスには詳しくなく、せいぜいゲームセンターのダンスゲームで遊んだことがある程度だ。
しかしゲームでならそれなりにやりこんでいる。
(ダンスっていっても、要はリズムに合わせて手足を動かせばいいだけ……のはず!)
ゲームとはいえやりこんでいただけあって、リズム感はそれなりに鍛えられている。
踊りやすいアップテンポの曲に合わせて、ぎこちないながらも手足を動かす。
あまりダンスは得意ではない。短めの曲で、と実行委員に事前に頼んでいたためか、さほど踊りを披露することなく曲は終わった。
ふう、と第一関門をクリアしてまずは一息。
次は――3分間のアピールである。
彼女が身につけているのは、しなやかな小動物を思わせる黒いぴたっとしたセパレート。
セクシーさよりも健康的な印象の強い水着姿。それはそれで魅力的ではあるのだが、彼女自身は自分の水着姿を見て盛り上がるようなヤツはいない、と考えていた。
そう考えていたうえで、すうっと息を吸って声を張り上げる。
「お前らあぁーっ! イケメンと可愛い女子を見たいかーっ!?」
黒兎の唐突な絶叫に、観客はぽかんと呆気にとられた顔をする。
が、中でもノリのいい一部の生徒たちは、彼女の言葉に応じるように拳を振り上げる。
「見たーい!」
そんな返事に、うんうんと満足しつつ黒兎は言葉を続ける。
「貴重な光景を目に焼き付ける準備はできてるかーーーー!!」
「できてるーーっ!」
これからどんなパフォーマンスを魅せてくれるというのか。
期待に胸を躍らせながら観客はそう答えた、が――
「んじゃ、うちの次の子たちを愛でるとよい。前の子もそうだったが、優良株揃いだからの」
あっさりそう言うと、黒兎はさっさとその場を立ち去ろうとした。
そんな彼女に、観客席から声がかかる。
「そんなこと言っちゃってー! ミヤコちゃんだってカワイイじゃないかー!」
声を大にしてそう言うのは、
八十八旗 信彦
である。
ぶんぶんと手を振りながら、前髪アップにしていこうぜー! と声を張り上げている。
そんな彼の言葉に……はあ、とため息をつくと、去る足をぴたりと止める。
「あ、ひとつ言い忘れてたけど。そこのチャラいのみたいに、はしゃぎ過ぎて写真とか撮っちゃいたくなるかもしれないけど」
本人に許可も得ないで盗撮するのは絶対だめよ、とひとつ忠告。
わりとそういうのは大事、うん。そう独り言を言いながら、今度こそ立ち去っていく黒兎であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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