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【寝子祭】前夜祭ダンシングアピール
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ペンキアートで大きく盛り上がった会場。
その余韻が残る中、ステージに颯爽と現れたのは――仮面をつけた1人の少年だった。
「レディース&ジェントルメン! 今日の寝子祭を楽しんでいますか?」
はっきりとした声が会場に響き渡る。
その堂々とした存在感に、ざわついていた客席は一気にステージに注目した。
観客たちは皆生き生きとした表情をしている。それほどまでに今日のパフォーマンスは充実したものであったからだ。
その様子を一望した少年は、仮面の下で小さく笑う。
「どうやら楽しんでもらえている様子。――ではこの僕が、皆様をもっと楽しませてみせましょう!」
そう言うと、彼は手のひらからぼうっと火を出した。
まるで魔法のようにゆらめく炎。その炎は超自然の――ろっこんの力によるものであったが、これまでも意匠をこらした様々なステージを見てきた観客たちは、これも何かしらの手の込んだ芸なのだろうと解釈する。
その炎を自在に操りつつ、仮面の少年はアクロバティックなダンスを見せる。
炎の形はその動きに合わせて大きく揺らめき、形を変え、しかし決して主を飲み込むことなく忠実に彼のダンスにつき従っている。その変幻自在な炎と見事なダンスに、観客たちは目を奪われる。
入場のダンスアピールを終え、少年は軽く一礼。
「どうでしたか、僕の炎の舞は」
そう言うと、仮面を外してみせた。
仮面の下から現れたその顔は――1年4組、
灯 斗南
のものだ。
クラスではどちらかというと平凡、あまり目立ったことをするタイプではない彼の登場に、クラスメイトや知人たちは驚きの声を上げる。
その反応をステージから眺めつつも、灯は言葉を続ける。
「アピールタイムでは、ひとつ歌を披露しようと思います」
そう言うと、灯はステージ中央のマイクスタンドを手に取る。
流れてきたイントロは、とある特撮番組のテーマソング。知っている者もいるのか、会場の一部からは嬉しそうな声が聞こえてくる。
「歌います、マスカレイダーマルス主題歌、『アクト・ユアセルフ』!」
人は産まれた時から 自分と言う役をを演じる
筋書きのないドラマ 思い通りにならないキャスト
いっその事投げ出して、端役でいたくなる
でも、それでいいのか?本当にそれでいいのか?
困難に負けて 役を降りて いったい何が残る?
演じ切って見せろよ 自分自身と言う役を
最高の幕引き目指して 演じ続けろ!
どこまでも 誰でもない自分自身を…
普段の彼からは想像もつかないほどの、堂々とした歌いっぷり。
よく通るいい声で最後まで歌いきると、深々と一礼、そのまま颯爽と舞台を降りていく灯であった。
続いての出番は――先ほど七音のアピールを複雑な気持ちで見守っていた、
桐野 正也
だ。
陸上部副部長を務めるスポーツ少年であるが、今日ばかりはホスト部としてカッコいいところを見せなきゃな! と気合を入れて準備をしてきた。
ワイシャツとバーテンのベストに身をつつんだ桐野は、普段より大人びて見える。
びしっと整えられた自分の姿を控え室の鏡で見て、よし、と満足げにうなずく。
――が、その満足げな「よし」という気持ちがもくもくと背後からまるで漫画のフキダシのように浮かび上がりつつあるのを見つけ、慌ててそれを手で叩き消した。
厄介なことに、桐野はろっこんの力に目覚めて以来、考えていることがこのようにフキダシとなって現れる現象に見舞われてしまっているのだ。煙のようなもので叩けば消えるものの、ステージ中に発動してしまってはたまったものではない。
(頼む、ろっこん……今日だけは静かになってくれよ……!)
無心、無心、とひたすら心を落ち着けながら、ステージへと歩き出すのであった。
お盆にグラスとボトルを乗せ、颯爽と入場する桐野。
大人びた音楽に合わせてステージに登場。お盆のものを落とさないスタイリッシュな入場でキメようと思ったのだが――早速ボトルを落としそうになり、慌ててキャッチ。
しかしそんな動きも、観客にとってはパフォーマンスのひとつに映ったのだろう。ぱちぱちと拍手が起こり、桐野は内心どきどきとしつつもホストらしく余裕ある笑顔を観客に向ける。
(よかった……アドリブだって気づかれてはないみたいだな)
ホストを演じるとなると、とにかく余裕ある大人の魅力で攻めていかなければならない。
じたばたとした動きを悟られなかったことに安堵しつつ、桐野は観客に一礼してみせた。
続いてのアピールは、バーテンの技としておなじみのフレアバーテンディングだ。
用意したボトルとシェイカーをステージ上のテーブルに並べると、一番簡単な動きではあるものの、手際とキレのよさでカバーしつつドリンクを作ってみせる。
入場のときと打って変わってアップテンポなリズムの曲が流れる。その音楽にあわせてグラスに次々とドリンクを注いでいく。
並べられたグラスには、サイケデリックな色とりどりのカクテルが。
「おひとつどうぞ、お嬢さん」
そのうちのひとつ、鮮やかなピンクをしたグラスを手に取ると、最前列の女子生徒に振舞った。
「わ、飲んでいいんですか、これ!」
びしっとキメたホストに声を掛けられた女子生徒は、高揚しつつそのグラスを手に取る。
「ええ。あなたをイメージして作りました。ピンクグレープフルーツとレモンのカクテルです」
――もちろん、ノンアルコールなので安心してお飲みください。
笑顔でその一言を忘れない桐野。文化祭でアルコールを振舞うなど停学ものである。
女子生徒はちびちびとそのグラスのドリンクを飲み干すと、おいしい、と表情を緩める。
ノンアルコールではあるものの……目の前のホストの空気にすっかり酔ってしまっているようだ。
そんな女子生徒にありがとう、と告げると桐野は観客席に向けて恭しく一礼をする。
(……よかった。フキダシは出てこなかったみたいだな)
クールに決める表情のその下で、そんなことを考えつつ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
花村翠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
82人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年08月15日
参加申し込みの期限
2015年08月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年08月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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