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――だいすきなともだち
『今宵は、珍しく愛らしいメッセージをお伝えしましょう。
後木 真央
さん、貴方へペロンさんからのメッセージです』
――ふんふんふん……ふぉん、わふぉん!
「ペロン?」
不意に、
後木 真央
は顔を上げた。ラジオを聴いているうちに眠っていた少女は、急に聞こえてきた犬の声で眼を覚ましたらしい。押さえ気味だが、その重低音は静寂に染み渡っていく。
ペロンというのは、真央が可愛がっていたピレネー犬の雑種で、祖父の家の近所にあった『角屋』という店の女主人の愛犬だった。元々は彼女の息子が飼っていたそうだが、引越し先で飼えなかった為その家に来たと言う。
よく調教された老犬であったが、なかなか大きいためお年寄りが散歩させるのは厳しかった。その頃祖父の家で暮らすようになった真央は、その白くて大きな犬に心惹かれ、その日のうちに飼い主である女主人に直談判したものだ。
「ペロン、なのだ……?」
幼い日の事を思い出しながら真央が問いかける。
――へっへっへ……わふぉん!
「ペロン! やっぱり、ペロンだったのだ!」
真央がぱっ、と顔を輝かせる。彼女の脳裏にはペロンと散歩した日々のことがありありと浮かび上がった。
大きな犬だった。さすがに朝と晩2回あわせて2時間散歩させても、子どもの走るスピードじゃ足りなかった。だから、叔父のルームランナーまで使って走らせていた。貸してくれていた叔父も真央と一緒に結構散歩をしてくれていた。
その後、女主人が入院してしまい、ペロンは真央の家の子になった。最後は病気になったペロンを犬車にのせて引っ張って散歩して……4年半一緒に暮らしていた。
「ペロン、真央ちゃん元気なのだ。そっちはどうなのだ?」
ラジオから聞こえた声にそっと語りかける真央。だが、暫くの静寂の後、聞き覚えのある声がラジオから聞こえた。
『ペロン、そろそろ帰るよ。真央ちゃんもお腹壊さないようにね』
「ツタばあちゃんっ!」
ペロンの飼い主であった女主人の声に真央は僅かに泣きそうになった。ペロンの声だけでも胸に響いたと言うのに……。
女主人の声と共に遠くなるペロンの吼え声。真央は涙を眼に浮かべながらラジオを切り、静かに笑った。死んだ後、大好きな人に会えるならこの世界は存外悪くない……かもしれない。
「またね、ペロン、おばあちゃん」
真央は静かにそう言って涙を拭った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月10日
参加申し込みの期限
2015年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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